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流れ流れてきた此処は、終の棲家にふさわしいのか?入ってみなきゃ分からない、それがリスク。

シンデレラ・ティース

2022年04月20日 18時53分50秒 | 読書事
大学二年の夏、サキは母親の計略に引っかかり、大っ嫌いな歯医者で受付のアルバイトをすることになってしまう。個性豊かで、患者に対し優しく接するクリニックのスタッフに次第にとけ込んでいくサキだったが、クリニックに持ち込まれるのは、虫歯だけではなく、患者さんの心に隠された大事な秘密もあって…。サキの忘れられない夏が始まった。  
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坂木司さんです。

読んでいて思ったのは、夜9時くらいの1時間枠のTVドラマシリーズみたい。

役に立ったのは「詰め物の違和感は、慣れるのではなく慣らされて違う動きを受容すること」

勉強になりました。



4ページミステリー 震える黒

2022年04月20日 18時48分29秒 | 読書事
傑作ショートショートミステリー集「4ページミステリー」シリーズ第三弾。飛行機の手荷物検査で、鞄のなかにピストルが入っていると係員に呼び止められてしまう。それは人から預かったチョコレート菓子だと言い張るが、私にはある目的が…。「あまい検査」など全61編を収録。原稿用紙5枚に込められたどんでん返しは、予測不可能!  
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久しぶりの蒼井上鷹さんです。

昔から、内容にちょっと残念感のある作家さんでした。

で、今作は、ほとんどがつまらない。

過去に読んだショートショートって、どれも「まぁまぁ面白い」以上のものばかりだったのでびっくりした。

落ちが落ちになっていない、落ちが不在など困惑しました。

久ブルに、読むのがつらい本でした、たった4ページなのに。

教室が、ひとりになるまで

2022年04月20日 18時42分06秒 | 読書事
本格ミステリ大賞&日本推理作家協会賞Wノミネート!新世代の青春ミステリ

北楓高校で起きた生徒の連続自殺。ひとりは学校のトイレで首を吊り、ふたりは校舎から飛び降りた。「全員が仲のいい最高のクラス」で、なぜ――。垣内友弘は、幼馴染みの同級生・白瀬美月から信じがたい話を打ち明けられる。「自殺なんかじゃない。みんなあいつに殺されたの」“他人を自殺させる力”を使った証明不可能な罪。犯人を裁く1度きりのチャンスを得た友弘は、異質で孤独な謎解きに身を投じる。新時代の傑作青春ミステリ。
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浅倉秋成さんです。

かなりハイレベルな仕掛けです。

主人公には共感できます。

て、いうか、ず~~~~~と昔から私はそんな感じです。

でも、選定される人物の世界が狭すぎるのと、発動の発端が創立者の無念で超能力が創造できるなんて、ご都合主義的すぎるのは否めない。


迫りくる自分

2022年04月20日 18時36分12秒 | 読書事
総武線で隣を並走する電車に乗っていた、自分に瓜二つの男。後日その男と再会した俺は、気づけば犯罪者にさせられていた。顔が同じことを利用して周到に仕組まれたらしい冤罪。あいつはいったい誰だ?なぜこんなことを?日常を突然奪われた俺の、必死の逃走劇が始まった。自分から過去から警察から、逃げて逃げて逃げまくれ。疾走する新感覚のエンタメ小説。  
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似鳥鶏さんです。

これも、私が読みたい似鳥さんではありませんでした。

本当に「ただ似ていただけの人間」が悪さしたことの顛末を書いているだけ。

高度な技術を使って、それが国家レベルの罠だったりとか…、じゃなかったのね。

う~ん、残念。



連弾

2022年04月20日 18時23分56秒 | 読書事
都内の小さな公園で死体が発見された。警察は殺人事件と判断し、特別捜査本部を設置。捜査一課の音喜多弦は、音楽隊志望という少し変わった所轄署の刑事・鳴海桜子と捜査を開始した。遺留品にクラッシクコンサートのチケットがあったことから、関係者を訪れる二人だが……。時を超えた愛憎と狂気が渦巻く、慟哭の傑作ミステリ。 文庫書き下ろし 
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佐藤青南さんです。

シリーズ物ではありません。

最初に殺される人物(彼は殺していない筈なのに手紙には殺したと書かれているが目的がわからない。)と、その後展開する昔の話と今につながる因縁、がリンクしていないと感じた。

なので、ピアニスト関連の話はまぁ面白いのだが、こじつけとご都合主義な面がのぞいている。

刑事2人の視点で物語が進行していく形式の方がよかったんじゃないか、と思う。




そこにいるのに 13の恐怖の物語

2022年04月20日 18時16分01秒 | 読書事
撮ってはいけない写真、曲がってはいけないY字路、見てはいけないURL、剥がしてはいけないシール……怖い、でも止められない。本格ミステリ界の旗手による初のホラー短編集。 
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似鳥鶏さんです。

いつもの似鳥さんではありません。

初めての、ホラーな似鳥鶏さんです。



あまり好きではない。

なんか「どう、こんなのも書けるんですよ、なかなかよく書けてるでしょ?」

と、言われているみたい。

蕎麦屋さんの話は、最後に殺されるかして突き落とす話かと思ったのに。

フラッガーの方程式

2022年04月20日 18時00分42秒 | 読書事
鮮やかすぎる伏線回収!気鋭ミステリ作家の技巧が光る、笑いと涙の青春小説

「物語の主人公になって、劇的な人生を送りませんか?」
平凡な高校生・涼一は、日常をドラマに変える《フラッガーシステム》のモニターになる。
意中の同級生佐藤さんと仲良くなりたかっただけなのに、生活は激変!
ツンデレお嬢様とのラブコメ展開、さらには魔術師になって悪の組織と対決!?
佐藤さんとのロマンスはどこへやら、システムは「ある意味」感動的な結末へと暴走をはじめる!
伏線がたぐり寄せる奇跡の青春ストーリー。  
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浅倉秋成さんです。

読むのは、たぶん2冊目。

1冊目の「九度目の十八歳を迎えた君と」は、とにかくそりが合わなかった。

9度も18歳を続けるにふさわしい「理由」が、私には「理由」として腑に落ちないので前提条件が否定されている。



今作は、面白い。

前提条件が、最後まで破綻なく活かされ、ギャグベースの物語も収束に向かって突き進んでいる。

特に「深夜アニメ」をデータベースにしている着眼点がすごい。

4~5年前から精力的にTVアニメを見始めたのだが、ここで語られる「深夜アニメ」はまさに「その通り」

あまりにもその通りなので本当に笑ってしまいました。

作者の本を読み込もうと思うのですが、処女作がとんでもなく長いのと、書評によってはそりが合わなそうなのもあるし。

ちょっと不安。

犯罪心理分析班・八木小春 ハロウィンの花

2022年04月20日 17時56分04秒 | 読書事
ハロウィンの夜、渋谷の交差点で若い女性がコアラマスクの男に刺殺された。衆人環視の中にもかかわらず、乏しい手がかりに捜査は難航。新米刑事の八木小春は、相棒の天才プロファイラー土岐田秀一とともに、犯罪心理分析班として犯人の特定に乗り出した。相次ぐ模倣犯の出現で錯綜する情報。だが小春は、土岐田による犯人像の推定から、一部の犯行が大きなイベント日に当てはまることに気づく。大晦日、バレンタイン、ハロウィン―では次の犯行は…?犯罪心理から事件に迫る、全く新しい警察小説第3弾!  by Amazon

佐藤青南さんです。

シリーズ3作目。

今作も上々。

土岐田さんが変化しているが、許容範囲。

次も期待。

アンビュランス

2022年04月20日 17時47分29秒 | 映像事
「トランスフォーマー」シリーズのマイケル・ベイ監督がジェイク・ギレンホールを主演に迎え、強盗を働いた元軍人の主人公が、瀕死の警官を乗せた救急車で逃走劇を繰り広げる姿を描いたノンストップアクション。アフガニスタンからの帰還兵ウィルは、出産直後の妻が病に侵され、その治療には莫大な費用がかかるが保険金も降りず、役所に問い合わせてもたらい回しにされるだけだった。なんとかして妻の治療費を工面しようと、血のつながらない兄のダニーに助けを求めるウィル。犯罪に手を染めるダニーが提案したのは、3200万円ドル(約36億円)もの大金を強奪する銀行強盗だった。計画通りならば、誰も傷つけることなく大金だけを手にするはずだったが、狂いが生じて2人は警察に追われる事態に。やむを得ず逃走用に救急車に乗り込んだ2人だったが、その救急車はウィルに撃たれて瀕死となった警官を乗せていた。乗り合わせた救命士キャムも巻き込み、ダニーとウィルはロサンゼルス中を猛スピードで爆走することになる。ダニー役をギレンホールが演じるほか、ウィル役を「マトリックス レザレクションズ」のヤーヤ・アブドゥル=マティーン2世、キャム役を「パーフェクト・ケア」のエイザ・ゴンザレスがそれぞれ演じる。2005年製作のデンマーク映画「25ミニッツ」のリメイク。

2022年製作/136分/PG12/アメリカ
原題:Ambulance
配給:東宝東和
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躍動感のある映像で面白い。

俳優も良くやっていると思う。

が。

「警官を殺さないように」と「救急車の中での手術」はあまりにも非現実で熱が冷める。

傷ついた警官を助けるなら、緊急病院のそばで降ろすのが一番確実。

手術は、その前に輸血用の血液がなくなって人体から直接輸血している場面の後。

そこから開腹して手術、しかも輸血ドナーが手伝っている状況は荒唐無稽すらも超えている。

脚本がちゃんとしてれば「すごく面白い」話になっていたのに。

KAPPEI

2022年04月20日 17時29分38秒 | 映像事
「デトロイト・メタル・シティ」で知られる漫画家・若杉公徳が手がけたギャグ漫画「KAPPEI」を、伊藤英明の主演で実写映画化。1999年7月に世界が滅亡するという「ノストラダムスの大予言」を信じ、乱世の救世主となるべく、人里離れた地で修行に明け暮れていた男・勝平。しかし、世界が滅亡する気配は一向にない。そしてある時、勝平をはじめとした「終末の戦士」たちは、師範から突如「解散」を命じられた。東京へと流れ着き、右も左もわからぬ大都会で、気弱な大学生・啓太を助けた勝平は、それをきっかけに天真爛漫な女子大生・山瀬ハルと知り合い、人生で初めての恋をする。そんな勝平の前に、かつてともに修行に励んだ守、正義、英雄らたちが現れて……。勝平役を伊藤が演じ、ヒロインのハル役を上白石萌歌が務める。共演には西畑大吾、大貫勇輔、山本耕史、小澤征悦、古田新太をはじめ個性的なキャストがそろう。これまでプロデューサーとして数多くのヒット作を手がけてきた平野隆が初めて監督を務め、脚本を「翔んで埼玉」の徳永友一が担当。 by映画.com


ほぼ無情報での鑑賞。

面白かったです。

原作は10年位前なので、主人公たちは25~35歳くらいの設定でも、それから10年以上も経って年齢もさらに上昇。

起用した俳優さんも上手く、現代にアレンジしてちゃんと収まっている。

この映画の一番の功労者は、やはり「上白石萌歌」さんでしょう。

彼女が「山瀬ハル」を演じなければ、ここまでにならなかった可能性は否めない。

これが人徳という物ではないか?