なつみかんの木々を見上げて

野草大好きなつみかんです。
植物園や身近な場所の植物を紹介します。

春の顔見世につられて・・・~京都府立植物園(速報)

2020-01-26 05:36:38 | 植物

週末、思いがけず晴れ時々曇りの予報。
気温もそこそこ暖かそう。
そこで、1月24日発行の週刊植物園をチェックすると・・・
なになに?植物生態園で「こんなに早く春の顔見世」!?
これは行くしかありません。1月初めに行った京都府立植物園に、また行ってきました。
もちろん植物生態園に直行です。

・・・あらら、頭は見せてくれてるけど、まだ蕾ばかりじゃないですか。


そうなんです。
しいちゃんのお庭ではとっくに最初の一輪がお目見えしたセツブンソウ、今か今かと待っていました。
ついに咲いたと思ったのに~
おや、あそこに!


遠くで横を向いて咲いていた一輪を発見!
そういえば、去年も一昨年も、最初に行ったときは早すぎてたった一輪しか咲いていませんでした。
そういう意味では今年も一番乗りかも。
また2週間後くらいに行ってみますね。

そしてもう一つ、「顔を出した」報道のあった花・・・やっぱりあるはずの場所に見当たりません。
必死で探して見つけたのがこちら。


フクジュソウの蕾でした~
午後まで待ってみましたが、花は開きませんでした。
こんなのを期待していたのですが・・・(3年前の2月4日の写真です)


こちらも2週間後には沢山咲いていることでしょう。
春の足音がいつもより早く近づいていると思っていましたが、過去の写真をみるといつもと同じですね。
近くに咲いていたウグイスカグラ。
こちらは、週刊植物園にも載っていませんでしたが、綺麗に咲き始めていました。
花に毛がないので、ミヤマウグイスカグラではなく、普通のウグイスカグラです。
二個一のピンク色が可愛いです。


少し離れたところには、もうヤマブキがぽつぽつ咲いていました。
もう咲いてるのか、迷い咲きか・・・

「私、間違えてもう咲いちゃったの」という風情でしたが・・・

最後に生態園で出会ったこちら。
そう、ヤマガラです。何をしているのかと思ったら・・・


ごくごく。あ~美味しかった。
竹筒から出る水を飲みにいていたのでした~
こんなの家でも作ったら鳥が来るかな~
 

とりあえず、速報でした。
明日はまた宇治市植物公園の続きです。
そのあとで、京都府立植物園の特集にしますね~

【撮影:2020/1/25 京都府立植物園】

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早春の黄色い花たち~ウィンター・ガーデン in 宇治市植物公園(2)

2020-01-25 06:21:08 | 植物

宇治市植物公園ウィンターガーデン第二弾です。
ハーブ園を抜けて歩いた先に見えた黄色いお花畑は何?
近づくと・・・


菜の花畑でした~
前に行ったときはたった一輪咲いていただけでしたが、今は満開!


正確には、ハナナ(アブラナ科)。品種名は伏見。
この時期になるとどこのスーパーにも「花菜」や「菜の花」が並びますが、この伏見という品種が主流のよう。
親切にも「伏見」と書いている商品もあります。

植物園の説明 → (クリックすると大きくなります)

修景池の向こうから見た光景。

遠くに黄色い菜の花が見えます。
タペストリーの広場にも・・・春みたいですね~

同じ広場の反対側にあったこの謎の物体・・・


よく見ると手前の下の三角の部分に「入り口」と書いてあります。
??と思い、説明を見ると・・・ → (クリックすると大きくなります)

ドームハウスと書いてあります。中に入ってゆっくりくつろぎながら、タペストリーをご覧下さいということのようです。
早速扉をあけて(左)、入ってみました(右)
 

むむむ・・・中は温室効果で暖かいのですが、いかんせん塩ビ製(?)のシート越しに見るので、向こうはぼんやり。
おまけに、内側からの取っ手がないので、戸を閉めることができません。

まあ、少々の不具合はあっても、一人のんびり囲いの中でのんびりできるのはいいですね~
でもちょっと思いましたが、周りに沢山の見物客がいたら落ち着かないでしょうね。
空いててよかった!

他にも、透明感のある花弁が素敵なロウバイ、こちらも満開でした。


中央にオレンジ色の輪っかがある満月ロウバイ。その輪っかを満月に見立てているそうです。


まだ蕾ですがギンヨウアカシアや・・・


やたら元気で綺麗なヒイラギナンテン!


春の花には黄色いものが多いのですが、1月、まだ立春にもなっていないのに、もう黄色い花の花盛りです。
幸せいっぱい、元気いっぱいになれたかな~

(つづく)

【撮影:2020/1/19 宇治市植物公園】

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ハーブの園~ウィンター・ガーデン in 宇治市植物公園(1)

2020-01-24 05:26:09 | 植物

先週末に宇治市植物公園に出かけました。
まだお正月の空気を残すプロムナードを進みます。



宇治市植物公園はちょうどウィンター・ガーデンの真っ最中。
そりゃ、冬なんだから冬の庭でしょ、てなもんですが、ここの植物園はちょっと違う。
随所に植物園スタッフの工夫が見られ、冬でも楽しく散策することができます。
温室の観察会もありますし、季節季節の花もそこここに咲いています。
また、園内のあちこちに「何これ?」みたいな面白い飾りなどもあり、結構飽きません。
週末には、いろいろなイベントも用意されています。
これから、少しずつご紹介していきますね!

いってらっしゃい!
二度目の登場の女の子。


最初はハーブガーデンです。
いつもはモミジ園から始める散策、今日は逆回りにハーブ園から歩いてみました。
途中、大きな枝垂桜。花のシーズンになると無料夜間開園があり、お花見の人で賑わいます。


まず出会ったのがこちら。
遠目には枯れ葉がいっぱい残った木にみえますが、葉の隙間をのぞき込むと・・・
あった!あった!
 

そう、シナマンサクの赤花です。
マンサクと違い、花の時期に葉が残っています。
「まんず咲く」の名の通り、早春に咲く花ですが、ここ宇治市植物公園のシナマンサクはその中でも一番に咲きます。


冬の定番、ローズマリーも。
挿し木で簡単に増やせると聞き、前に職場の人に分けてもらったのですが、あっという間に枯れました・・・
もう15年近く前のことなので、そろそろ再挑戦しましょうか。


前に京都府立植物園で赤い花を見ましたが、こちらでは白花。
ギョリュウバイです。


遠目にはもじゃもじゃした灌木ですが、花は独特の雰囲気がありますね。
ギョリュウバイ(マオリ語でマヌカ)はニュージーランド原産の常緑低木。
マヌカを蜜源とするマヌカハニーは、その卓越した抗菌力と美肌効果で、各界の有名人にももてはやされているとか。
そう言えば、京都駅構内にあるワッフル店でも「マヌカハニー入り!」と大きな文字で宣伝していました。
そのほかにも、葉をせんじ薬やお茶にするそうで、tea treeの別名もあるそうです。
結構お役立ちの木なんですね~
 

あれ、大げさに「ハーブガーデンのご紹介」と書いたわりに、花がない(笑)
おっと、可愛い鉢のお人形発見!



冬の植物が少ない時期は、こんな工夫で楽しいお庭に!とのこと。
でもまた春になったら、これを解体して、花を植えるのかな~

そして、ハーブガーデンを抜けて見えてきたのは・・・

(つづく)

【撮影:2020/1/19 宇治市植物公園】




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水鳥のかんさつ

2020-01-23 05:19:40 | 鳥さん

遠くまでお出かけする時間がないので、いつもの池と川に水鳥のかんさつに行きました。
あたまがボサボサの鳥がいました。


目がきんいろなので、キンクロハジロといいます。

あそこにもボサボサがいます。


ボサボサというよりパンクファッションみたい。
あれ、長い足で首をかいていますね! けっこう器用です。

池には沢山の水鳥が来ています。
近くの集団と、遠くの集団。
近くにいるのはいつものキンクロハジロですが、遠くも同じでしょうか。
目いっぱい望遠でパチリ。


灰色の体に、茶色い頭。
ホシハジロの団体さんでした。昼はくつろぎタイム?全部お休み中。

こちらのマガモちゃんたちも大半寝ています。マガモはサギと仲良しです。


おや、よく見ると左端の一羽はマガモではなくて、コガモですね。
それに立ち上がって羽をバタバタしているのはオカヨシガモかも。

マガモといえば、人が近寄るとさーっと寄ってきます。相変わらず餌を期待しているようです。
でもないとわかると、さっさと向こうに去っていきました。


去っていくといえば、今年初見のこのカモ。ハシビロガモ(♂)です。
よく見ると、羽の色と模様が実に複雑。


その時、後ろの方から猛然と泳いでくる一羽のカモ。
お分かりでしょうか。くちばしの先を水に入れて低い体勢でぐいぐい水を掻いていきます。


お父ちゃん、待って~

カモの航跡の違いお分かりになりますか?(笑)

やっと追いついた!!


ふう。
ハシビロくん、もうちょっと奥さんに優しくしてあげてね~

(おしまい)

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宇治川点景1月

2020-01-22 05:52:34 | 植物

久しぶりに宇治川を歩いてみました。
この季節は寒いだけで何もない・・・と思っていましたが、、、

カラスノエンドウ(マメ科)


セイヨウカラシナ(アブラナ科)


セイヨウカラシナとセイヨウアブラナの花はとてもよく似ていますが、葉柄があるのがセイヨウカラシナだそうです。
見かけた株はどれも葉柄があったので、セイヨウカラシナ認定。
写ってないけど(笑)

毎年見ていますが、この辺りはセイヨウカラシナが優勢のようです。

他にも、紫色が濃くなったヒメジョオンや、


お!カラスウリが


と思ったら、コバルトブルーがチラリ。
分からないままパチリと撮ると・・・


うわ~、カワセミちゃんじゃないですか!
ちゃんと撮りたかった!
この後すぐに舞い降りて、二度と目の前には現れませんでした。

ガッカリしていると、つんつくコンクリートの上を歩く鳥が・・・

ホオジロです!今の時期、結構逃げずに目の前に出てきてくれます。

季節のお花、スイセンもちらほら。


令和の枯れススキです。
ふんわりが綺麗にとれなくて残念・・・


ところで、ショックなことがひとつ・・・
これをご覧ください。


え、川でしょ?
そう。そうなんですが、去年の7月頃はこんな感じ。
(ダム放流中で水が多いですが・・・)


10月頃はこんな感じで・・


そうなんです!
河川工事で、中洲の木々が伐採されました。
昨今の豪雨などをみると、上の写真のような状態は危険なのでしょうね~
流域に住むわれわれにとっては、ありがたい工事なのですが、ちょっと残念に思う気持ちも・・・
それにしても、宇治川って結構広かったんやと思いました。
伐採された木は積み上げられていました。


この後は浚渫されるのでしょうか。
どうなっていくのか、引き続き見ていきたいと思います。
それにしても、住処や休み場所を追われた鳥たちはどこに行ったのでしょうか・・・

【撮影:2020/1/12 宇治川】

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