「顔」は、その人の「生き様」を表している様に思います。政治家に「柔和な顔」の人がいるでしょうか。NHKの海老沢会長は、どうしてあんなに「ヒール(悪役)顔」なのでしょうか。その人の「生きてきた道」、そして、現在の「心模様」が「顔」に表現されるのですね。「さゆり」という京都の舞妓を主人公にした映画をスティーブン・スピルバーグが製作します。オーディションをやって選ばれたのは、日本の女優ではなく、あのチャン・ツィイーでした。チャン・ツィイーといい、韓国映画「僕の彼女を紹介します」の主役をやった女優といい、やはり、良い意味での上昇志向がとても強いのだと思います。プロ意識ですね。日本の映画やドラマを見ていると、やはり名前優先主義で、ちゃんと演技の勉強をしていない人が多い様に思います。かつて、高峰秀子、田中絹代、阪東妻三郎、三船敏郎、志村喬、などなど、出ているだけで、「顔」から、オーラが出ている俳優が日本にもたくさんいました。そういう人達が現在なかなか出てこないのは、先程も書きましたが、「良い意味での上昇志向」(飢餓感)が「今の日本」にはないからだと思います。アメリカでも、そういう意味では、出てくるだけで、オーラが振りまかれる、それだけの「芸」を持った俳優は少なくなっていると思います。だから、大作は多いけど、ちゃんとした脚本の小品の映画が少なくなった様に思います。ケリー・グラント、グレゴリー・ペック、キャサリーン・ヘップバーン、ヘンリー・フォンダ・・・そして、リー・マービンやアーネスト・ボーグナインの様な個性派も少なくなってきている様に思います。
ドラマの現場にいた時、思ったのですが、僕がドラマの仕事を初めてした20年位前と、最近では助監督のモチベーションがかなり変わっているのですね。前は、「監督」になる為に「助監督」をしているんだという「狼」のような「上昇志向が強い奴」がいましたが、最近は「監督」になりたい、というより、「ドラマの現場」にいて、俳優さんと一緒に仕事してるんだ、というミーハー助監督が増えている様に思います。そういう助監督を怒るとすぐ辞めてしまうんですね。特に、男はすぐ辞めてしまいます。助監督のセクションだけでなく、どこのセクションも女性が進出してきて、女性の方が怒られても辞めないですね。何か、話題がいろいろ跳んでしまいました。



ドラマの現場にいた時、思ったのですが、僕がドラマの仕事を初めてした20年位前と、最近では助監督のモチベーションがかなり変わっているのですね。前は、「監督」になる為に「助監督」をしているんだという「狼」のような「上昇志向が強い奴」がいましたが、最近は「監督」になりたい、というより、「ドラマの現場」にいて、俳優さんと一緒に仕事してるんだ、というミーハー助監督が増えている様に思います。そういう助監督を怒るとすぐ辞めてしまうんですね。特に、男はすぐ辞めてしまいます。助監督のセクションだけでなく、どこのセクションも女性が進出してきて、女性の方が怒られても辞めないですね。何か、話題がいろいろ跳んでしまいました。



