僕は、「Mr.BOO!ギャンブル大将」という映画が好きです。その前作は「インベーダー作戦」でしたが。B級と言えば、イタリア・ホラー映画の巨匠、ダリオ・アルジェント監督の「サスペリア2」を御覧になった事がありますか?この映画は冒頭で殺人事件が起き、
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主人公が犯人を捜すという、いたってストーリーは簡単なものですが、犯人が警察に捕まった後、主人公は、捕まったのが真犯人では無いと思い、殺人現場に行くのですが・・・この映画の凄いところは、冒頭の殺人事件が起こって、主人公が現場に行く途中に、ちゃんと真犯人の顔を見ている事です。しかし、主人公も観客も気付かないのです。何故でしょうか?それは、映画を見て下さいネ。
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そして、テレビでは、「B級」というか、「興行」というか、「木曜スペシャル」が好きでした。あの「アメリカ横断ウルトラクイズ」もあの枠から生まれたんですよね。「UFOシリーズ」や「新宿の高層ビルの壁に『レット・イット・ビー』を映す」とか、「人工衛星クイズ」というとんでもなく、壮大に失敗した企画もありました。
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その中で、「先代引田天功の脱出シリーズ」がありました。
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場所は決まって、「富士急ハイランドの 駐車場」、引田天功が手を鎖で縛られ、箱に鍵をかけられて、ロープウェイに入れられます。そのロープウェイが走りながら、爆破され、火だるまになるのです。
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実況席には、「三つのランプ」があります。「安全」「危険」「とても危険」最初は、当然、「安全」のランプが点滅しているのですが、火がついたあたりで、「危険」に変わり、ロープウェイが焼け落ちた頃、「とても危険」にランプが変わるのです。しかしながら、よく考えて下さい。「危険かどうかの状況」が分かっているのは引田天功さん、だけですから、ランプのスイッチを持っているのも彼になります。「とても危険」な状況で、ランプのスイッチなんか、押している時間があるのでしょうか?興行的ですよね。それが現在、年越しの「ナイナイの火祭り」に受け継がれているのですね。そして、B級と言ったら怒られそうですが、昨年のTBS「ザ・ベストテン2003」。岩崎宏美が「マドンナたちのララバイ」を東京上空、ヘリコプターから歌ったのは、僕にとっては、とっても笑えました。いまどき、「空撮で歌われてもなぁ」という感じ。その他、面白い点は数々ありましたが、去年は4時間位やったのを今年の「ザ・ベストテン2004」は2時間半になっているので、賢明な選択だと思いました。でも、あの去年の「違う意味で凄いザ・ベストテン」をまた見たいものです。