久しぶりの北村薫さんです。
絵に描いたような幼なじみの真理子と利恵を苛酷な運命が待ち受けていた。ひとりが召され、ひとりは抜け殻と化したように憔悴の度を加えていく。文化祭準備中の事故と処理された女子高生の墜落死―親友を喪った傷心の利恵を案じ、ふたりの先輩である『私』は事件の核心に迫ろうとするが、疑心暗鬼を生ずるばかり。考えあぐねて円紫さんに打ち明けた日、利恵がいなくなった…。 by Amazon
久しぶりに読んで感じたのは、北村さんは文章の修飾が上手いということだった。
多くの本格ミステリは、謎を描き、その謎を解くために小説の形をしている。
昔読んだ北村作品もそうだが、今作も、小説を作り上げる上で、小説世界の描写に趣向を凝らし、ミステリ≠パズル、ミステリ≒文芸作品に仕立てようというかの如く、描写が文学しているように感じた。
多用されると鬱陶しいが、ちょっとした表現に所謂「文学的手法」が多用されている。
本格ミステリとしての評価は「まずまず」だと思うが、疑問なのは「わたし」は何故ああも解決をひっぱったのか=最初の時点で円紫さんにすぐに相談すればよかったのに、ということでした。
何らかの理由で日本に居ないとか連絡が取れないとかの理由でなければ、電話1本ですぐに相談できるのに…。
今まであれだけ実績があるんだから、何故ず~っと相談しなかったのかが私には解らない。
絵に描いたような幼なじみの真理子と利恵を苛酷な運命が待ち受けていた。ひとりが召され、ひとりは抜け殻と化したように憔悴の度を加えていく。文化祭準備中の事故と処理された女子高生の墜落死―親友を喪った傷心の利恵を案じ、ふたりの先輩である『私』は事件の核心に迫ろうとするが、疑心暗鬼を生ずるばかり。考えあぐねて円紫さんに打ち明けた日、利恵がいなくなった…。 by Amazon
久しぶりに読んで感じたのは、北村さんは文章の修飾が上手いということだった。
多くの本格ミステリは、謎を描き、その謎を解くために小説の形をしている。
昔読んだ北村作品もそうだが、今作も、小説を作り上げる上で、小説世界の描写に趣向を凝らし、ミステリ≠パズル、ミステリ≒文芸作品に仕立てようというかの如く、描写が文学しているように感じた。
多用されると鬱陶しいが、ちょっとした表現に所謂「文学的手法」が多用されている。
本格ミステリとしての評価は「まずまず」だと思うが、疑問なのは「わたし」は何故ああも解決をひっぱったのか=最初の時点で円紫さんにすぐに相談すればよかったのに、ということでした。
何らかの理由で日本に居ないとか連絡が取れないとかの理由でなければ、電話1本ですぐに相談できるのに…。
今まであれだけ実績があるんだから、何故ず~っと相談しなかったのかが私には解らない。