For Crying Out Loud By ギタリスト竹田和夫

ロスアンジェルス在住のギタリスト 竹田和夫
何でも書いちゃいます。For Crying Out Loud !

ティト・ジャクソン

2024年09月16日 | Writer's Choice
ジャクソン5で有名なティト ジャクソンが亡くなったというNewsをネットで見た。 実は一度会ったことがある。 もうずいぶん前の事になるけど、というか最近思い出して話すことって、驚くくらい時間が経っていてすべて昔話になってしまうわけです。 ほんとTime Fliesですね。

で、1988年だったか、The Boys On Rocksのセカンドアルバムの録音をLAの彼のスタジオでやりました。 このスタジオはプライベートスタジオで俗にいうコマーシャルスタジオ(営業スタジオの意味)ではなかったです。 彼の家です。
   



LAの北西に位置するValley地区を左右に走るメインストリートにVentura Boulevardという道があります。その中央あたりにENCINOという地区があってユダヤ系のお金持ちが多く生息しているエリアがあります。 その南側が立地な家が立ち並んでいてその一角にありました。 ほとんど隣にマイケル・ジャクソンの持ち家もありました。


ちなみにこのマイケルの家は彼が亡くなった時によくTVに写っていたあの家ではなくマイケルが所有していた家でした。 例の家は借家で一ヶ月の家賃が10万ドルと聞きました。 

このEncino 地区に僕もプレイしていた4 ON 6というウエスモンゴメリーの名曲から名前をつけた有名なSushi Barがありました。 LAの芸能人、映画スター、有名ミュージッシャンなど今で言うセレブの間でポピュラーなお店でした。

ここによく来ていたお金持ちの坊っちゃんがいて、その彼の親父さんが例のマイケルの家の家主とのことでした、ちなみにその親父さんはJeansメーカーのオーナーだそうで、メキシコの工場で作るGパンで儲けたと言ってたのを覚えています。

このお店でプレイするとお客さんに有名人がいるときが結構ありました。 1例を出すとフィル・アップチャーチというギタリストが僕の眼の前でご飯を食べているわけです、良い親父でした。あるいは日本ではとても有名なヴォーカリストでスペインとかも歌にして歌っちゃうアルジャローというシンガーがいるのですが、その人が僕の眼の前のテーブルにいるわけです、で、次の曲は僕が歌うわけです、大変です、まあ、歌のコンテストじゃないので関係ないから平気で歌いますけど(笑)


で、話を戻すと、その録音で使ったスタジオは地下にあってティトの住居部分はその屋敷の上にあるわけで、行き来はエレベーターを使います。 たまにそのエレベーターが上から降りてきて彼がスタジオを覗きに来るわけです、まあ、オーナーなので自由なんですね。 で、何回か降りてきました、彼がギタリストだということはもちろん僕は知っていましたし、スタジオの中には彼の所有する超派手なギター(汗、、)が何本も飾ってあるわけです、まあ、とにかくギタリスト同士のギター談義をした覚えがあります。

その屋敷の敷地内には彼の好みと思われる、The Three Stooges(三ばか大将)の絵が描いてあるバスとか彼のハーレーとかが置いてありました。
ギタリスト ティトとして考えるとあれほどグループがポピュラーになりすぎると好きな音楽を気軽にライブでプレイすることなんて出来なくなるわけですね、なんだか窮屈でかわいそうな感じがします。 

いわゆる富と名声と引き換えに音楽家としての自由が奪われるとしたら、僕はパスしちゃうかもしれませんね。欲少なく足りるを知る、そういう人生のほうが素敵なのかもしれませんね。
ティト・ジャクソンが亡くなったというNewsを聞いてちょっと思い出していました。
That's All For Today  アリーベデルチ またね!


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イーロン・マスクが言ったなるほどという話!

2024年09月13日 | Writer's Choice
イーロン・マスクが面白いこと言っていた。
最近事があるたびに政治家が口にする少子化問題。
少子化がこれからの国の将来を考える上で重要な問題だとする政治家が多いわけで、その理由に上がるのが国民の数が減ると国の生産力が減り無くなるから、結果GDPに代表される国の地力、力が下がるという説。

それに対しての反論でこれもよく聞くのが、生産力の中でも単純労働は外国人移民にまかせて、海外から労働力としての移民をたくさん日本に入れて、数の減った日本人は少数精鋭主義でもっと重要なポストに付いていけば良い、という考え方。 ではどうやって精鋭を作っていくのか? これは学校教育の方向も大きく絡んでくる。

これまでは、世間で良い凄いとされる大学を出るなどして社会的地位が高いとされている種類の公務員になるとか、有名な会社に就職するとかが一般の人たちが考える子どもの成功への道だったと思う、いまでもそう考える人は多いと思えます。少なくとも、それが社会的成功への王道であり、そのための過酷な競争を次の世代の子どもたちへ、彼らの進むべき道として幼少の頃から決定してきた導いていたわけだ、なんの疑いもなく。

でも、これからは全くそうではなくて、そういう前提で幼児教育からの流れを決めるのではなく、少数精鋭を作るわけだから競争自体も無いわけで、つまり幼児教育の時点で専門的な適正と分野を決めてその分野の専門家に育てていくという方法。そうなるとこれまでの方法は今後は全く駄目かつ不必要なことになって行くという説。

個人的には僕は政治&経済は全く知らない分野なので何を聞いても、へーーそうなんだ、と思うだけで、正直よくわかりません、、(汗&笑)
と、お断りした上での僕の感想は、
人口が増えると生産力が上がるとかは、なんか前時代的なふうに聞こえて説得力がないなあ、とかは思ってきた。 だから政治家がよく言う国民が減るとジリ貧だというのはなんか、どうなんだろうかとも思っては来ていた。でも変な移民が日本に来ると絶対揉めるだろうとも思っていた、これはもっと困る。奈良の鹿蹴っ飛ばす外国人には驚いたし、ひどい時代になったものです。まあ、その程度の認識だったわけです。

そこで今回僕が聞いたイーロン・マスクが語った説がとても説得力があって響いてきたということです。
彼が言うには結論として 人口が減るのは駄目だ、人類が今後大きな力を得るにはたくさんの人間が必要だ、と言っている。
その理由が素敵にぶっ飛んでいてうお座の僕の感性にビビッと訴えてきた。

今後は物理的な世界だけではなく科学の進歩というより、人間の意識の進化とともに人々の意識の共有、つまり仏教的に書くと阿頼耶識あらやしき(潜在意識のようなもの)が大事になってくる、想い千年に代表される心が強く思い描くことはヒョウソウと言って必ず実現する、 人類が絶滅せずそのためにより強く大きな力を必要とする時代はもうすぐそこまで来ている、その時のためにはとにかくたくさんの共通の意識(つまり、人間の数)が必要だ! と言っています。 

なるほどなあ、と僕は感心した。 つまり物資文明の終わりには快楽主義と無秩序、無関心、自己中心主義、これらが横行する。

今の世の中はまだなんとかごまかしてその様相を隠していける力が残ってはいるけど、本当に近い将来、政治、経済、軍事はもとより、物質崇拝と拝金主義は最後の断末魔を上げて、そして全ての分野での人類の終焉が急ピッチで訪れて来るかもしれない。

これを防ぐのが我々人類の共通の意識改革だと言っていて そのために宇宙に行こうとしていると、まあ、そんなようなことを言っていた。

ただのお金持ちの新しい金儲け(失礼)くらいの認識しかなかった僕の浅はかさを反省するとともに、終わりが来るとしてもそれまでは皆で仲良くハッピーに幸せを分かち合って過ごしていきたいという思いをますます強くしたということです。 終わりはいつもハッピーエンドが好きです。やや強引に締めてみました。 本心だけどね。

You all have a great day.   From yours truly .   KT


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日本語のアクセントが変わったの巻

2016年12月24日 | Writer's Choice
前回の話題でコーラスペダルを使ってちょっとひと味加える、料理のシーズニングの最後のととのえ、、みたいな話を書きました。 そして和製英語に関しても少し書き出して、続きがここになるわけです。
長文注意です。(2021年7月青色の部分を追記しました。)
話をこの苦笑する和製英語、困った和製英語に戻すと、、これは今の時代沢山ありますね。 最近だと、このテイストとかコミットメント、コミットするとかいうのも結構怪しいですよね。  カミングアウトとかアバウトとかは死語になってくれてよかったけど、、。
 コンテンツとかコンプライアンスとかリテラシー、ダイヴァーシテイ、とか 好きですね、、皆さん、、(笑) 僕はレジェンドって単語の安売りが大っ嫌いです、なぜか(笑)、、。
英語を多少以上は理解できているであろう政治家や文化人(?)というたぐいの人たちが、おかしいのを知っていて、また日本語の一部として、沢山和製英語を和製英語として使いますから、どんどん日本独自のスタイルになっていきます。 
まあ、こういった話はもう随分前から修正不可能なので、長い物には巻かれまくっていますが、(僕も年を取ったのですね、、、(笑&泣)、、
ただ、注意していないと新語ですから本来の意味と違う意味を新たにもつ場合が多いので、英語を日常言語として見聞きして使用しているアメリカでの生活のあとに日本に戻ってくるとたまに順応に失敗します(笑) 本来この部分は結構上手くて、カメレオンタケダなんですけど、、。
それと同じように日本語のアクセント、メロデイも変わってきましたね。
若者言葉、若者のイントネーションの影響で日本語のアクセントが非常にストレンジに変化してきてとんでもないものになってきていると思います。 基本的に北のアクセントの影響では無いかと思いますが。
電車の車内放送の駅名にまでついにその影響がでてきて、ここ数ヶ月でショックのあまり頭がくらっと来たのは、 高円寺の発音です。
本来 ギターで弾くと(Gのキーの人として)4弦5FからG↓F↓D とか G>E>C とか とにかくコ-が一番高く、コーエンジ コーにアクセントが来る、まあ、だいたいこんなメロデイです。 ところが、こないだ聞いた車内放送は、、
強いて書くと 4弦EからGまではスライドしながらアップ、、 こおえんじい とエンにアクセント来ていました。 
デパートとは言わずに百貨店と言い出して久しいですが、これも凄い発音になっちゃいました、、NHKのアナウンサーまで。
百貨店のアクセントは カ にあります。 ひゃっ カ テン です。それがカのアクセントが無くなって平坦になってどちらかと言うと ひゃっか テン のテンに来ちゃいました。 どうしましょう、、、
ついにここまで来ました。 悲しいですね。  
追記 2021年7月 今年の春に日本に行ったTVではデパートと言うアナウンサーもたくさんいて ホッとしました)
勿論LAの日系移民のお年寄りの日本語も違う意味ですごいものがあって、
<今日はトラフィックやさかい、はよこうてもどろ、プライシイーやけど、はうめにーかうばってん? > 実際僕が某日系スーパーで耳にした会話です。 このプライシイとトラフィックは日系人の2大よく使う日本語に混ぜる英単語の代表ですね。まあ、あとは収容所巻も驚きましたが、スパムロールと日本では言うようですね。
(追記2021年7月  第二次大戦中 日系人の多くが収容所コンセントレイション キャンプという所に監禁されていました。 砂漠の中ですね。そこで寿司を夢見て食べたのが収容所巻だそうです。初めて日系の体験者から直接その話を聞いた時はものすごく驚きました。)
というわけで、逆に僕の話す日本語も気を許すと今の東京の人にはわかりにくくなる部分も出てくるので、日本に戻るときは努めてきれいな日本語を話そうとしています。 
(2021年追記 もともとが内田裕也式ミュージッシャン言葉+ストリートライクな江戸弁、でしたので 昔から一般的ではなかったのですが、、)
普段LAでは当たり前の様に皆が話している英単語混ぜスタイルをやめる、つまり英単語をなるべく混ぜない、理由は発音が和製英語と違うからです。つまり日本では引かれてしまうであろう発音は努めて和製英語の発音に変えてから口にする様にする。 
などなど結構実は気をつかているんです。 それでもよくファーストフードの店などではコミュニケイション問題を起こします。まず、普通にこちらから質問をすると相手が動揺します(やってはいけないことのひとつなのでしょうか?)
マヨネーズはメーヨ、あるいはマアヨとアメリカでは通常略して言われます、又、Parmesan Cheese はパーメジャンとアメリカ英語では言うのですが 日本ではそれはやめて、粉チーズ下さい、の様にカタカナ自体をやめます。スカしたパーミジャーノもNGですね。トッポイですね(スーパー死語&笑)
結果、数年前に吉祥寺でこういう体験をしました。僕の友人の間では有名な話です。夜食事をしようと歩いている時、客引きの見るからにいかがわしいアジア人に声をかけられました、 中国人でしょうか、、いわく、
<いいお店よ、やすいよ、はいりな、、、>まあ、こんな感じだったかな、、 僕はなんか腹が立ったのであえてきれいな日本語喋りました。
< ここはどういうお店なのですか? おいくらで何をするところですか?>
中国人、、、、僕の質問には答えず、、、こういった、、、
< アナタ ニッポンチン ナイネ、、>
なんと僕の日本語が綺麗すぎて 外国人が日本語学校で習った日本語と思ってしまったというエピソードです。 
つまり今や普通のあたりまえの標準語を話す日本人は絶滅しかけていて そういう言葉は日本語学校で日本語を学ぶ初心者の外国人たちだけによって辛くも残っている、、という状態なのですね。
しかし、言葉は生き物で伝染るので気をつけていないと我々も現代の日本語、短縮形が異常に多く、意味不明のIT用語が多く混ざるスタイルになってしまう人も多いようです。 (2021年7月 追記 アクセントは我々世代が認識する標準語と言われていたものとは全く違うものとなりました。地方の方言や独特のイントネーション&アクセントがいろいろ混じり合ってそれが現代の標準的な日本語になってきているようです。 
まあ、僕のような絶滅危惧種の言うことですけど、海外に長く住んでいる人間の一人としてたまには発言したくなっちゃいます。(笑)この記事また何年か経って読み返し書き加えてみたくなるかもしれません。 その時まで Peace Out K.T. )
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オートミールにはまった!!

2013年10月01日 | Writer's Choice

これまでoatの入ったパンとかライ麦のパンとか大好きでパンといえばこういった穀物が入っているものを好んで選んでいました。 これにはきっかけがあって古い話だけど、、、

1976年 Felix Pappalardi & Creationで全米をツアーして回っていた時、テネシー州ノックスビルという街で夜中ライブが終わって皆で食事に出かけました。 都会じゃないので、すでにどこもレストランが開いていなくて、ボスFelixはいやいやだったようだけど、唯一やっていたハイウエイ沿いのレストランに行きました。

これが僕が初めてDenny'sに入った記念すべき瞬間でした。(笑) 当時の日本はもちろんのこと、アメリカでもアメリカ中にDenny'sがあったわけではなかったと記憶しています。 ともかく その初めて入った地方の平屋の割りと庶民的なレストランは結構僕の好きなタイプでした。 メニューはまあ、今でもそうだけど、日本のデニーズのメニューとは全く違うものですけど。 

で、 何が良かったかというと、まず、二十歳そこそこの可愛いウエイトレスばっかだったんです。 今で言うメイドの服のようなピンクのミニスカートになが~い足をさっそうと見せて きれいなブロンドをアップにしたケンタッキー美人がわんさかわんさ、 優しいんです。 いろいろメニューを説明してくれて トーストはこれが美味しいよ、なんて言ってくれたりして、若かった僕たちは 皆ぽーっとしてたわけです。

今のアメリカの女性は残念ながら世界一ヘビー級になってしまって ウーマンリブもものすごくて カモンとOKしか言わないような小錦クラスばっかなので 本当に隔世の感がありますが、、。 当時は君はニコール・キッドマン? あなた、もしかしたら メグ・ライアン? まあ、これはちょっと大げさかな、でも 話をもどすと これが僕のDenny's 初体験だったわけです。(笑)

ノックスヴィル、ルイヴィル、ナッシュヴィル、メンフィス、とテネシー州はその昔ヤマハブラダースがヒールレスラーとして活躍した土地で結構レッドネックの本場なのですが、僕は印象5つ星、 ゲンキンなものですね。

で、そこでその、なんちゃっってドリューバリモアに進められるままに、初めて食べたトーストがライトーストだったんです。 薄めの酸っぱいトーストでした。 パンが酸っぱい? いわいる白い給食のパンで育った僕に気持ちいいくらいの異文化のハンマーが脳天杭打ちされたわけです。

話がどんどん長くなってきますが、それ以来パンといえばライ麦 、今ではロシアンライ、ジューイッシュライ、レグラーライと 数種類を食べ分けるまでの通になっちゃったんです。 サブウエイのサンドウイッチも好きで ハニーオーツでたべます。 で、このオーツになるわけです。 OAT 燕麦と言うんですね。 エンバクと読むそうです。 なんか落語家の名前のようなこの麦がオートミールの正体なんですね。(ふー、長かったけどやっとたどり着きましたね。)ここまで、ひっぱるか?

食べ方はコーンフレークじゃないので そのままミルクかけてというわけには行きません、No Woman No Cryでマーレーが妹と分かち合い議事堂の前の広場でクーデターの夜に焚き火をしながら作って食べた、コーンミールポリッジというおかゆは このオートミールに缶詰のコーンをいれてひたすら煮まくったものと思います。 これは塩味ではないかと、、そういうことをイメージしながらあの歌は歌うものなんです。 すくなくとも僕はそうしています。 今度そこだけでもやらしてください。(笑)

今日 初めてこのホットオートミールを作って食べました。 まあ、なんと美味いのでしょうか? オートミールはまずいとこれまでまわりからインプットされ続けていたので なんとなく手を出さなかったのですが、、なんとこれが美味い!!!!!

人生この年になるまで こんなに簡単で安くて美味いものが身近にあったなんて、ショックでした。 早速今回のツアーにも持参すべく大量に買っていこうかと、でもそのまえにちょっとネットで調べてみました。 なんと 日本でも簡単に買えるんですね。 もうそこらじゅうで売っている。 知らなかったのは僕だけだったんですね。 

 人生長く生きていても毎日が勉強ですね(笑)

長くなりました、みなさんも素敵な一週間を、、Life Is Wonderful!

 

コメント (5)
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