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愛知県庁と名古屋市役所-1

2006-08-22 | ◆イロハにナゴヤ

▲県庁/まさに名古屋城の天守閣を乗せたような異様(笑)な建物。

愛知県庁・名古屋市役所は名古屋城の外堀の内側に並んで建ち、
県庁は昭和13年、市役所は昭和8年に名古屋城を意識して、
帝冠様式と呼ばれるビルの上にお城の屋根をドッキングさせた、
癖の強い独特のスタイルで建てられました。
この伝統は今でも、名古屋名物“小倉トースト”という食文化に姿を変え
受け継がれています(ホントか?>自分)。


▲知らない人が見たら一瞬名古屋城と間違えそう?

せっかくお城とお揃いのスタイルで建てられたのに、
本家の名古屋城は、終戦直前の5月に空襲で焼け落ちてしまいました。
後に建てられた両役所だけでも残ってくれたのは、
不幸中の幸いだったでしょう。


▲市役所/一般公募のデザインとなっているが
 たぶん僕は神奈川県庁がモデルだと思います。

帝冠様式の建物はある時期、日本中で多く建てられ、
調べてみると今でも各地で見ることが出来ます。
名古屋市役所と神奈川県庁は非常に似ていますが、神奈川県庁の方は
昭和3年に建てられていますから、市役所がたぶん神奈川県庁を
お手本にしているような気がします。

名古屋城見物の際は、ぜひこのアールデコスタイルの洋式ビルと
お城の屋根が合体した、レトロモダンな建物も忘れずご覧下さい。


▲塔の四壁面に時計が付いていて“時計塔”とも呼ばれているそうです。


帝冠様式について…


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