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流れ流れてきた此処は、終の棲家にふさわしいのか?入ってみなきゃ分からない、それがリスク。

アイ・イン・ザ・スカイ 世界一安全な戦場~EYE IN THE SKY

2017年01月22日 00時34分27秒 | 映像事
監督
ギャビン・フッド
製作
ジェド・ドハーティ
コリン・ファース
デビッド・ランカスター
製作総指揮
ザビエル・マーチャンド
ベネディクト・カーバー
脚本
ガイ・ヒバート
撮影
ハリス・ザンバーラウコス
美術
ジョニー・ブリート
編集
ミーガン・ギル
音楽
ポール・ヘプカー
マーク・キリアン

キャスト
ヘレン・ミレン:キャサリン・パウエル大佐
アーロン・ポール:スティーヴ・ワッツ
アラン・リックマン:フランク・ベンソン中将
バーカッド・アブディ:ジャマ・ファラ
ジェレミー・ノーサム:ブライアン・ウッデール
イアン・グレン:ジェームズ・ウィレット英外相
モニカ・ドラン:アンジェラ・ノース
フィービー・フォックス:キャリー・ガーション

戦地から遠く離れた会議室でドローンが映し出す映像を見ながら戦争に加担する人々の葛藤を描き、現代の戦争の闇を浮き彫りにした軍事サスペンス。イギリス軍の諜報機関で働くキャサリン・パウエル大佐は国防相のベンソン中将と協力し、ナイロビ上空を飛ぶドローンを駆使してロンドンから英米合同軍事作戦を指揮している。そんな中、大規模な自爆テロ計画の存在を突き止めた彼らは、アメリカ国内の米軍基地にいるドローン・パイロットのスティーブに攻撃命令を下すが、殺傷圏内に幼い少女がいることが判明。キャサリンは、少女を犠牲にしてでもテロリスト殺害を優先させようとするが……。「クィーン」のヘレン・ミレンが正義感に燃える指揮官キャサリン役を、2016年1月に他界したアラン・リックマンがベンソン中将役をそれぞれ演じる。「ウルヴァリン:X-MEN ZERO」「ツォツィ」のギャビン・フッド監督がメガホンをとり、俳優コリン・ファースが製作に参加。 by映画.com



正直。

すごい映画を期待していた。

自分は安全な場所で指揮命令し、安全な場所で絶対に反撃を受けることなく攻撃する。

こういう戦争?≒対立に対して鉄槌を下すような内容なのか?/!!と。



鑑賞中も鑑賞後も「軍人だからしょうがないよね」で片が付く内容だった。



前に観た「ドローン・オブ・ウォー」のほうが、狙撃する方の心の痛みやその戦闘の不条理さを存分に表現していた。

また「アメリカン・スナイパー」のほうが、戦争・戦闘の痛みや理不尽さ・虚無感を謳いあげていた。



今作はどちらかと言えば、ある条件下でのそれぞれの立場の人のジャッジメント・心の正義を問われるサスペンスアクションだったらしい。

そりゃ、現代社会の戦闘形態における不条理を暴くドラマを期待していたら、方向性が違うから満足度は低いよね。



それにしても、政治は常に「自分で判断しない=責任を取らない」ように頑張っているというのを見事に風刺していましたね。

本来、政治家は自分で判断するべきものなのに。

第45代アメリカ大統領に…

2017年01月21日 01時05分42秒 | 思考事
もうすぐトランプ氏がアメリカ大統領になります。

かつてこれほど物議を醸した国の最高責任者って記憶にない。

アメリカ以外でもだ。

そもそも、政治的な機関の最高責任者に、プロでない政治家=ノンプロが就任するって。

例えていうなら



ドクター中松が都知事に当選するくらいのレベル。

昔、ドクター中松に投票したことが数回ある私ですが…。

その時は、絶対に当選しないって思って投票してました。



もしくは、民主党に政権を与えてしまって、どうなったかを考えればよくわかると思うんだが…。



まぁ、この後にアメリカがどうなるかをよく見たほうがいいね。


テディ・ゴー!

2017年01月19日 12時29分49秒 | 読書事
加藤実秋さんです。

シリーズ2作目です。

下北沢の輸入雑貨店で再びアルバイトを始めた和子が持ち帰ったぬいぐるみのカエルから、突然野太い声が聞こえてきた。「よう。俺だよ!」 心中偽装事件を解決し、成仏したはずのオヤジ刑事(デカ)・康雄が、「天国に行くためのポイント稼ぎのために戻ってきた」と言うのだ。翌日、盗作事件に巻き込まれた和子は、身の潔白を証明するため、“あみぐるみ刑事”と再びコンビを組んで、捜査を開始することに……。待望のシリーズ第二弾!  byAmazon


加藤さんの物語世界観の匂いというのかテイストは、100%好きな訳じゃない。

5%くらいの不快な要素もある。

が、その5%がある意味、次も読みたい、になっているのかも。

次も読むでしょうね、きっと。

蹴りたい田中

2017年01月19日 12時14分28秒 | 読書事
田中啓文さんです。

ずっと気になっていたんですが、なかなか手を出せずにいた本です。

第二次大戦下で鬱屈する少年兵たちの、複雑な心象を描破した珠玉作「蹴りたい田中」で第130回茶川賞受賞後、突如消息を絶った伝説の作家・田中啓文。その稀有なる才能を偲んで、幼少時から出奔までの偉大なる生涯を辿る単行本未収録作8篇+αを精選、山田正紀、菅浩江、恩田陸などゆかりの作家・翻訳家・編集者らによる証言、茶川賞受賞時の貴重なインタビュウ「未到の明日に向かって」までを収録した遺稿集。  byAmazon



基本はSF短編集ですね。

基本は、ね。

全編を駄洒落が覆いつくしています。

が、

内容も面白いものが多い。



秀逸なのはやはり「蹴りたい田中」でしょうね。

発想と茶化し方が大好きです。



「地球最大の決戦」は、前田俊夫さんの「うろつき童子」を彷彿とさせました。

水鏡推理Ⅴ ニュークリアフュージョン

2017年01月19日 12時03分50秒 | 読書事
松岡圭祐さんです。

シリーズも5冊目です。

ミスター文部省という異名を取ったあの元文部官僚から大絶賛!
三流キャリアに怒りの制裁!ノンキャリ・瑞希、超一流。―京都造形芸術大学芸術学部教授 寺脇研
目利き文芸評論家からも高評価!
いやはや巧い! 次々に新たな局面を示して読者を驚かせ、サスペンスではらはらさせる。暖かい余韻をもたせていて読後感もいい。―池上冬樹(文芸評論家)
(あらすじ)
研究不正を追及する、より高度で専門的な部署へ異動になった一般職・水鏡瑞希。上司の女性キャリア官僚と組んで、次世代エネルギーと目される核融合研究の検証に取り組む。ついていくのに四苦八苦の瑞希のもとに、不可解な事象が連続して起きる。みずからの心の奥底を知ることになった瑞希、驚愕の真実とは?

〈ニュークリアフュージョン〉
核融合。核融合炉が実現すればエネルギー問題が一気に解決される夢の技術。 byAmazon



いつも思うんですが、松岡さんの文章には松岡節みたいなものを感じる。

平たく淀みなく読めるけどなんか個性を感じる。

修飾語なのか文字の選び方なのか表現方法なのか?


最近読みだした加藤実秋さんの文章は、細かい表現になるとイラっとするが、松岡ささんの文章は、読んでいて心地よさはある。

内容的には一発ネタを大きく膨らませた感じ。

次も期待。

猫弁と指輪物語

2017年01月19日 11時56分54秒 | 読書事
大山淳子さんの3冊目です。

カギのかかった部屋で、女優の飼い猫が妊娠した。天才弁護士・百瀬太郎に持ち込まれた依頼は「密室猫妊娠事件」。そこに盟友の動物病院を訴えたいという、新たな依頼が降ってきた。アルビノのビルマニシキヘビを、無断で転売されたという。しかし百瀬は、当日に婚約者にエンゲージシューズをプレゼントするための秋田旅行を控えていて…。一生懸命生きる人たちが胸に抱えた、それぞれの迷いと謎。果たして百瀬は、欠けたピースを埋めることができるのか?すべてがつながるハートフルミステリー、大好評第三弾。  byAmazon



キャラクタもぶれず、話も面白い。

ミステリ要素もほどほどに良い。

次も読んでみようと思う。



「まこと先生」役は、TVドラマではどうしても「杏」さんにやってほしかった。

ビブリア古書堂の事件手帖 (6) ~栞子さんと巡るさだめ~

2017年01月19日 11時21分34秒 | 読書事
三上延さんです。

シリーズ6冊目。

空前の大ヒット、驚異のミリオンセラー! 待望の最新刊!!

太宰治の『晩年』を奪うため、美しき女店主に危害を加えた青年。ビブリア古書堂の二人の前に、彼が再び現れる。今度は依頼者として。
違う『晩年』を捜しているという奇妙な依頼。署名ではないのに、太宰自筆と分かる珍しい書きこみがあるらしい。
本を追ううちに、二人は驚くべき事実に辿り着く。四十七年前にあった太宰の稀覯本を巡る盗難事件。それには二人の祖父母が関わっていたのだ。
過去と現在、まるで再現されるかのような奇妙な巡り合わせに、薄気味悪さを感じる二人。それは偶然か必然か? 深い謎の先にある真実とは?  by Amazon



長編になっています。

太宰治です。

このシリーズの特徴は、普通に出してきた人物をしばらくしてから「設定を変えずに違ったキャラクタ」にすることですね。

今作では田中さん、五浦さんが今までの立ち位置から豹変。

過去には、せどりの人とか、智恵子さんとか、五浦さんの祖母さんとか…。

最初は普通に描かれるが、過去に遡るとそうそう穏やかなものでもない、と。



まぁ、普通の人のそうなんだけどね。

でも、たかが「本1冊」で、大きく人生を変えるって。

趣味もほどほどにしないとね。

ドント・ブリーズ~Don't Breathe

2017年01月03日 00時11分42秒 | 映像事
サム・ライミ製作、リメイク版「死霊のはらわた」のフェデ・アルバレス監督による、全米でスマッシュヒットを記録したショッキングスリラー。強盗を企てた若者3人が、裕福な盲目の老人の家に押し入ったことから、思いがけない恐怖に陥る様を描く。親元を離れ、街から逃げ出すための資金が必要なロッキーは、恋人のマニーと友人のアレックスとともに、地下に大金を隠し持っていると噂される盲目の老人の家に強盗に入る。しかし、その老人は目が見えないかわりに、どんな音も聴き逃さない超人的な聴覚をもち、さらには想像を絶する異常な本性を隠し持つ人物だった。暗闇に包まれた家の中で追い詰められたロッキーたちは、地下室にたどり着くが、そこで恐るべき光景を目の当たりにする。

監督
フェデ・アルバレス
製作
サム・ライミ
ロブ・タパート
フェデ・アルバレス
製作総指揮
ネイサン・カヘイン
ジョー・ドレイク
エリン・ウェスターマン
J・R・ヤング
マシュー・ハート
脚本
フェデ・アルバレス
ロド・サヤゲス
撮影
ペドロ・ルケ
美術
ナーマン・マーシャル
衣装
カルロス・ロサリオ
編集
エリック・L・ビーソン
ルイス・フォード
音楽
ロケ・バニョス

キャスト
ジェーン・レビ:ロッキー
ディラン・ミネット:アレックス
ダニエル・ゾバット:マニー
スティーブン・ラング:盲目の老人
by映画.com




ほとんどの人が何となく勘違いしていること。

失明とは、矯正視力が0.02以下(日本でのある程度の基準。WHOでは0.05未満)の人のことを指す。

故に光覚弁(光の濃淡がわかる)や手動弁(指の動きがわかる)の人は失明者であり、指数弁(指の本数がわかる)の人は失明ではない。

話は脇にそれるが「座頭市」は単に0.05くらいの強度近視なんじゃないかと思われる。

なにかを判別するときに、顔を寄せているのでおそらく間違いありません。

それくらいの視力の人は現代社会にはたくさんいますけどね。

眼鏡やコンタクトがなかったら、杖を突かないと外に出られません。






さて、今作ですが。

映画前半の展開だと老人は、手動弁以下だと思われる。

動きを止めていれば存在を感知されないから。

が、

後半の「地下の様子」だと指数弁以上ないとあの環境は作れなさそうなので、もっと見えていそう。

また、一人暮らしでハウスキーパーも頼んでいないのに、あれだけ屋内が奇麗だとしたら、0.1以上は見えていそう。

だから、地下での攻防の際に暗闇での圧倒的な有利さが表現できていなかったのでは?



そんなことを考えながら鑑賞したのですが、なかなか良いスリラーでした。

ローグ・ワン スター・ウォーズ・ストーリー~Rogue One: A Star Wars Story

2017年01月02日 23時50分27秒 | 映像事
「スター・ウォーズ」シリーズの「エピソード3 シスの復讐」と「エピソード4 新たなる希望」をつなぐ、これまで語られることのなかった物語を映画化。「エピソード4 新たなる希望」でレイア姫がR2-D2に託した帝国軍の最終兵器「デス・スター」の設計図は、いかにして反乱軍の手にもたらされたのかを明らかにする物語となり、一匹狼のヒロイン、ジン・アーソが、反乱軍の仲間とともに、帝国軍からデス・スターの設計図を奪う決死のミッションに挑む姿が描かれる。主人公ジン・アーソ役は「博士と彼女のセオリー」でアカデミー主演女優賞にノミネートされたフェリシティ・ジョーンズ。監督は2014年のハリウッド版「GODZILLA ゴジラ」のギャレス・エドワーズ。

監督
ギャレス・エドワーズ
製作
キャスリーン・ケネディ
アリソン・シェアマー
サイモン・エマニュエル
製作総指揮
ジョン・ノール
ジェイソン・マクガトリン
オリジナル原案
ジョージ・ルーカス
原案
ジョン・ノール
ゲイリー・ウィッタ
脚本
クリス・ワイツ
トニー・ギルロイ
撮影
グレッグ・フレイザー
美術
ダグ・チャーン
ニール・ラモント
衣装
グリン・ディロン
デイブ・クロスマン
編集
ジャベツ・オルセン
音楽
マイケル・ジアッキノ
オリジナル音楽
ジョン・ウィリアムズ

キャスト
フェリシティ・ジョーンズ:ジン・アーソ
ディエゴ・ルナ:キャシアン・アンドー
ドニー・イェン:チアルート・イムウェ
ベン・メンデルソーン:オーソン・クレニック
マッツ・ミケルセン:ゲイレン・アーソ
アラン・テュディック:K-2SO
チアン・ウェン:ベイズ・マルバス
リズ・アーメッド:ボーティー・ルック
バリーン・ケイン:ライア・アーソ
フォレスト・ウィテカー:ソウ・ゲレラ
ジェームズ・アール・ジョーンズ:ダース・ベイダー(声)
ジュネビーブ・オライリー:モン・モスマ
アリスター・ペトリ:ドレイヴン将軍
ベン・ダニエルズ:メリック将軍
イアン・マッケルヒニー:ジャン・ドドンナ将軍
ダンカン・パウ:メルシ軍曹
バボー・シーセイ:セフラ中尉
by映画.com


今回の出演者の中で知っている名前は2人しかいない。

フォレスト・ウィテカーとマッツ・ミケルセン。

話は、スピーディーに進んでいき、予備知識なしだと惑星の名前を言われても「?」だし、顔識別能力の劣る私にはつらい前半であった。

が、大体の話の道筋は掴めていたので、決起する反乱軍からは、非常~~~に良い感じでした。

今回の話は、SW第4話につながる話なのですが、悲しい内容になっています。

そもそも4話は70年代のSFスペースオペラを軸に構成されています。

アメリカ映画がイケイケの頃です。

テイストが違うのは当たり前。

時代も世相も違いますから。



今作は映画として完成度の高いものと強くお勧めします。

オケ老人!

2017年01月02日 23時41分35秒 | 映像事
NHK連続テレビ小説「ごちそうさん」の杏が実写映画初主演を務め、ひょんなことから老人だらけのアマチュアオーケストラの指揮を任された高校教師の奮闘を描いた人間ドラマ。「ちょんまげぷりん」の作家・荒木源による同名小説を、「ぱいかじ南海作戦」の細川徹監督が映画化した。梅が岡高校に赴任してきたばかりの数学教師・千鶴。学生時代からオーケストラでバイオリンを弾いていた彼女は、地元の文化会館で聴いたアマチュアオーケストラの演奏に感銘を受け、入団を決意する。ところがこの町にはアマチュアオーケストラが2つ存在し、千鶴は誤って老人ばかりの素人オーケストラ「梅が岡交響楽団」に入ってしまう。若者の入団を喜ぶ老人たちを前に勘違いだと言い出せなくなった彼女は、成りゆきから指揮者をつとめるハメになり……。
監督
細川徹
原作
荒木源
脚本
細川徹
撮影
芦澤明子
照明
永田英則
録音
岡本立洋
美術
新田隆之
編集
木村悦子
音楽プロデューサー
緑川徹
音楽
渡邊崇

キャスト
杏:小山千鶴
黒島結菜:野々村和音
坂口健太郎:坂下くん
笹野高史:野々村秀太郎
左とん平:及川さん(クラさん)
小松政夫:花田富雄(トミー)
藤田弓子:花田昌江(マーサ)
石倉三郎:戸山(棟梁)
茅島成美:清水真弓(真弓センセイ)
喜多道枝:宮崎しま子(しま子)
森下能幸:竹岡亮吉(ラバウルさん)
萩原利久:大沢コーイチ
フィリップ・エマール:フィリップ・ロンバール
飛永翼:通訳・アリノ
光石研:大沢義郎

by映画.com

初めて「杏」さんを劇場で見た。

想定よりも美人だった。

TVを持っていないのでTVドラマを見られない。

ネットで「猫弁」も観たが、私の中での「杏」さんは「妖怪人間のベラ」以外の何者でもない。



話はご都合主義で、考証に破たんはあるが「音楽スポ根もの」としてみれば及第点だろう。

でも、坂口健太郎さんの頬のタテ筋が気味悪いくらいくっきりとしていて、二枚目台無しでした。

整形でもしたのか?

出署せず

2017年01月02日 23時34分07秒 | 読書事
安東能明さんです。

柴崎令司警部は、今回も綾瀬署を離れることができなかった。その一方で、同世代のキャリア・坂元真紀が署長に着任。現場経験に乏しいコンビが誕生してしまった。職務にまつわる署内の不祥事、保護司による長男殺しの闇。そして、女性店員失踪事案の再捜査が、幾つもの運命を揺さぶりはじめる――。ミステリ×人間ドラマの興奮。日本推理作家協会賞受賞作を継ぐ、シリーズ第二弾。 byAmazon

「続く…」を引き継いだ作品集です。

表題や文面から新署長が出署しないものとばかり思っていたら…。

しかも署長が魅力的に描かれていくのかと思いきやそうでもなく。

なんか、私の好む?読み筋?を敢えて避けているような。

面白くないわけじゃないんだが、手放しでは褒められない。

なんだろう?

アリス・ザ・ワンダーキラー

2017年01月02日 23時26分35秒 | 読書事
早坂吝さんです。

ちょっと久しぶりです。

名探偵の父親に憧れ、“不思議殺し”の名探偵を自称する少女アリス。父親からの誕生日プレゼント“仮想空間”で待ち受ける5つの奇妙な謎を、24時間以内に解くことはできるのか?!たたみ掛けるドンデン返しと、迫りくるロジックの快感!『○○○○○○○○殺人事件』の著者が贈る、新感覚パズルミステリ。 byAmazon

セッティングは上々。

中盤以降の展開も良い。

最後の展開は、流石の早坂節。

不思議の国のアリスを読んでいる日本人はおそらく1,000人に一人くらいでしょう。

それでもかいつまんでの話や、一部キャラクタは日本人の3割は知っているはず。

そこのところの説明やモチーフの使用も十全。

その割にはあまり評価されていないような気がする。

撃てない警官

2017年01月02日 23時11分44秒 | 読書事
安東能明さんです。

初めて読む著者です。

「あんどうよしあき」さんと読むそうです。

私は「能」とか「淑」「恭」「啓」「慶」などの漢字が入った名前が人名として読めません。

比較的読んだ「田中啓文」さんも未だに「たなかけいぶん」さんとしか読めません。



閑話休題。

そろそろ読める作家のストックが少なくなったので、新規開拓。

Amazonで評判の良いこれを買って読みました。

総監へのレクチャー中、部下の拳銃自殺を知った。柴崎令司は三十代ながら警部であり、警視庁総務部で係長を務めつつ、さらなる出世を望んでいた。だが不祥事の責任を負い、綾瀬署に左遷される。捜査経験のない彼の眼前に現れる様々な事件。泥にまみれながらも柴崎は本庁への復帰を虎視眈々と狙っていた。日本推理作家協会賞受賞作「随監」収録、あなたの胸を揺さぶる警察小説集。 by Amazon

読後の感想。

イメージしていたのとちょっと違う。

爽快感もなければ、圧倒的なサスペンスや驚くべき展開の妙もない。

悪くはないんだが、なんか、のっぺりした感じ。

しかも。

「続く…」だし。