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流れ流れてきた此処は、終の棲家にふさわしいのか?入ってみなきゃ分からない、それがリスク。

死神さん

2022年08月09日 15時41分34秒 | 読書事
大倉崇裕さんです。

無罪判決が出た事件を再び調べるのが職務の警部補、儀藤堅忍。警察の失態をほじくり返す行為ゆえ、指名された相棒刑事の出世の道を閉ざす「死神」と呼ばれている。だが"逃げ得"は許さないと誓う儀藤の執念と型破りな捜査に相棒は徐々に心動かされ……。冤罪だった強盗殺人やひき逃げ、痴漢事件の真相は? 現代の暗部を抉るバディ・ミステリー。
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昔、「〇〇の方から来ました…」と言ってはいけないと会社の研修で習いました。

続きもあるようなので買うかもしれない。

幕末時そば伝

2022年08月09日 15時37分48秒 | 読書事
鯨統一郎さんです。

高杉晋作は「目黒のさんま」で暗殺された?
井伊直弼の大老就任は「長屋の花見」で決まった?
公武合体は「道具屋」が実現させた?
大政奉還は拒否するはずが「時そば」のおかげで?
幕末の一大事変、知らずに関わっていたのは何と、
落語でおなじみの熊や八に与太郎、粗忽長屋の面々だった――
鯨マジック爆笑必至! 時代大逆転ミステリー。
[解説・有栖川有栖]
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いつもの鯨さん+落語な、感じです。

落語を知らないので、話の内容が落語そのままだったというのにはびっくり。

鯨さんが書きそうなことを落語がやっていたとは…。


人格者

2022年08月09日 15時35分00秒 | 読書事
佐藤青南さんです。

都内で殺人放火事件が発生した。被害者は著名な男性ヴァイオリニスト。捜査一課の音喜多弦は、音楽隊志望の変わり者刑事・鳴海桜子と、再びペアを組んで捜査を開始する。怨恨が犯行動機と睨んだ捜査本部だが、関係者は皆、被害者への敬愛追慕を語るのみだった。誰からも愛された彼は、なぜ殺されたのか?そして、犯人の正体とは!? 文庫書き下ろし
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シリーズ2作目です。

途中まで読んで、本当に人格者にしたら面白いのに、絶対最後に否定が入るよね、と思っていたらやっぱりだった。

切れない糸

2022年08月09日 15時32分01秒 | 読書事
坂木司さんです。

実家のクリーニング店を継ぐこととなった和也が、集配先で不思議な洗濯物を引き受けた。そこから始まる、素敵な謎物語。商店街の四季の移ろいと、人々の優しさを描く連作短編集。
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父親の謎がどこかで解かれるのかと思ったら何もなかった。

今まで読んだ坂木さんの中では上の方の出来かな?

早朝始発の殺風景

2022年08月09日 15時11分27秒 | 読書事
青崎友吾さんです。

青春は、気まずさでできた密室だ。始発の電車で遭遇したのは普段あまり話さない女子。二人は互いに早起きの理由を探り始め……(表題作)。部活の引退日、男同士で観覧車に乗り込んだ先輩と後輩。後輩には何か目的があるようだが(「夢の国には観覧車がない」)。不器用な高校生たちの関係が小さな謎と会話を通じて少しずつ変わってゆく。ワンシチュエーション&リアルタイムで進行する五つの青春密室劇。
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前読んだ青崎さんがまぁまぁだったので買ってみた。

この本の一番の衝撃は「殺風景」が単なる苗字だったこと。

いわゆる学園ものだが、ミステリとしてとてもよくできていると思う。

違和感がなぞとして提示されて、それに対して読者が普通予測しないような解決方法を提示している。

今後も読みたいと思わせてくれる著者だ。

掟上今日子の忍法帖

2022年08月09日 15時06分44秒 | 読書事
西尾維新さんです。

ニューヨーカー憩いの場・セントラルパークで殺人事件が発生! 凶器は、忍者の暗殺道具『手裏剣』。目撃情報からニューヨーク市警の刑事が訪ねたのは、忘却探偵・掟上今日子(おきてがみ・きょうこ)が新たに構えた「置手紙探偵事務所ニューヨーク支局」だった。憧れのニューヨーク市警に容疑者として目を付けられてしまった今日子さんは、自らの疑いを晴らし、事件を解決することができるのか? 彼女の過去を知るFBI捜査官ホワイト・バーチも暗躍し……? 忘却探偵、謎解きの舞台はついに世界へ!
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それまでのシリーズは忘却探偵の特徴を出していたはず。

今作ではアメリカ・ニューヨークで不法移民として探偵業を営んでいるという設定。

ちょっと無理がありすぎ。

で、はなしも完全にスラップスティック!

前作が少しシリアスになった反動なのか?

麻倉玲一は信頼できない語り手

2022年08月09日 15時00分15秒 | 読書事
太田忠司さんです。

第8回徳間文庫大賞受賞!!

死刑が廃止されてから28年後。日本に生存する最後の死刑囚・麻倉は、無人島だった離島に設けられた民間経営の刑務所内の特別拘置所で、刑を執行されることなく過ごしていた。

フリーライターの熊沢は、彼に関する本を執筆するため、麻倉本人からの指名を得て取材に向かう。

インタビューするうちに、麻倉が犯した数々の殺人事件に対して「彼らには死すべき理由があった。僕は審判なんだよ。人の命をジャッジする」とうそぶく本人の態度に、熊沢は激しい嫌悪感を抱く。

さらに驚いたことには、離島には麻倉に殺害された被害者の関係者が存在していた。また、離島にまつわる不気味な言い伝えを聞かされた熊沢は、この仕事の先にライターとしての成功を夢見ていた最初の気持ちが大きくぐらつくのを感じ始める。

そしてついに恐ろしい事件が起きた……。
読者の予想を覆す奇想ミステリーの問題作!
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書店での「煽り文句」を信じて買ったが、乾くるみさんほどの衝撃はなかった。

また、孤島にいる理由は途中から何となく勘づいてしまったのは微妙でした。

警視庁レッドリスト

2022年08月09日 14時56分12秒 | 読書事
加藤実秋さんです。

映像化多数の著者による、新・警察小説!

警視庁内部には、違法行為、コンプライアンス違反には至っていないが要注意と判断された職員をピックアップした名簿、通称「赤文字リスト」がある。昨今増加する警察官の不祥事と世論への対策として、赤文字リストに載せるべきかを内偵する部署「職場環境改善推進室」が設置された。室長は、阿久津慎。二年前に史上最年少の三十四歳で監察係の係長に就任したエリートだ。室員は、「職場改善ホットライン」から来た、民間企業出身の三雲みひろ。セクシャルマイノリティ、借金、酒、不倫、行き過ぎた趣味等々、「警察」という特殊組織ゆえに問題視される厄介かつデリケートな事案を、自らもリスト入り寸前の凸凹バディが調査する。やがて二人は、監察係主導の陰謀に気づくのだが……。
『メゾン・ド・ポリス』はじめドラマ化作品多数の著者による、まったく新しい警察小説、誕生!
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警察小説というよりも、ハードボイルド気味?

今作もまぁよくできていると思った。

相変わらず人物の作りがうまいと思う。

名探偵誕生

2022年08月09日 14時52分02秒 | 読書事
似鳥鶏さんです。

僕は、名探偵になる。世界一大切な人のために――
切なくて、愛おしい青春本格ミステリ!

小学4年だった僕は、となり町の幽霊団地へささやかな冒険に出た。
その冒険に不穏な影が差したとき助けてくれたのが、近所に住む名探偵の「お姉ちゃん」だった。
彼女のとなりで成長していく日々のなかで、日本中を騒がせることになるあの事件が起きる――。
ミステリとしての精緻さと、青春小説としての瑞々しさが高純度で美しく結晶した傑作。 
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ちょっと暗めな似鳥さんでした。

悪くはないが。

ただ最終話の最初の犯人の心情と行動が嚙み合っていなくて

「そんなことするわけないよ、小説だから、でしかない理由」を思えたので萎えた。