脳科学者の池谷さんの本をパラパラめくっていたら、
「赤ちゃんはなぜ笑うのか?」というテーマで、いろいろ語っていました。
基本的に、動物は喜びはするものの、笑いはしません。
それに対し、生まれたばかりの赤ちゃんは、ちゃんと笑います。
人間には、笑うことが遺伝子にインプットされているようです。
では、なぜそのような遺伝子が備わっているのか?
赤ちゃんは、最初は、おかしくて笑っているのではなく、
笑顔はシグナルとして存在しているそうです。
母親は赤ちゃんの笑顔を見て、
「この子は大丈夫だ」と安心するでしょう。
赤ちゃんの笑顔は、母親を安心させるためのシグナルなのですね。
つまり、赤ちゃんが笑っている状態は、
「今自分は申し分ない状態にいる」ということなのです。
大人になると、ジョークが面白くて笑ったり、コントを見て笑ったりしますが、
もともとの笑顔の原型は、「今自分が申し分ない状態にいる」というシグナルなのです。
だから、自分の周りにいる人達を、笑顔にしましょう。
また自分も笑いましょう。
笑うことは、人を安心させることですからね。