韓国合同参謀本部
「北朝鮮の宇宙発射体、白ニョン島沖上空を通過」
登録:2023-05-31 09:20 修正:2023-05-31 10:15
朝鮮労働党の金正恩総書記兼国務委員長は、4月18日に国家宇宙開発局を現地指導し「4月現在製作完成された軍事偵察衛星1号機を、計画された期間内に発射できるよう最終準備を終え、今後連続的に軍事偵察衛星を多角配置」するよう指示した。19日、労働新聞が報道した/朝鮮中央通信・聯合ニュース
韓国合同参謀本部は31日、「韓国軍は本日午前6時29分頃、北朝鮮の平安北道東倉里(トンチャンリ)一帯から南方向に発射された『北朝鮮が主張する宇宙発射体』1発を捉えた」と明らかにした。
合同参謀本部は「同発射体は白ニョン島(ペンニョンド)西側沖上空を通過し、韓国軍は正常な飛行かどうかを確認中」だとし、「韓国軍は警戒態勢を格上げし、韓米間で緊密に協力しながら万全の態勢を維持している」と述べた。
これに関して軍は「発射体は落下予告地点に届かず、レーダーから消えた」とし、空中爆発や墜落の可能性について分析している。
大統領室は「まもなく安保状況点検会議を開く予定であり、必要に応じて国家安全保障会議(NSC)の開催を決める」と明らかにした。
一方、ソウル市は同日午前6時32分、市民に「ソウル地域に警戒警報発令。国民の皆様は避難する準備をして、子どもと高齢者がまず避難できるようにしてください」と知らせた。しかし、行政安全部は6時41分、「ソウル特別市から発令された警戒警報は誤発令であることをお知らせします」と公示した。
シン・ヒョンチョル記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr)
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