「回収対象」とされた韓国野党議員ら、
憲法裁に嘆願書「戒厳で殺されていたかも」
12・3内乱時に「ノ・サンウォン手帳」に「回収」対象者として記されていた野党議員ら被害者が、憲法裁判所に「戒厳を止められていなかったら逮捕され、殺害されていた可能性が高い」として、尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領弾劾の認容を求める嘆願書を憲法裁判所に提出した。
コ・ミンジョン、キム・ヨンミン、ソ・ヨンギョ、ユン・ゴニョン、イ・ソンユン(以上、共に民主党)、ファン・ウンハ(祖国革新党)の各議員、ろうそく行動のキム・ミヌン常任代表ら、いわゆるノ・サンウォン手帳に回収対象者として名が載っていた被害者たちは24日、国会で記者会見を行い、憲法裁に尹大統領弾劾の認容を求めた。彼らは文在寅(ムン・ジェイン)前大統領をはじめとする各界の500人あまりの回収対象者リストの記されたノ・サンウォン手帳に言及しつつ、「もし計画が実現され、流血事態で惨劇が起きていたらどうなっていたか、考えるだけでもぞっとする」と述べた。
彼らは憲法裁に提出した嘆願書で、「嘆願者たちは、被請求人(尹大統領)の宣布した非常戒厳が実行されていた場合、優先的に逮捕、回収され、命、身体に危害が加えられる可能性があった被害者たち」だとして、「被請求人と内乱一味の恐ろしい計画が実行されていた可能性もあるということ、ノ・サンウォン手帳に記載された回収方法の残酷さなどに接し、抑えていた恐怖心が毎日よみがえっている」と訴えている。また「もし被請求人が職務に復帰すれば、今回失敗した回収計画(内乱による殺人)を改めて実行するだろう」とし、「今回の弾劾裁判は嘆願人の命のかかった重大な結果をもたらすだろう」とも主張している。
続いて「一日も早く被請求人を罷免し、大韓民国に安定と平和がもたらされるようにしなければならない。嘆願人が心安らかに日常を送れるよう、必ず被請求人の罷免を決定してくれるよう願う」と述べている。
訳D.K
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