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流れ流れてきた此処は、終の棲家にふさわしいのか?入ってみなきゃ分からない、それがリスク。

ライダーズ・オブ・ジャスティス

2022年01月21日 20時03分41秒 | 映像事
「アナザーラウンド」のマッツ・ミケルセンが主演を務め、列車事故で失った妻の復讐に燃える軍人の姿を描いたアクション。「アダムズ・アップル」をはじめ、数多くの作品でミケルセンとタッグを組むアナス・トーマス・イェンセン監督がメガホンをとった。アフガニスタンでの任務に就いていた軍人のマークスは、妻が列車事故で亡くなったという報せを受け、悲しみに暮れる娘の元に帰国する。そんなマークスのもとに数学者のオットーが訪ねてくる。妻と同じ列車に乗っていたというオットーは、事故は「ライダーズ・オブ・ジャスティス」という犯罪組織が、殺人事件の重要証人を暗殺するために計画された事件だとマークスに告げる。怒りに震えるマークスは妻の無念を晴らすため、オットーらの協力を得て復讐に身を投じる。

2020年製作/116分/PG12/デンマーク・スウェーデン・フィランド合作
原題:Retfaerdighedens ryttere
配給:クロックワークス
by 映画.com




これはびっくり。

マッツ・ミケルセンさん出演の映画は「悪党に粛清を」が初めてだと思います。

映画を再度見始めた頃の作品です。

これはかなり面白かった。

マッツ・ミケルセンさんは、日本では結構持ち上げられているようですね、英語圏の俳優さんではないのに。



出だしから怪しい雰囲気。

あらすじを読んでいたのでマッツ・ミケルセンさんは、「奥さんが電車事故で死亡して、それが犯罪組織によるものだった」ので、その復讐のために組織を潰しに行く軍人、という立ち位置。

まさに王道なアメリカン映画。

とはならず。

劇中しょっちゅう出てくる「カウンセラー」的なものが作品内で批判的に描写される。

多分監督はカウンセラー的なものに否定的。 

主人公は「神の否定」を随所で見せている。

デンマークのキリスト教比率はわからないが、おそらくは多数派でそれのアンチテーゼだとは思う。




上記のあらすじの後で明かされる「真実」は怖い。

それまでの正義が正義でなくなる。

ある意味価値観の転換。


客観的にみたら「過去に罪を犯した虞犯者を容赦なく殺す」主人公である。



それでもこの映画は「それだけ」では無い奥行きで観客に絶望をもたらさない。

親子・仲間といった違うベクトルで締めくくったところが救いである。

うぃき先生によるとこれはコメディらしいが、これがコメディってどれだけデンマークって荒廃しているの?

ハリウッド映画にはない面白さは、ちがう言語圏の映画でしか見いだせないのかな?



それにしても。

「ライダーズ・オブ・ジャスティス」は原題らしいが、ギャング団の名称である。

主人公側は「ライダース」でも「ジャスティス」でもないのにこの題名は…⁉。

レイジング・ファイア

2022年01月21日 19時36分00秒 | 映像事
「イップマン」シリーズのドニー・イェンと「孫文の義士団」のニコラス・ツェーがダブル主演を務めたポリスアクション。正義感あふれる警察官チョンは、麻薬組織の壊滅作戦中に謎の仮面をかぶった集団に襲撃され、仲間を殺されてしまう。やがてチョンは、事件の黒幕が3年前に警察組織にはめられ投獄された元同僚ンゴウであることを知る。チョンは自身にとって弟子のような存在だったンゴウと、激しい攻防を繰り広げるが……。警察官チョンをドニー、復讐に燃える狂気の男ンゴウをニコラスが演じる。2020年に急逝した香港アクション映画界の巨匠ベニー・チャン監督の遺作となった。「るろうに剣心」シリーズの谷垣健治がスタントコーディネーターを務めた。

2021年製作/126分/PG12/香港・中国合作
原題:怒火・重案 Raging Fire
配給:ギャガ
by 映画.com


ここ数十年位年の中国を見ると。

日本が70年位かかってやったことを30年程度でやっている、かと、思う。

それで、映画だが。

今作を見る限り、まだ10~20年位遅れの様である。

今の日本の映像作品は総じて「これまでのものとは違う」感を出す意欲が見て取れる。

良い方向にベルトルが動けばよいが、大抵は「どうだ、違うだろ!」となっているように見えて仕方がない。

そして大抵失敗している、と感じる。

昔、大量に、映画やドラマが持てはやされたころは、

「大筋は時代に迎合して」制作者の色が個性になっていたんじゃないかと思う。

そこから外れた人たち(資金面・人脈・社会的背景)が異能・鬼才と呼ばれて「カルト的」と持ち上げられていたんじゃないのかなぁ?

50年以上前の映画って見てもあまり面白くない。

だって、その時に訴えたいものが今とは(価値観も時代も)違うから。



閑話休題。

今作は、非常に面白かった。

分かりやすい。

復讐劇でもあり、フィルムノワール(死語、かつ仏蘭西物でもない)ポリスアクションでもある。

こういう映画は、いろんな意味でしっかりと公開されるべきだと思う。 

読んだ本 6

2022年01月14日 15時47分29秒 | 読書事
1.THE QUIZ 椙本孝思
2.竹取物語(全) 角川書店編
3.メゾン・ド・ポリス 退職刑事のシェアハウス 加藤実秋
4.初恋ソムリエ 初野晴
5.セブン 乾くるみ
6.まんしゅう家の憂鬱 まんしゅうきつこ
7.空想オルガン 初野晴
8.美少年探偵団 西尾維新
9.白バイガール 佐藤青南
10.まほろ市の殺人 冬 有栖川有栖
11.お待ちしてます 下町和菓子 栗丸堂5 似鳥航一
12.嫉妬事件 乾くるみ
13.モップガール 加藤実秋
14.猫弁と透明人間 大山淳子
15.努力しないで作家になる方法 鯨統一郎
16.魔女は月曜日に噓をつく 太田紫織
17.魔女は月曜日に噓をつく2 太田紫織
18.櫻子さんの足下には死体が埋まっている 謡う指先 太田紫織
19.まほろ市の殺人 春 倉知淳
20.レストア 太田忠司
21.浜村渚の計算ノート 8と1/2 青柳碧人
22.やはり雨は嘘をつかない 皆藤黒助
23.ブラック・エンジェル 松尾由美
24.ヴィジュアル・クリフ 佐藤青南
25.超聴覚者 七川小春 朱野帰子
26.ヘンたて 青柳碧人
27.玩具都市弁護士 青柳碧人
28.クマ刑事 加藤実秋
29.火焔の凶器 天久鷹央の事件カルテ 知念実希人
30.僕は君を殺せない 長谷川夕
31.時をかける眼鏡 椹野道流
32.生活安全課0係 ファイヤーボール 富樫倫太郎
33.犯罪ホロスコープⅡ 法月綸太郎
34.双月高校、クイズ日和 青柳碧人
35.チャンネルファンタズモ 加藤実秋
36.オイディプスの檻 佐藤青南
37.研究公正局・二神冴希の査問 喜多喜久
38.ストレンジ・シチュエーション 佐藤青南
39.ゴールデンコンビ 加藤実秋
40.スクールカースト殺人教室 堀内公太郎
41.異端審問ラボ 魔女の事件簿1 高里椎奈
42.異端審問ラボ 魔女の事件簿2 高里椎奈
43.忘却のレーテ 法条遥
44.卯月の雪のレター・レター 相沢沙呼
45.まほろ市の殺人 夏 我孫子武丸
46.ディスリスペクトの迎撃 竹内真
47.不良品探偵 滝田務雄
48.幸せのコイン 鯨統一郎
49.タイムスリップ釈迦如来 鯨統一郎
50.モップガール2 加藤実秋
51.雨恋 松尾由美
52.九月の恋と出会うまで 松尾由美
53.生活安全課0係 スローダンサー 富樫倫太郎
54.スカラシップの罠 六道慧
55.ブラックバイト 六道慧
56.黒いプリンセス 六道慧
57.モップガール 加藤実秋

読んだ本 5

2022年01月14日 12時06分45秒 | 読書事
1.フィッシュストーリー 伊坂幸太郎
2.PK 伊坂幸太郎
3.ねこ弁 大門剛明
4.SRO Ⅳ ボディーファーム 富樫倫太郎
5.アー・ユー・テディ? 加藤実秋
6.犬はどこだ 米澤穂信
7.漫才刑事 田中啓文
8.時限病棟 知念実希人
9.水鏡推理Ⅳ アノマリー 松岡圭祐
10.夏季限定トロピカルパフェ事件 米澤穂信
11.秋季限定栗きんとん事件 上 米澤穂信
12.秋季限定栗きんとん事件 下 米澤穂信
13.珈琲店タレーランの事件簿3 岡崎琢磨
14.ビブリア古書堂の事件手帖5 三上延
15.午後からはワニ日和 似鳥鶏
16.Dカラーバケーション 加藤実秋
17.江古田ワルツ 鯨統一郎
18.万能鑑定士Qの最終巻 松岡圭祐
19.冷たい太陽 鯨統一郎
20.二人の距離の概算 米澤穂信
21.オチケン! 大倉崇裕
22.幻影の手術室 天久鷹央の事件カルテ 知念実希人
23.ピピネラ 松尾由美
24.殺人レゾネ 六道慧
25.猫弁と魔女裁判 大山淳子
26.ヤコブの梯子 六道慧
27.猫弁と少女探偵 大山淳子
28.あすなろの詩 鯨統一郎
29.お待ちしてます 下町和菓子 栗丸堂3 似鳥航一
30.お待ちしてます 下町和菓子 栗丸堂4 似鳥航一
31.わたしのリミット 松尾由美
32.古い腕時計 蘇部健一
33.運命しか信じない! 蘓部健一
34.ニャン氏の事件簿 松尾由美
35.安楽椅子探偵アーチー 松尾由美
36.化学探偵Mr.キュリー4 喜多喜久
37.麺’sミステリー倶楽部 ミステリー文学資料館編
38.ご依頼は真昼のバーへ 加藤実秋
39.バー・コントレイルの相談事 小竹清彦
40.つれづれ、北野坂探偵舎 心理描写が足りてない 河野裕
41.風が吹けば 加藤実秋
42.二重螺旋の誘拐 喜多喜久
43.バラ肉のバラって何? 金澤信幸
44.TATSUMAKI 曽根圭介
45.田舎の刑事の趣味と仕事 滝田務雄
46.生活安全0係 スローダンサー 富樫倫太郎
47.ドッグカフェ・ワンノアール 石田祥
48.リケジョ探偵の謎解きラボ 喜多喜久

ジグソーパズル48

2022年01月12日 14時42分22秒 | 読書事
私立曙女子高等学院の問題児ばかり集められるクラス(通称マルキュー)に、ある生徒が異動してきた。
家族が抱えた借金のために、学費を稼ぐ目的でやっていたアルバイトがバレたのが理由だという。
それを知ったマルキューのメンバーは彼女が特待生資格をとれるよう一致団結するが…(「マルキュー」)ほか、6篇を収録。
一冊に散りばめられた謎をあなたはすべて解けるか!?
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乾くるみさんです。

乾さんの小説のうち半分くらいはミステリではありません。

今作もミステリは半分くらいです。

でも、結構面白いです。

金閣寺は燃えているか?: 文豪たちの怪しい宴

2022年01月12日 14時39分04秒 | 読書事
バー<スリーバレー>でめくるめく文学談義
『雪国』はミステリ?『蒲団』はライトノベル⁉
さらには『檸檬』や『金閣寺』を
大胆不敵な解釈で解明する!
デビュー作『邪馬台国はどこですか?』から通算100冊目!

大学教授の曽根原は、ふと気づくとバー〈スリーバレー〉の前に足が向いている。女性バーテンダー・ミサキの魅力なのか、文学談義のせいなのかは分からない。ある晩、ミサキが質問を繰り出したのは、川端康成の『雪国』についてだった。『雪国』はミステリでなはいか、というミサキの疑問に、途中から入店してきた宮田が珍妙な回答を話し始めて……。さらに、田山花袋『蒲団』、梶尾基次郎『檸檬』、三島由紀夫『金閣寺』と日本文学界の名作の新解釈で贈る、鯨統一郎最新作。
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鯨統一郎さんです。

前作の「文豪たちの怪しい宴 」は読んでいません。

いつもの鯨さんです。

今回はややアンダーな感じ。

別にいいけど。

パズラー 謎と論理のエンタテインメント

2022年01月12日 14時32分15秒 | 読書事
高校の同窓会に出席する予定の小説家・日能は、幹事から衝撃の事実を聞く。ずっと亡くなったと思っていたクラスメイトが、実は生きていたのだ。何をどう勘違いしてそう捉えていたのか、訝しみながら同窓会当日を迎えると、さらに謎は深まるばかり……「蓮華の花」。数年ぶりに訪れた書店で購入した文庫本に、謎のメッセージが挟まれており、そこから小学生時代のある出来事に結びつく「時計じかけの小鳥」。師と仰ぐ、都筑道夫の代表作〈退職刑事〉シリーズのパスティーシュ、「贋作『退職刑事』」など、論理的な謎解きにこだわった、六編を収録。

【収録作】
蓮華の花
卵が割れた後で
時計じかけの小鳥
贋作「退職刑事」
チープ・トリック
アリバイ・ジ・アンビバレンス
集英社文庫版解説=巽昌章
創元推理文庫版解説=阿津川辰海
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久しぶりの西澤保彦さんです。

またしても、です。

書店で買ったのに。

奥付には2021年5月とある。

ものすごく湧き上がってくる既読感。



2007年の集英社文庫版を読んでいた模様。

sigh.

まもなく電車が出現します

2022年01月12日 14時26分38秒 | 読書事
美術部の領地と思しき「開かずの間」を巡る鉄研と映研の争いの最中、その部屋に突如として異様な鉄道模型が出現!? 表題作を含む5編収録のコミカルな学園ミステリ短編集。
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似鳥鶏さんです。

せっかく書店で買ったのに。

奥付に2021年5月とあったので新しいと思って買いました。

でも実際は2011年5月でした。

老眼です。

読んでみたら既読感満載でした。

sigh.

お電話かわりました名探偵です

2022年01月12日 14時22分49秒 | 読書事


「事件ですか。事故ですか。そこに謎はありますか?」

Z県警本部の通信指令室。その中に電話の情報のみで事件を解決に導く凄腕の指令課員がいる。千里眼を上回る洞察力ゆえにその人物は<万里眼>と呼ばれている――。ある日の深夜、通報に応答していた早乙女廉は『イエが盗まれた』という一報を受ける。思いもよらぬ訴えに動揺していると、割り込んでくる声が。その声の主こそ、<万里眼>こと君野いぶきだった。果たして事件の真相は? 電話越しに謎に迫る、新感覚警察ミステリ!
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佐藤青南さんです。
新ジャンルですね。
この人の作品も面白い。
次あるみたいなので読みます。

暁の密使

2022年01月12日 14時17分27秒 | 読書事
北森鴻さんです。

結構前に買っていたのをやっと読みました。

まぁまぁ面白い。

明治時代の実際の史実を基に創作したもののようです。

鯨統一郎さんがよくやる方法ですが、鯨さんは批判されるが他の方々は評価される。

そして、バトンは渡された

2022年01月12日 13時33分47秒 | 映像事
第16回本屋大賞を受賞した瀬尾まいこの同名ベストセラー小説を、永野芽郁、田中圭、石原さとみの共演で映画化。血のつながらない親の間をリレーされ、これまで4回も名字が変わった優子。現在は料理上手な義理の父・森宮さんと2人で暮らす彼女は、将来のことや友だちのことなど様々な悩みを抱えながら、卒業式にピアノで演奏する「旅立ちの日に」を猛特訓する日々を送っていた。一方、夫を何度も変えながら自由奔放に生きる梨花は、泣き虫な娘みぃたんに精いっぱいの愛情を注いでいたが、ある日突然、娘を残して姿を消してしまう。主人公・優子を永野、血のつながらない父・森宮さんを田中、魔性の女・梨花を石原がそれぞれ演じる。監督は「こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話」の前田哲。

2021年製作/137分/G/日本
配給:ワーナー・ブラザース映画
by映画.com




まぁ良かった。

石原さとみさんは安定の女優さんで彼女の映画は大抵標準以上の面白さ、だと思っている。

気になったのが2点

1.田中圭さんのメガネがいつも右のほうが下がっていた。

2.この映画の題名。
 軸をなす親は、すべて「みぃたん」を親として愛していた。
 だとすれば「バトン」などという陳腐な表現はとても馴染まない。
 また「渡された」わけでは無く「取得」したはずでどちらにせよ、表現がおかしい。