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流れ流れてきた此処は、終の棲家にふさわしいのか?入ってみなきゃ分からない、それがリスク。

警視庁「女性犯罪」捜査班 警部補・原麻希 氷血

2020年12月13日 00時06分25秒 | 読書事
相変わらず長くてどこで切っていいかわからないタイトルのシリーズです。

これも一個前に書いた「53教場」と一緒で「恋愛小説」なんじゃないか?

今までは何となく、ダメな感じのある冷徹で距離を置いた「則夫さん」だったのを、

「麻希さんが選んだだけのことはある立派な警察官の則夫さん」に昇格すべく書かれたような感じ。

冒頭の氷漬け死体を読んだとき、昔読んだ島田荘司さんの長編に似ていて(それはないだろうという論法で辟易した)ちょっと引いた。

また「瀧さん」はそんな処遇でいられるはずないっていう構図しか思い浮かべられなくて、破綻していると思った。

続きは読まないな。


警視庁53教場

2020年12月12日 23時58分55秒 | 読書事
吉川英梨さんです。

警察学校教官・守村が首吊り死体で発見された。捜査一課の五味は、府中署の綾乃とともに捜査に乗り出す。守村は五味の警察学校時代のクラス(教場)の仲間だった。恋心を抱いた同期、自殺した問題児、旧陸軍学校だった中野校から新設された府中校への移転。当時の出来事が守村の死に関わっているのか?妻を亡くし、忘れ形見の娘と暮らす五味は、かつての仲間たちを調べ始めるが―。警察学校小説シリーズ、堂々の開幕!! by Amazon

読んでいてなんか、違うなぁって思ったこと。

警察小説というよりも、恋愛小説なのでは?

謎もあり、探偵もいて、伏線も張られているが。

何となく芯になるのは「謎」ではなく「恋愛感情」のような気がした。

最後部の「娘の真実」も奥さんとの感情の果ての結果ととれるし。

悪くはないのだが、推理小説を読みたかった。