ガーデン姉妹7

竹本泉さんです。

今回でシリーズ完結です。

竹本さんの本は、存在それだけで

「良いんです」

姉妹の中でやはり「カナリア先生」が最高です。

アニメの「かくしごと」も終わったし。

次の竹本作品はいつだろう。

名古屋駅西 喫茶ユトリロ

太田忠司さんです。

東京生まれの鏡味龍は名古屋大医学部に今春から通う大学生。喫茶店を営む祖父母宅に下宿した龍は、店の常連客から、家にピンポンダッシュをされ、外に出ると家の前に手羽先の骨が置かれ困っていると相談を受ける。龍は友人と先輩の助けを借りて、謎に挑む。手羽先唐揚げ、寿がき屋ラーメン、味噌おでん…名古屋めしの魅力が満載の連作ミステリー。書き下ろし!　ｂｙ Amazon

前回の「ミステリなふたり」がちゃんとしたミステリなら、今作は「青春恋愛もの」
謎はあってもロジックで解いていくわけでなし。
また、それを検証するわけでもなし。
ちょっと期待はずれでした。

新喜劇王

「少林サッカー」「カンフー・ハッスル」のチャウ・シンチーが1999年に主演、監督、脚本を手がけた「喜劇王」を女性を主人公に据えて復活させたコメディ。モンは映画女優になることを夢見ていたが、いつまでたってもエキストラのままで顔もまともに映らない端役や死体の役ばかりを演じていた。ある日、役作りのためにやったプチ整形顔がスタッフの目に留まり、かつてのスター俳優マー主演の超大作「白雪姫　血のチャイナタウン」に大抜てきされた。しかし、過去の栄光にすがるマーは演技も性格も最悪なトラブルメーカーだった。落ちぶれた俳優マー、底辺から脱するために奮闘するモン。この出会いが2人の人生を大きく変えていく。主人公モン役を本作がデビューとなるエ・ジンウェン、マー役を「アイスマン」シリーズのワン・バオチャンがそれぞれ演じる。チャウ・シンチーが監督、脚本、製作を担当し、共同監督として「イップ・マン　最終章」のハーマン・ヤウが参加。　by映画.com

「少林サッカー」で衝撃を受け、名前を知った監督さんです。
とにかくアクの強い映像と脚本でした。
「西遊記」や「人魚姫」も見たけど、だんだんパワーが落ちてきて丸くなっていったような感じでした。
今作は今までで一番毒もなく平穏で普通な感じでしたが、主演の女優さんの渾身の演技もあり「やっぱり何か変」な感じのある映画でした。

ミステリなふたり あなたにお茶と音楽を

太田忠司さんです。

シリーズ4作目になりますが、幻冬舎版と、東京創元社版の2つがあり、これは東京創元社版の2作目になります。

さすがに20年近くに亘って書いているので、人物の性格や行動様式が多少変化しています。

また、今作には狂言回し役の新人刑事も登場。

総体的には面白いシリーズで、今作も商品として楽しめました。

ツインソウル 行動心理捜査官・楯岡絵麻

チャンネル登録者数十万人を超える人気の動画配信者が殺された。被疑者の聴取を行うのは刑事・楯岡絵麻。行動心理学で相手の嘘を見抜く通称「エンマ様」の取調べで事件の意外な真相が明らかに。その後も、更生した元被告人はなぜ再び罪を犯したのか。ホームヘルパー殺害事件の裏で何があったのか。様々な事件を解決する絵麻だったが、通り魔事件被疑者の取調べで予想外の事実を知り―。　ｂｙ Amazon

シリーズ8作目で、4作の短編集です。

突出した面白さや奇抜さはないが、長期での執筆にもかかわらず、安定した面白さです。

短編集で毎回パターンの説明を読むとちょっとアレですが。

視点の切り替えや、パターンのふり幅が小気味よく満足感はあります。

今回から準レギュラーが増えたようですが、今一つですね。

結局、「大脳辺縁系と向き合いどう事件を解決するのか？」以外は枝葉末節にならざるを得ないのですから、このシリーズは。

筋読み

田村和大さんです。
デビュー作です。
著者の初読です。
面白そうだとは思ったが「同一DNA型」をどこに落とし込むのかを期待していたのですが、そこはあんまりだった。
まぁ、こんなもんでしょ、な、読後感。
Amazonの書評にもあったが「最初～中盤が面白く、その後今一つ」でした。

女性モデル殺害の疑いで山下という男が出頭。殺害現場で採取されたDNA型が山下のものと一致したため起訴間違いなしと目されたが、警視庁捜査一課の刑事・飯綱だけは異を唱え、捜査を外されてしまう。同じ頃、少年が車に轢かれ、直後に連れ去られる事件が発生。担当をあてがわれた飯綱は少年の居場所を特定し無事保護したが、少年から山下と全く同じDNA型が検出されたとの報せが入り―。　by Amazon

サイゼリヤという飲食店

行ってきた。

前は普通のイタリアン食堂だったが、アレ（新型C）後は迷走しまくりです。


①オーダーが、口頭注文から、記述式になった。
　
　結果：テーブルで確認・復誦するのだが、番号記入のため時間は注文時間が前よりかかるし、慣れていないので店員がオーダーを間違えるし、言葉数も多くなって時間がかかる。３蜜度合いが高くなっている。

②野菜をレジで販売している。
　
　結果：今までにないオペレーションに加え、受注・品出し・梱包に無理があるため、余計な人手をとられている。
　　　　レジで他に会計する人がいないにも関わらず、３分以上も待たされた。

サイゼリヤの基本姿勢は好きなのですが、ストレスが増えているのは間違いない。

貴族探偵

麻耶雄嵩さんです。

前に読んだかもしれないですが読んだとしても数冊の作家さんです。

5編の連作短編集です。

読んでみて、

「古い！」

と感じた。

確かに初出は2001年なので20年近く前だけど。

本格推理ってこんなにも時代がかっていたのかとちょっとびっくり。

その時には感じなかった大仰さを至る所で散見されて、ライトノベルに侵食されている我が身にはあまりにも「重い」

本格枠でのライトノベルは望めないのだろうな。