うちのマンションの前の道を下ったところがTの字の三叉路になっているのですが、そこに「カーブミラー」が出来ました。住民の要望によるものです。この「カーブミラー」の設置の管轄は、区役所や市役所なんですね。ところが、そういう三叉路には、「止まれの標識」と「白線」が必要なんですが、これは警察の範疇に入るのです。住民が上手く両者に要望を出さないと、この両者からクレーム(?)が来る可能性があるという事を知り、かつての黒澤明監督の『生きる』を思い出しました。あの映画では、住宅地にある沼地を埋めて欲しいという主婦達の陳情のシーンがあるのですが、
市役所の各課をたらい回しにされるというシーンがありました。普段、何気なくみているものにも、それぞれ、責任の所在と管轄がある事を知り、勉強になりました。

