読み終わっていない小説を、書評するのはどうかと思いますが、
書評ではないので、気にしないでください。
もう一年前くらいから読み始めている「ザリガニの鳴くところ」が、
三分の一くらいのところから、なかなか進みません。
2019年、2020年、アメリカで一番売れた小説らしく、どのレビューを読んでも絶賛の嵐です。
2022年に映画化も決定したそうですね。
この小説のストーリーは、ゆっくり進んでいきます。
ミステリー小説のように、事件が次々に起こるような話ではありません。
湿地に住む貧乏な家族がいます。
夫婦は喧嘩ばかりしています。そして、お母さんが家を出ていき、兄弟たちが家を出ていき、
最後に、父親と少女が残るんですが、父親もそこを離れていきます。
そして、少女は一人残され、そこで一人っきりで生きていく羽目になります。
たしかに、自然の描写が素晴らしいです。そこは良いですね。
ただ、読んですぐに嫌になってしまうのは、
少女があまりにかわいそうじゃないか、と思ってしまうからです。
少女は、お金もなくて、教育を受けれず、字も読めないまま、そこに捨てられてしまうわけです。
彼女がかわいそうでかわいそうで、読み進められません。
僕がやさしすぎるんでしょうか?
まあ、これから読み進めると、楽しい展開になっていくのかもしれません。
純文学系の小説は、面白くない展開を、じーっと我慢して、
最後にドカンと感動がやってくるパターンが多いです。
でも、最近は忙しいからか、その我慢がなかなかできず、
イライラして途中であきらめてしまうことが多いです。
まあ、頑張って少しづつ読んでいきましょう。
その時に、ちゃんとした書評をしますね。