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流れ流れてきた此処は、終の棲家にふさわしいのか?入ってみなきゃ分からない、それがリスク。

チョコレートビースト

2016年08月28日 10時12分24秒 | 読書事
加藤実秋さんです。

「インディゴ」シリーズ2作目。

いよいよ、活動的です。

深く蒼い夜の似合う街・渋谷。近頃女の子たちの話題を集めているのは、一風変わったホストクラブ“club indigo”。スタイリッシュで魅力的なホストが揃うこの店には、今日も厄介な事件が持ち込まれる―。連続ホスト襲撃事件、失踪した編集者、飲食店強盗、ホストコンテストを巡る陰謀…ストリートで起こるさまざまな事件に、indigoのホスト探偵団が挑む!『インディゴの夜』でおなじみの個性豊かなホストたちが、夜の街を軽やかに駆けめぐる新世代探偵小説。 by Amazon

加藤さんの世界観は、ちょっとだけ特徴があるような気がする。

けっして現実的とか、緻密とかいうわけじゃないけど、なんかちょっと

「擦り気味」

な感じ?

良く言い表せないけど。

ミステリ部分はちゃんとできていると思います。

創薬探偵から祝福を

2016年08月28日 10時04分01秒 | 読書事
喜多喜久さんです。

病の原因を突き止め、命をつなぐ――創薬探偵。創薬チーム、それは原因不明の難病奇病に苦しむ者の最後の望み。主治医からの依頼を受け、限られた時間内に病のメカニズムを解明、対応する新薬を創造して患者を助けるのが彼らの役割だ。調査担当の薬師寺千佳と化学合成の鬼才・遠藤宗史。ふたりは、数々の難題をクリアして得た成果で、ある女性を救おうとしているのだが――。化学×人間ドラマ。ミステリの新たな扉が開かれる。 by Amazon



宝島社の「このミス」の頃から読んでいるのですが、新潮文庫NEXでの出版でした。

先に書いた「未来探偵アドのネジれた事件簿: タイムパラドクスイリ」もNEXでした。

NEXってライトノベルのレベルだったんですね。

なんとなくそうかなぁって、おもっていたんですが。

読後に思ったこと。



これはミステリじゃないと思う。

インディゴの夜

2016年08月18日 12時00分45秒 | 読書事
加藤実秋さんです。

初めて読む作家さんです。

創元推理文庫で読みました。

「クラブみたいなハコで、DJやダンサーみたいな男の子が接客してくれるホストクラブがあればいいのに」―すべては女性ライター・高原晶が、大手出版社の編集者・塩谷に漏らした何気ない一言から始まった。謎めいた美形の敏腕マネージャー・憂夜の助力を得て、二人は一風変わったホストクラブ“club indigo”を渋谷の片隅に開いたが、順調な経営とはうらはらに常連の客が殺され、店のナンバーワンに疑いがかかる。晶は個性豊かなホストの面々とともににわか探偵団を結成、真犯人捜しに奔走する!第十回創元推理短編賞受賞の表題作がシリーズ化。スタイリッシュでウイットあふれる新世代探偵小説、ここに登場。  by Amazon

読んだ文章から脳内で映像化が苦手な私ですが、加藤さんは細かい描写で自然に想像できるように書かれています。

少なくともカバーの「ワカマツカオリ」さんのイメージではないものを想像していたのですが(ワカマツカオリさんのイラストがダメということではない)、私なりのイメージで読むことができました。

それはさておき。

オーナーの設定は超現実的ですが、出来上がった世界は意外と面白くまとまっていてTVドラマ向き。

実際にドラマ化されたらしいです。

普通に面白い連作短編なので次に期待です。

SRO3 キラークィーン

2016年08月18日 11時47分10秒 | 読書事
富樫倫太郎さんです。

3作目になりました。

前作よりも「ドクター」が活写されています。

“最凶の連続殺人犯”と呼ばれた近藤房子が逮捕されて50数日。依然として黙秘を続ける房子のもとへ、「Mに従え」とだけ書かれた差出人不明の手紙が届く。一方、SRO室長・山根新九郎は、東京地検から房子との面会要請を受けるが――。文庫書き下ろし・シリーズ第3弾  by Amazon

犯罪者としての2人組の設定は、真実に近いのかもしれないが、リアルな感じがない。

後半、ズキュンとなる描写もあって、読後は良かった。

2人の警視も1のころと性格・行動が様変わりした。

いわくつきの寄せ集めの設定なのに、完全にコンビとしての行動になっている。

まぁ、次の4にも期待しましょう。

SRO2 死の天使

2016年08月17日 00時16分54秒 | 読書事
富樫倫太郎さんです。

シリーズ2作目です。

今回は、対象者が変わり、サイコキラーっぽくないです、

っていうか。

私が前作で認識した「サイコキラー」は今作の犯罪者とはちょっと違っています。

私が期待するSROでのサイコキラーは

「呼吸をするのと同様に犯行する人」

です。

何も考えずにゴキブリを叩き潰したり、笑って酒飲みながら肴の活き作りを食べたりするのと同様に、人を拷問し殺す人です。

3作目で「ドクター」が再登場するらしいので期待です。

ぬいぐるみ警部の帰還

2016年08月17日 00時02分04秒 | 読書事
西澤保彦さんです。

早いもので、西澤さんの小説を読み始めて15年近くになる。

最初は「解体諸因」で、あまり面白いと思わなかったはずである。

何故ならその時に数冊は文庫で本が出ていたにもかかわらず、何も買っていなかったから。

その後、

「麦酒の家の冒険」でこれはすごいと思って、いろいろ読んでいって「解体諸因」は西澤さんだと知って「えぇっ」と思った記憶がある。



殺人現場にぽつんと遺されたぬいぐるみ、いったい何を語る? 美形の警部・音無美紀の密かな楽しみは、ぬいぐるみを愛でること。愛するぬいぐるみから優れた洞察力で、手がかりを発見する。そして、男勝りの言動の一方で音無にぞっこんの則竹女史、ミステリおたくの江角や若手の桂島など、個性派刑事が脇を固める、〈ぬいぐるみ警部〉シリーズ連作集第一弾。ファン待望の文庫化。著者あとがき=西澤保彦/解説=霞流一  by Amazon




いつでも失望させない面白さは素晴らしい。

でも、

やっぱり。

「ちょーもんいん」新作を前と同じクオリティで読みたいのは私のわがままか?

SRO―警視庁広域捜査専任特別調査室〈1〉

2016年08月16日 23時46分49秒 | 読書事
富樫倫太郎さんです。

元は時代小説で名を成した方らしい。

で、SROで警察小説に打って出た模様。

警視庁に新設された広域捜査専任特別調査室、通称「SRO」。総勢7名の小所帯にもかかわらず5人がキャリアという、管轄の枠を越えた花形部署のはずが、その内実は訳ありだった。山梨で発見された白骨死体をきっかけに、史上最凶の連続殺人犯「ドクター」を追う調査員たち。警察組織の限界に迫る、新時代警察小説の登場。 by Amazon

いかにもTVドラマ化を狙ったような現代日本ではありえない設定。

でも、面白かった。

サイコキラーって単なる変な殺人者だと思っていたんですが、

こうやって設定されて、こんな話をつけられると

どっひゃぁーー

ご都合主義も甚だしい展開の話ではありますが、設定をサイコキラー=ドクターにした時点で無敵です。

また、陰惨な描写がなまめかしくって、個人的にははまりました。

5巻まで出ているようですが、

全部読みます!



χの悲劇

2016年08月16日 23時35分42秒 | 読書事
森博嗣さんです。

「えっくすのひげき」

ではなく

「かいのひげき」

です。

あの夏、真賀田研究所でプログラマとして働いていた島田文子は、いくつかの職を経て、香港を拠点とする会社で職に就いていた。
人工知能に関するエキシビションの初日、島田は遠田長通という男に以前、愛知で起きた飛行機事故に関する質問をされる。
トラムという動く密室で起きる殺人。その背後に感じられる陰謀。静かだった島田の生活が、その日を機に大きく動き始める。
Gシリーズの転換点。後期三部作開幕!  by Amazon



今までのGシリーズははっきり言って、森さんの収入源に与していても私の読書満足には与しなかった。

本を買うときに

「エックスの悲劇かぁ、森さん踏み込んだのか?」っと思ったら「カイ」だった。

確かにギリシャ文字だから、エックスはエックスじゃなさそう。

面白いかとといわれれば



まぁまぁ。



森さんの最近の本で「面白い」ものには出会えていないし、今後もないはず。

まぁまぁ、面白いものが読めてよかった。

神様が殺してくれる Dieu aime Lion

2016年08月16日 15時56分12秒 | 読書事
久し振りの森博嗣さんの連作以外の作品です。

パリの女優殺害に端を発する連続殺人。両手を縛られ現場で拘束されていた重要参考人リオンは「神が殺した」と証言。容疑者も手がかりもないまま、ほどなくミラノで起きたピアニスト絞殺事件。またも現場にはリオンが。手がかりは彼の異常な美しさだけだった。舞台をフランクフルト、東京へと移し国際刑事警察機構の僕は独自に捜査を開始した――。 by Amazon

私が思っていた森博嗣とは違う作品です。

また、Amazonの森さんの書評は高得点のみです。

確かに悪くはないと思うが、作品の出来がいつも飛躍的に良い作家さんじゃないと思う。

帯の惹句も煽りすぎだし。

まぁ、普通に面白いんじゃないかな?

未来探偵アドのネジれた事件簿: タイムパラドクスイリ

2016年08月16日 15時37分19秒 | 読書事
森川智喜さんです。

初めて読む作家さんです。

依頼を解決するのは未来のボク? 過去のボク? 「愛犬の行方を探してほしい」「息子が暴れて……」「大切な宝石が消えてしまった」。益井探偵事務所にはさまざまな依頼が舞い込む。彼の相棒は芽原アド、23世紀からやってきた元刑事だ。携帯式時間移動装置《タマテバコ》を片手に、真相を探る二人のもとに、未来から武村ロミが加わって――未来犯罪との対決の行方は? 本格ミステリ大賞受賞作家が贈る、時空間ミステリ誕生。

最初に書きますと今作は、


















ミステリでもSFでもない糞

今まで読んできた中で、

途中で読めなかった=読むのを放棄したものはあったが、ここまで落胆させたものはない。

好きな作家さんでさえ、私が読みたいと思わないものを発表します。

当たり前のことですが…。




さて、

「これ」のどこが酷いか。

タイムパラドックスを扱っているのに、そこを完全スルー。

設定自体でSFになっていない。

じゃぁ、「推理小説」かといわれれば、推理すらしていない。

「ミステリ」かと問われれば、不思議なことは何もない。



私が感じたのは、

「こんな設定でこんなん書きました。矛盾は目を瞑ってくださいね」

という卑屈さだけです。

早く絶滅したほうが世間の為になると思いました。

「紺野、今から踊るってよ」テレビ東京を観て。

2016年08月16日 15時28分36秒 | 思考事
ちょっと前にも観て、

こんのあさみ、すごい

って思っていたのですが。

さっき、

「紺野、今から踊るってよ」

を観て。

一緒に踊っている女性が可愛そうになる位、踊りが立派です。

まぁ、ゲストは、プロの踊り子さんじゃないんで仕方ないと思うんですが…。

大概、ゲストの方は、

「上手に振り付けを踊っている」


のですが、

紺野さんは、自分のものとして踊っています。

紺野さんは自分の人生設計をどう考えているのかな?

今日、柔道の試合を見て思ったこと。

2016年08月11日 23時54分49秒 | 思考事
いつもの居酒屋で、TVを観た。

家にはTVが無いからな。

「国際的なアマチュア運動会」をやっていた。

やっていたのは「ジュードー」。

なんでも10数年、日本は重量級ではメダルが取れていないそうな。



観てみて吃驚。

これが今の柔道の勝敗なのかと。

まだ若い頃に観た「国際的なアマチュア運動会」の「ジュウドー」では、私が思っていた柔道だった。

よくわからない「指導」「有効」

「両腕をくるくる回して相手側に指さす」のが「教育的指導」だったように思う。

「試合」なのに「教育的」って何って思ったこともあった。

とにかくこれを書いている前に「メダルを取るべき女子」が1回戦敗退している。

メダルを取るべきとか、今大会はメダル○個以上が必須とか、わけ判らん。



そもそも、プロの世界から見たらレベルの低いアマチュアの世界大会でしょ、趣旨は。

もしくは、プロレベルの試合だけどアマチュアも出てもいいオープン戦でしょ。

今回、世界の一流プロのうち何人かは棄権している、あいまいな理由で。

だって、出ても自分にメリットがないんだから。



よく、国を代表してとか言うけど「プロスポーツ選手に国を代表して」というのはそぐわない。

世界を相手に戦っているのは個人です。

プロスポーツ選手の活動自体に国は金は出しません(一部特殊な国を除く)。

勝てば、とりあえずほどほどの利益を得ますが。

初戦敗退などだと非難轟轟。

プロリーグでの初戦敗退の時とは比較にならないぐらいに…。



得られるお金はありますが、得られる賞金はありません。




今回ジュードーの試合を観て思ったのは



これは格闘技の試合ではない。


です。

この試合は、ポイントをいかに稼ぐかが目的であって、

技をかけて相手を倒す、という格闘技本来の趣旨から外れている。



私は柔道を全く知らないが、

「極端に短い時間でポイントを稼ぐ」ことは柔道ではないように思う。

これって、

「ゲームセンタの格闘ゲーム」

じゃない?

相手の特性が判っていれば、チョンと突いて逃げ回れば勝ててしまう。



「国際的なアマチュア運動会」の趣旨って違うような気がする。

なので、

2020年の東京オリンピックでは、

所謂「プロ契約」選手=契約自体で金銭的な収益が発生する契約者は、出場できないルールにしてほしい。

特に格闘技系は顕著だ。

格闘技の原始形態は相手を殺すことだと思う。

次が、ルールの中で優劣を競う。>殺さなくとも勝者と敗者が判ればよい。

公平なルールの中で優劣を競う。>ここで階級制が入る。

観ていて飽きないエンターテインメント性が入る。>ここでポイント制や時間制が入る、マスメディアの要求?。

スマホ時代の要求で「とにかく早い時間での勝負」が求められる。



この段階になって、まじめにスポーツやスポーツとしての武道を心がけていた人には、この「国際的なアマチュア運動会」に勝つことが難しくなってしまった。

何故なら、自分たちのレギュレーションと違うから。

世界の一流プロだって、レギュレーションが違えば、全く実力を発揮できない。

日本のプロ野球の投手がアメリカのメジャーリーグで活躍できにくいのはレギュレーションとシステムが違うから。

いみじくも、日米通算安打でピートローズ氏がレギュレーションが違う旨を力説していた。

中でも、3Aクラスのバッターが日本では何本もホームランを打っていたことを引き合いに出していた。

でも、坂を下ったとはいえ、ホームランバッターを何人もメジャーリーグから大金をかけて呼んでも、誰一人として期待に応えるホームランなりヒットを記録した選手はいない。

理由は簡単。

完成された選手は、一段落ちると思ったところで実績を出せない場合は、環境≒レギュレーションのせいにする。

3A選手は満場一致の実績がないのでここで実績を出すしかない。

実際に外国人選手で有名どころから無名選手で実績を出せた人は「能力があって、頑張った人」なんでしょう。

元メジャーの人は自分の能力が発揮できないという理由(=ピートローズ氏の方法論)で日本球界を下にしてしまえば全く問題ない。



話が飛んだが。



やはり今行っている


「国際的なアマチュア運動会」

はプロ選手は出場しないほうがいいと思う。



高校サッカーにプロサッカー選手の軍団を作って勝ったとしても面白くないでしょ?

ましてや、高校生プロサッカー集団に、プロ無しチームが勝ったら、

「プロの尊厳」

がないでしょ。

東京読売が、今夏の高校生大会優勝チームと戦って5-0くらいで負けたらどうするの?

だから、プロはアマチュアの大会に出ちゃダメ。

アマチュアがオープン戦に出てきたら徹底的に叩きのめす。

これが良いと私は思う。




最後に。

メダルが期待されていた女子大学生の2回戦敗退(シードだったようで実質初戦)後、数分後にインタビューをしていたNHK職員。

勝者なら、帰り際でもよいかと思うが、敗者にそれはないんじゃない?

日本はいつからそういう風になったの?

昔からだったの、私が覚えていないだけで…。

そこでちゃんとした「取材」ができると思っているとしたらNHKは問題あり。

戦場で爆撃されて負傷した人に「痛いですか~」と聞くのはスネークマンショーの「戦争と平和」のコントですが。

それと同じレベルです。

きちんと自己分析できた後での記者会見で聞くべきです。

実際何も答えていませんでしたから。

現着: 警視庁心理捜査官 KEEP OUT II

2016年08月05日 18時35分48秒 | 読書事
黒崎視音さんです。

この人の作品もシリーズで読んでますね。

吉村爽子シリーズではなく柳原明日香シリーズになっています。

物語は書いていくうちに変貌するからね。

お待ちしてます 下町和菓子 栗丸堂 (2)

2016年08月05日 18時33分51秒 | 読書事
似鳥航一さんの2作めです。

同時に1・2巻を買ったのですが、まぁ及第点でしょうね。

でも、著者の別の作品を読むかどうかはわからない。

サッド・フィッシュ 行動心理捜査官・楯岡絵麻

2016年08月05日 18時28分39秒 | 読書事
佐藤青南さんの楯岡絵麻シリーズの最新版です。

って、なん作目可も忘れた。

確か面白かったような。

次も買うんだろうな。