先日、少し時間があったので、京都駅からほど近い梅小路公園に行ってみました。
何度か記事にしていますが、地元市民や観光客でいつ行っても賑わっています。
今回もスタートは京都駅側入り口です。
秋らしく、ハギがお出迎え。
線路脇なので、さりげなく嵯峨野山陰線の223系電車が写り込んでいます。
中ほどの水辺、いつも何かしら鳥さんがいるのですが、この日は無鳥。残念!
イロハモミジのトンネルを抜けて
京都鉄道博物館側に出ます。
このエリアの名物でもあるモニュメント。いつかコンプしようと思いながら半分も見ていません。
(全部で41基もあるそうです)
ここでも紅白のヒガンバナが咲いていました。
そしてこちらが朱雀の庭の入り口になります。
ちょうど恒例の「藤袴と和の花展」が開催されているということで、立ち寄ってみました。
目的はもちろんフジバカマに来るアサギマダラです。
2018年に沢山見たのですが、それ以来空振りばかりです。
入園料200円で、朱雀の庭とその奥にあるいのちの森に入園できます。
こちらは入ってすぐ、全体を見下ろす感じになります。
フジバカマは咲いているようでした。ぽつぽつと来園者も。
でもカメラを構えている人がいません。
咲き始めも蕾もありましたが、お目当てのアサギマダラは一頭もいません。
ツマグロヒョウモンがたった一頭、遠くで蜜を吸っていただけでした。
やはり、この暑さがダメだったのでしょうか。
低地には立ち寄らずに、少しでも涼しい山の上などを狙って移動したのかも・・・
(六甲山には沢山いたという情報がありました)
諦めて園内を移動します。
とてもお天気が良い日だったので、緑の芝が目に痛いほどです。
いのちの森の方にも立ち寄ってみました。
この橋のような高架の木道が張り巡らされて、森を巡ることができます。
普段は下から見上げる木々を、中ほどから見ることができるので、興味深いです。
今回はそれほど時間がなかったのですが、じっくり見たら面白そうです。
ここはかつて京都にあった自然を再現した場所なんだそうです。
木々だけではなく、田んぼも再現されています。
そこに咲いていたのは・・・
カリガネソウ
我も我もとワレモコウ
オギノツメも咲いていましたが、残念!写真がピンボケでした。
こんな感じの森を巡り、いのちの森の入り口まで戻ってきました。
そこには、「藤袴と和の花展」の「和の花展」の展示がありました。
オミナエシがまだ綺麗に咲いています。
奥にある青い花は、
サワギキョウですね。
おや、イチモンジセセリちゃんがいますね。
なんだかすごく必死にしがみついて蜜を吸ってるんですけど(笑)
何をしても可愛いですね。
キキョウは竹の花器に活けられていました。
この辺りからもう一度フジバカマを眺めて、朱雀の庭をあとにしました。
【撮影:2024/10中旬 梅小路公園】
実りの秋といいますが、野生の植物、特にイネ科の草にも沢山の実が生っています。
それを目当てで群がる鳥たち。
スズメですね。
最近見かける鳥といえば、カラス、ハト(キジバト)、スズメがメイン。
それと、ヒヨドリ、ハクセキレイがたまに。
スズメちゃんも可愛いよね~と思いながら撮っていると、一羽の小鳥がさーっと飛んでいきました。
あれ、今のスズメじゃないよね。
しめしめ、高水敷の鉄パイプにとまりました。
きゃー可愛い!こちら渡りの途中のエゾビタキですね!
先日、わち山野草の森でも見かけましたが、それよりも近いのでラッキー。
後ろ姿も可愛いですね。
比較的警戒心が薄そうで、しばらくここに止まっていました。
ヨシの穂が揺れていました。
ところ変わって地元の池の畔の朝散歩。
いつものように、まだまだ元気なオシロイバナがお出迎え。
そこに飛んできた一羽の鳥。
近くのヨシの穂にとまりました。初めて見る鳥です。
なんだか落ち着いているので、そーっと草陰に隠れて近づきます。
わーい、ノビタキです!
こんなにちゃんと見るのは初めてです!!
しばらくここできょろきょろして、飛び立ちました。
何というラッキー!
ちょうどヨシの穂は花が満開!
最近少しずつ増えている黄色いタマスダレ。
ということで、2種類も旅するヒタキが見られて大満足です!
まただれかに会えないかな~
あ、でもトップに持ってきたスズメもちゃんと撮らせてくれるなら大歓迎ですよ~
(結構逃げ足が速いんです)
【撮影:2024/10上旬 宇治市】
先日所用で京都府南部に位置する木津川市に出かけました。
少し時間があったので、木津駅近くの「木津城址公園」まで行ってみることに。
お馴染み当尾も木津川市ですが、自分の車で行くので、木津駅で降りるのは初めてです。
秋晴れの気持ちのいい日でした。
駅前には田んぼが広がり、稲穂が首を垂れていました。
左奥に見える小高い丘が目指す城址公園です。
田んぼの中の道を進み振り返ると今下りた木津駅の洒落た駅舎が見えます。
(左上の建物です)
例によって田んぼに目を落として生えている植物を観察。
すぐにイボクサを発見しました。
それどころか、京都では絶滅危惧のオギノツメも普通に咲いています。
特徴ある艶のある葉は・・・間違いありません。
コナギです!たった一輪ですが、綻びかけた蕾を見つけました。
タイミングが遅かったようで、花が終わってほとんどが実になっているようでした。
それにしても、イネの間に多くの草が生えています。
どれも昔ながらの「田んぼの雑草」ばかり。
駆除されてなくなっている場所が多い中、こちらでは自然農法をされているのでしょうか。
ちょっと嬉しくなりました。
溝の中にも・・・
こちらもイボクサでした。
こういう様子を見ると、昔は増えすぎて除草されたというのも分かりました。
元来は増える草なのですね。
もちろん、最近はやりのヒレタゴボウや、アメリカセンダングサなども。
キチョウが吸蜜中。
それにしても、かなり城址公園に近づいているはずなのに、柵に囲まれてはいる場所がありません。
正式ルートは広い車道沿いに入口があるようですが、田んぼに惹かれて反対側に来てしまったようです。
そこに現れたのが、無数の古い小さい墓石。
横には、優しそうな石のお地蔵様。
後で調べてみたら、昭和初期に旧木津市街にあった古い惣墓を一か所に移したそうです。
お墓を抜けて行くのはちょっと気が進みませんでしたが、今更戻るのも大変。
古いお墓はここだけで、後は明るい公園墓地になっていたので、通り抜けさせていただきました。
(お墓の中にも、由緒ある石仏が色々あったようなのですが、気づきませんでした)
この付近で見つけた植物です。
ガマズミでしょうか。
大きなカエデ
少しピンク色がかった白いヒガンバナが沢山。
ようやく抜けたところがちょうど城址公園の入り口になっていました。
それほど間違っていたわけではなさそうです。
さあ、行きましょう!
すごい山道っぽく見えますが、ものの5分も歩かないうちに頂上に着きました。
ここが城跡です!
・・・よく分かりませんね。切り株がぽこぽこ出ている広場のような場所。
ここにお城が建っていたのでしょうか。
説明板があったので、見てみました。→
一部抜粋しますね。
「この城跡は、15世紀半ばにおこった応仁の乱によって、室町幕府の守護大名らの覇権争いが
激化する中、地元農民や在地土豪が生活を守るため、近くで合戦がはじまると、周囲の高台や
丘陵上に設けた砦や城館に立てこもりました。」
とあり、ここもそのような場所だったようです。
中央の曲輪部分のみ建物はありませんが、当時の状態が維持されているそうです。
回りが少し盛り上がっているのが土塁でしょうか。
空堀や城壁などもあったようですが、分かりませんでした。
今度行く機会があれば、もうちょっとしっかりと観察したいと思います。
景色が綺麗でした。
落ちていた秋の恵みの栗。
思い付きで行ってしまうことが多く、後で「見逃した~」と後悔すること多々。
でもこういうのも楽しいです。
【撮影:2024/10上旬 京都府木津川市】
今日も山科川の続き。でも、少しだけ上流です。
歩行者専用の堤防上の道をゆるゆると歩いていきます。
アカトンボが先導するように前を飛び、時々ロープに止まってモデルになってきれます。
この辺りにもヒガンバナが沢山咲いていますが、ヤナギバルイラソウは少ないです。
山科川に流れ込む水路の水門には、魚が多いのでしょうか。
よく鳥の姿を見かけます。ほら、今日も。
アオサギがいますね。
採餌を終えた後でしょうか。休憩中のダイサギ。いつ見ても足が細いですね~
マガモと思われる鳥が二羽いましたが、こちらを向いてくれませんでした。
さらに進み、左岸の方の歩道に移動。
やはりヒガンバナが多いです。
おや、ここにもダイサギがいますね。
後ろの白いもの、遠目にゴミ?と思いましたが、タマスダレの群れでした。失礼・・・
その時、急に身をかがめたかと思うと、何かをパクッ
え、こんなところで一体何を?
ズーム&トリミングで確認すると、大きなカマキリを捕まえていました!
今の時期は、歩くだけでバッタなど飛び出してくるので、結構いい食料かもですね。
さすがに食べにくかったかしばらく苦労していました。
この後、宇治川方面へ移動。山科川と宇治川の合流点より少しだけ上流部分、右岸堤防上です。
ちらっと水が見えているあたりが合流地点。クズだらけで、川面が見えません・・・
おっと、クズばかりかと思ったら・・・
アメリカネナシカズラにびっしりと花が咲いていました。
次はびっしり実になるんですよね。
全体を見たらこんな感じで、去年共倒れしたネナシカズラとクズの残骸を覆うように広がっていました。
これが毎年繰り返されるのですね・・・見栄えがいいものではありません。
あとはやっぱりヒガンバナですね。
今年は沢山咲いて綺麗でした。
何度見ても咲いていたら撮ってしまいます。
右岸の堤防上の道の反対側、住宅地との境の緑地には・・
こちらは紅白並んで咲いていました。
こんなところに白花があったかしら?
相変わらず、タマスダレもびっしりです。
なんか色々と目に付いて・・・
カタツムリです。
アオイトトンボでしょうか?
ネタの種類が少ないので、なんでも登場してもらいます(笑)
これだけ、上流の太閤堤(鷺山のあるところですね)の池のほとりで撮りました。
今回山科川と宇治川で見たのはこんなところですが、最後にオマケ。
9月下旬に同じ宇治川で見て驚いた光景です。
カワウが沢山中洲にいました。
ダイサギは少しだけ。
これだけなら全然驚かないのですが・・・
なんか多くない?
さらに引いてみると・・・
かなり多い!
思い思いくつろいでいるようです。
で、全体はと言うと・・・堤防上から見た写真なのですが、お分かりでしょうか。
数えきれないほどいました。お~い、宇治川の魚を食べつくすつもりか~い!
【撮影:2024/10上旬、カワウだけ9月下旬 山科川・宇治川】