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流れ流れてきた此処は、終の棲家にふさわしいのか?入ってみなきゃ分からない、それがリスク。

哲学探偵

2012年08月30日 01時20分42秒 | 読書事
鯨統一郎さんです。

ちょっと前までは、本が出ないなぁって思っていたら、量産されています。

でも、量産型は強くないので、RX-78やMS-06Sなど、しっかり特徴を出してひきつける作品にしてほしいのが私の願いだ。



西村京太郎さんや赤川次郎さんのように




未完

タイムスリップ戦国時代

2012年08月27日 09時49分10秒 | 読書事
鯨統一郎さんです。

前回読んだ「忠臣蔵」で酷評しましたが、今回は更に悪ノリし、突き抜けた無上感さえ漂っています。

「マグレ警部シリーズの紅白歌合戦」くらいの突き抜けです。

シリーズものの主人公「うらら」でさえ、今回は何もしていません。

本当に主人公らしいことは一切、登場人物としては、戦国武将達・薔薇ノ介・石松・八神純子・ダテクニヒコに次いで5番目位の位置づけです。

完全に脇役です。



って言うか、うららが出なくても全く問題のない話でした。

別にうららファンでもないが…。

残りのタイムスリップシリーズもこんな感じなんだろうけど、読む本がないから多分読んでしまうんでしょう。

なぜ絵版師に頼まなかったのか

2012年08月27日 09時42分19秒 | 読書事
北森鴻さんです。

明治ものです。

骨格は「親不孝通り」シリーズにも似たものを感じました。

話のバックグラウンドは、非常に暗く辛いものが多いのですが、表現としてはユーモラスに明るく描かれている点も類似しています。



今は亡き北森鴻さんに合掌。

文章魔界道

2012年08月21日 01時19分02秒 | 読書事
鯨統一郎さんです。

ちょっと薄めの文庫本。

書き下ろしらしい。

買う前にちょっとだけ予感が…。



同じく鯨さんの「CANDY」と同列のような匂いが…。

読んでみたら、やっぱりそうだった。

「CANDY」ははっきり言って「非道い」と感じました。

これは、その分差し引けて読めたので、


「金を出して読むものじゃないな」

ランクにします。

才能は枯渇するのか?

それとも、一作でも優秀であればそれで我慢すべきか?

最初に探偵が死んだ

2012年08月20日 01時52分21秒 | 読書事
蒼井上鷹さんです。

テイストは西澤保彦さん。

西澤さんは最近読んだ「腕貫探偵、残業中」でうれしい再会がありましたが…。

上鷹さんは、私の感想では

太田光(爆笑問題)さんに近い感覚での取り扱いである。

バタ臭いけど切り口がシャープ。

発想が斬新。

時々凡作。





「G」の設定は物理学上無理があるので、突っ込まないが。

一点に人と話が集中する形式はあまり好きではない。

偶然はあくまで偶然で、多用すると必然になってしまう。

必然を求めるなら、






未完

Perfume 久しぶりです

2012年08月17日 23時39分37秒 | 思考事
PerfumeのSpending all my time聴きました。

英語詞が多くを占めるところが世界進出(コケそうだが)を意識しているのが見え見え。

でも、楽曲はヨーロッパ調(音楽的素養がないわりに断定するが…)で、'90テクノやユーロビートっぽさを醸していて個人的には好きです。

3人も薹が立ってきて良い意味で枯れてきました。



閑話休題

PVの中で3人が出した右腕に書かれた「01」「02」「03」はどうしても「あれ」



=えヴぁ




を想起してしまう。

再度PVを見るとオープニングでドアをノックする「あーちゃん」の後ろ姿はまるで…



















「機動戦士ガンダム」の連邦軍の軍服のようです。



まぁそんなこんなでアニメ色豊かなPerfumeの新作。

良いと思います。

盤上の敵

2012年08月16日 00時25分11秒 | 読書事
北村薫さん



一番最初にノベルス版の前書があった。

今読もうとしているのは文庫なのに…。



しかも内容が

「今、物語によって慰めを得たり、安らかな心を得たいという方には、このお話は不向きです―」







北村さんなので煽っているわけじゃないんだろうけど…。

正直どうなんだろうと萎えました。

読む前から、予断を作者が提示するとは…。

しかも一部の女性読者を対象に書かれているような…。

読もうと思って、仕事の関係で精神的に辛いのは嫌だなと思って3日間読まなかった。

読んでみて、何故その警鐘を鳴らすの?って思った。

「おもってたより普通ですね」㋓

これはある意味

「美人(アイドルや女優)はおならはしないし糞もしないし、セックスなんてもっての外」
「アイドルはアイドルが故に恋愛もしないし結婚もしない」
「AV関係の人はいつもセックスのことしか頭にない」
「純文学は崇高で、ミステリは通俗で、官能小説は下劣である」

という誤った思想に通じている。

この北村作品、最後にはちゃんとした救いがあるので(世間一般からいって救いではないのかもしれない、が登場人物たちを精神面で救っている)小説として破たんは無い。



振り返って何故北村さんがこのようなメッセージを発信したか?

「女性の方です」と一文にあるように、今までの北村テイストとは明らかに趣が違う。

でも、AV監督だって純愛映画を撮りたいのかもしれない。

ほのぼの4コマ漫画を描いてる漫画家だって、痛烈な社会批判漫画を描きたい時だってあるかもしれない。

それぐらいで「お便り」を書く「女性の方」も『なんだかなぁ』ですが、それに対応する北村さんも『なんだかなぁ』です。

そんな上っ面しか見ない読者は放っておいてもよいのでは?

そもそも、この作品は裏の世界を題材にしたものなんだから。

不快な描写はあって当たり前。

一つの話=ミステリとしての評価を優先すべき。





で、私の評価です。

これは不作ですね。

1)ミキがあのように死んでしまうのはご都合主義
2)純一の心の原点が描写できていない。それほど情熱的な人物として描かれていない。
3)章一郎の描写はあれだけでよいのか?書き込むなら最後まで絡めて欲しいし、でなければ彼を出さなくたって話は始まる。
4)文庫の裏のあらすじが実際とは違う




結論。

西村寿行さんにリメイクしていただきたい。

堀アンナの事件簿

2012年08月14日 10時55分41秒 | 読書事
鯨統一郎さんです。

久々に面白い鯨さんの最近作です。

政治色が出ていなくて、純粋にミステリしているところが良い。

っていうか、

見ざる聞かざる言わざる

自体が、差別批判なのかも?



ライトなお手軽に読めるミステリとしてはちょうど好い塩梅です。

思っててたよりフツーですね

2012年08月13日 00時54分33秒 | 漫画事
榎本俊二さん

言わずと知れた'90年代の不条理4コマ漫画の巨匠です。

って書きましたが、この文句も死語に近いし、知らない人のほうが多いと思います、実際は。

ゴールデンラッキーは、内容は覚えていませんが、私の青春のひと時を埋めてくれたナイスな4コマ漫画です。
 
奇麗で洗練されたシンプルな絵柄と、相反した不条理でライトな「エログロ」加減が私のハートを打ち抜きました。



全巻買いましたが今はありません。

表題作は「ゴールデンラッキーの作者の新作」となれば買わずには終われません。



評価は優!

OL進化論33巻

2012年08月09日 01時04分19秒 | 漫画事
秋月りすさん。

初期の頃から読んでいるので20数年ですね。

竹本泉さんや荒木飛呂彦さん、江川達也さん、士郎正宗さんより短いですが…。



そういえば、吉田秋生さんはもう描かないのかな?

腕貫探偵、残業中

2012年08月08日 01時37分46秒 | 読書事
西澤保彦さん。

チョーモンインシリーズが書かれなくなった今、西澤さんに期待するのはやっぱりこの手のものです。



無理はあるが、人物構成も好みではある。

次回作に期待!

完全・密室

2012年08月08日 01時34分13秒 | 読書事
小林泰三さん。

今まで本屋さんでも見たことのない作家さんでした。



普通に良い短編集です。

次も読みます、っていうか前の作品を買ってですが…。

てけてけマイハート9巻

2012年08月08日 01時25分50秒 | 漫画事
竹本泉さん。

10巻を読んで9巻を読んでいない確信を得て買いました。



竹本さんに関しては書評はなしです。





私には手塚治虫さんよりも偉大な漫画家としてのランク付けがなされています。

いつまでも描き続けてくれることを祈っております。

新・日本の七不思議

2012年08月08日 01時21分34秒 | 読書事
鯨統一郎さん。

タイムスリップシリーズの最近作で「だめ」になったかと思った鯨さん。





やっぱり駄目でした。

前作までの切れ味がない鈍です。

でも、あと2冊買っちゃっているんだよなぁ。

白戸修の事件簿

2012年08月08日 01時16分27秒 | 読書事
大蔵崇裕さん

少し前に書店で見つけて買おうか迷って結局買わずにいた作品。

良く出来た短編集でした。

秀逸な作品群ではなかったけれど…。