フリードリヒの日記

日常の出来事を、やさしい気持ちで書いていきたい

形容詞を使わないこと

2021年02月14日 07時00分00秒 | 日々の出来事・雑記

「形容詞を使わない大人の文章表現力」という本を図書館から借りてきました。

著者は一橋大学の教授の石黒圭さんです。

なかなかいい本です、内容は、簡単に形容詞を使わないで、

具体的に描写してね、ということです。

「きれいな」花と言っても、きれいって何?ってことです。


早速、本の内容を少し紹介します。

「すごい」という形容詞についてです。例文が3つあります。

1、人の身体はすごい

2、一橋大生はすごい

3、藤井聡太はすごい

では、形容詞を使わないとどうなるか、一つ一つ検討してみましょう。

1、についてです。

ここでの「すごい」は、人間の体は細かいところまでよく出来ていると言いたいんですね。

だから、「人間の身体は、精巧に作られている」と言い換えます。

2、について

一橋大生は頭がよくてすごいと言いたいんだと思います。

だから、「一橋大生は、知的レベルが高い」と言い換えます。

3、について

藤井君の読みのすごさを言っているんですね。

だから、「藤井聡太は、読みの力が群を抜いて高い」と言い換えます。

こんな感じで、形容詞を使わずに、がんばって書いていきます。

なかなか素晴らしいですが、

疲れてるときには、やっぱり便利な形容詞を使ってしまいそうです。


PS 夜の23時ごろ、すごい地震がありましたね(すごいで許してね)。

あの後、コンビニに行きました。

レジで「すごい地震でしたね」と声をかけると、

若いお兄さんの店員が、ちょっと興奮して

「やばかったです」と言いました。

そしたら、後ろで並んでいたおばちゃんとおじさんが、同じく

「ほんとすごかったねぇー」と言い

ちょっとだけ、地震話で盛り上がりました。

ああいう災害にあったときの連帯感って、いいですよね。

みんなで恐怖を共有し、励ましあうみたいな感じです。

ちょっとだけ温かい気持ちになりましたので、付け加えました。

コメント
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