今日はジョギングをやめて、25キロのザックを担ぎ、足に2キロの重りをつけて、近くの公園で踏み台昇降運動をした。
1000回足踏みするとおおよそ一時間くらいかかる。
公園で中学生くらいのガキが10人くらいたむろっている。EXILEの歌をハモっている。なかなかうまい。尾崎豊の歌も歌っていた。そう、ああいう連中のために尾崎の歌がある。若さゆえの過剰さ。
区のパトロール車が来て、係の人が俺の方をチラッとみて、「こんばんは、がんばりますね」とあいさつする。
息を切らせながら「ハイ」と返事する。
係の人は、少年たちに遅いから帰りなさいという。しかし、強引に帰らせる権限がないから、ガキどもは馬鹿にして帰らない。
足踏みもだいたい900回くらいになると、体中汗まみれになってなって、足もふらふらしてくる。
さすがに一時間くらいやっていると、ガキどもが俺を意識し、だまりはじめる。コイツは何ものなんだと。
別に少年たちに恨みはないが、ぐだぐだとたむろしている人間がいると、意味もなく闘争本能に火がついて殺気立ってしまう。基本的に暴力的な人間なのだろう。糞ガキども殺すぞ、というオーラが出てしまう。少年たちも俺のその殺気に気づく。
少年たちは、いきがっていても、まだまだ一人一人は弱い。弱っちい大人と危ない大人の差に敏感でなければ、うまく社会を渡っていけない。自分がそういうガキだったからよくわかる。
ザックを降ろし足の重りをとって、懸垂20回、腕立て200回、ダッシュ10本、逆立ちダッシュ(逆立ちしながらダッシュすることですね)2本、立て続けにやる。
この辺で少年たちが蜘蛛の子を散らしたように帰り始める。俺の無言の威圧が伝わったようだ。
高揚感と無気力感、そして苛立ちはセットのようだ。グルグルと負の連鎖のようにまわる。
感情の起伏をうまくコントロールしなければならない。苛立ちを他人に向ければ必ず自分に返ってくる。無気力いう形で。
また、坐禅でも始めるか。