NIEの実践に取り組む多くの先生が出会う壁が「新聞を子供が読めない」。そもそも一般紙は大人を対象に発行しているものです。本や雑誌、ネットなども子供の成長につれて使いこなせるようになっていきます。与えられる情報だけでなく、自分から情報を得る大切さを日々の生活の中で学べるのがNIEの魅力です。最初から100点満点を求めないで、成長を見守りましょう。
NIEの実践校の多くが年度末の報告会で「毎日送られてくる新聞の置き場を工夫した」と話します。「専用の台を作った」「児童生徒の目につく場所に置いた」「カラーボックスに前日までの物を保存した」等々。何十人、何百人、学校によっては千人を超すのに、数部の置き方を工夫しても圧倒的多数は目にすることができないのでは・・・。
実践校でなくても多くの学校が新聞をとっていると思います。その新聞を児童生徒が目にすることができる場所に置けば、実践校同様の成果を上げる一歩になると思います。
児童生徒に記事の有用性を時間させるのに役立つのがタブレット端末。研究授業や参観授業だけに使うのではあまりにももったいないと思います。各校の事情により閲覧制限があるかもしれませんが、教育用にまとめたサイトだけでなく、新聞社のHP等の活用の仕方を日ごろから指導しておくことが大切だと思います。