「アナザーラウンド」のマッツ・ミケルセンが主演を務め、列車事故で失った妻の復讐に燃える軍人の姿を描いたアクション。「アダムズ・アップル」をはじめ、数多くの作品でミケルセンとタッグを組むアナス・トーマス・イェンセン監督がメガホンをとった。アフガニスタンでの任務に就いていた軍人のマークスは、妻が列車事故で亡くなったという報せを受け、悲しみに暮れる娘の元に帰国する。そんなマークスのもとに数学者のオットーが訪ねてくる。妻と同じ列車に乗っていたというオットーは、事故は「ライダーズ・オブ・ジャスティス」という犯罪組織が、殺人事件の重要証人を暗殺するために計画された事件だとマークスに告げる。怒りに震えるマークスは妻の無念を晴らすため、オットーらの協力を得て復讐に身を投じる。
2020年製作/116分/PG12/デンマーク・スウェーデン・フィランド合作
原題:Retfaerdighedens ryttere
配給:クロックワークス
これはびっくり。
マッツ・ミケルセンさん出演の映画は「悪党に粛清を」が初めてだと思います。
映画を再度見始めた頃の作品です。
これはかなり面白かった。
マッツ・ミケルセンさんは、日本では結構持ち上げられているようですね、英語圏の俳優さんではないのに。
出だしから怪しい雰囲気。
あらすじを読んでいたのでマッツ・ミケルセンさんは、「奥さんが電車事故で死亡して、それが犯罪組織によるものだった」ので、その復讐のために組織を潰しに行く軍人、という立ち位置。
まさに王道なアメリカン映画。
とはならず。
劇中しょっちゅう出てくる「カウンセラー」的なものが作品内で批判的に描写される。
多分監督はカウンセラー的なものに否定的。
主人公は「神の否定」を随所で見せている。
デンマークのキリスト教比率はわからないが、おそらくは多数派でそれのアンチテーゼだとは思う。
上記のあらすじの後で明かされる「真実」は怖い。
それまでの正義が正義でなくなる。
ある意味価値観の転換。
客観的にみたら「過去に罪を犯した虞犯者を容赦なく殺す」主人公である。
それでもこの映画は「それだけ」では無い奥行きで観客に絶望をもたらさない。
親子・仲間といった違うベクトルで締めくくったところが救いである。
うぃき先生によるとこれはコメディらしいが、これがコメディってどれだけデンマークって荒廃しているの?
ハリウッド映画にはない面白さは、ちがう言語圏の映画でしか見いだせないのかな?
それにしても。
「ライダーズ・オブ・ジャスティス」は原題らしいが、ギャング団の名称である。
主人公側は「ライダース」でも「ジャスティス」でもないのにこの題名は…⁉。
2020年製作/116分/PG12/デンマーク・スウェーデン・フィランド合作
原題:Retfaerdighedens ryttere
配給:クロックワークス
by 映画.com
これはびっくり。
マッツ・ミケルセンさん出演の映画は「悪党に粛清を」が初めてだと思います。
映画を再度見始めた頃の作品です。
これはかなり面白かった。
マッツ・ミケルセンさんは、日本では結構持ち上げられているようですね、英語圏の俳優さんではないのに。
出だしから怪しい雰囲気。
あらすじを読んでいたのでマッツ・ミケルセンさんは、「奥さんが電車事故で死亡して、それが犯罪組織によるものだった」ので、その復讐のために組織を潰しに行く軍人、という立ち位置。
まさに王道なアメリカン映画。
とはならず。
劇中しょっちゅう出てくる「カウンセラー」的なものが作品内で批判的に描写される。
多分監督はカウンセラー的なものに否定的。
主人公は「神の否定」を随所で見せている。
デンマークのキリスト教比率はわからないが、おそらくは多数派でそれのアンチテーゼだとは思う。
上記のあらすじの後で明かされる「真実」は怖い。
それまでの正義が正義でなくなる。
ある意味価値観の転換。
客観的にみたら「過去に罪を犯した虞犯者を容赦なく殺す」主人公である。
それでもこの映画は「それだけ」では無い奥行きで観客に絶望をもたらさない。
親子・仲間といった違うベクトルで締めくくったところが救いである。
うぃき先生によるとこれはコメディらしいが、これがコメディってどれだけデンマークって荒廃しているの?
ハリウッド映画にはない面白さは、ちがう言語圏の映画でしか見いだせないのかな?
それにしても。
「ライダーズ・オブ・ジャスティス」は原題らしいが、ギャング団の名称である。
主人公側は「ライダース」でも「ジャスティス」でもないのにこの題名は…⁉。