メジロと春祭り

2006-06-20 | ◆Illustration

▲アップ画/キャンバスボードにアクリル絵の具で描いています。

チョット恥ずかしいけど、リクエストをいただきましたので、
早速古い絵を掘り出してきました。
細かな所に未熟さが見えますが、雰囲気だけお楽しみください。

絵の説明は特にありませんので、少し色の話を書いてみます。
絵の具はその時の条件で色々と発色が違って見えます。
絵の具を溶いているときと、紙の上に塗って乾いてからは全然違って見えますね。
だから描く前にある程度試し塗りをして、塗る色を作っておかないといけません。

単色で見るときと、別の色が隣に来たとき色によってはかなり雰囲気が違って見えます。
洋服のコーデネートでもあるんじゃないでしょうか?

あと普通の人はあまり気にされませんが、結構影響の大きいのは、
蛍光灯と太陽光ではかなり色(明度・彩度)が違って見えます。
徹夜して一生懸命仕上げた絵が、朝の太陽の下で見るとやけに暗い絵に見えて、
何度かショックを受けた覚えがあります。
蛍光灯に“昼光色”という商品があるのは、なるべくそういう変化を避けるためで、
色に関係する職業の人は、みなそんな事に気をつけています。

自然の光でも朝昼夕では影響が違いますし(写真でもホワイトバランスという
光のレベルを一定に保つためのを調整機能がありますね)、
色を扱うのは本当に難しいです。

そういう意味ではデジタルは条件も揃えやすいし、
調整・修正も比較的簡単なので、一度慣れてしまうとなかなか手放せない画材と言えます。


▲全体画(約A4サイズ)まさか今頃また日の目を見るとは(笑)…



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