一年ぶりに東京のウエストサイド、中央線にのって行って、乗って帰ってきました。
電車一本でギター担いでライブに行くと言うのも、日本ツアーならでは、それも都内近郊奈良ではの形態でした。 面白かった、、
演奏も久しぶりに昔からの仲間 ベースのヒロとプレー出来てとても楽しかった。
彼とは初めて一緒にプレーしたのは 77年Allstarsの時、その後 クリエーション、ボーイズオンロックスと長く一緒にプレーした。 ストレイトアヘッドのジャズからソウル、ファンク、ハードロックまで、なんでも素晴らしいプレイをしてくれるオールラウンダーだ。 バップのベースソロも流石の流石、、流麗なフレーズのかずかず、、聞いていて楽しくなってくる。
タイトなサイズのお店にも沢山お客さんが来てくれて、知り合いの顔も多く、ハッピーな夜になった。
話かわって 日本に着いてから折に着け日本のTVを見ているけど、おもしろいことに気が付いた。 街を歩いて接触するレストランやショップの店員さんもそうなんだけど、彼らのしゃべり方、言葉が変わっているのだ。 一年でここまで変わるかと言う感じで、いろいろ新しい表現を耳にする。 中にはあまり好ましくない表現が大手を振ってスタンダード化しているものも少なくない。
凄く楽しい、凄く美味しい、、この凄くという形容詞はもはや日本語から消えつつあるようだ。 殆どの人が 凄い楽しい、、凄い美味しいと言っている、、、。うううううみゅ、、
あと、これはTVのアナウンサーというかリポーターというか、、の人が言うのだが
デパートとは最近は言わないのか? 百貨店と言っている。 これは昔から勿論 百貨店と言っているのだけど、問題はメロデイ、、というかアクセントなのだ。
文でアクセントを書くのはかなり難しいのだけど、、 百貨店の場合、絶対にカにアクセントが来るのだが、 これが極端に平たくなってアクセントが無い形でむしろ語尾上がりで、、強いて言うと、テン、、にアクセントが来る。うしろからずるずるずる、、と尻上がりにクレッシェンドしてくる感じなのだ、、(笑) おわかりか?
同じようにアクセントが変わった言葉は以前から沢山有るのは多くの人の知っているところだが、例えば ベッド、バッグ、コレラは ベ! バ!にアクセントが有るのだけどね、、
それから 形容詞が貧弱になっって来るのは世界的に入っても英語もそうだし、アメリカの英語はひどいものだしね。 同じようにTVでよく見る素晴らしい料理番組のかずかず、、にもかかわらず、多くの試食者が食感というフレーズを多用する。
食感が良い、、とか 、、なんでもかんでも食感、、 ちょっとまった、、
食感って? 食感が良い、、って使うものじゃないでしょう?
食べ物を食べる、、 歯ごたえがある、 舌触りがよい、、こういう風に表現出きりと思うのだが、、そして とろけるような食感、、と前に形容詞が付いてこそ食感という言葉が生き生きとしてくると思うのだが、、。
また、多勢に無勢でこれまで発言してこなかったが、良い機会なので日本語が絶滅しないようにとの願いを込めて書かせてもらうと、 凄く嫌いな表現にこう言うものもある、、 <元気もらった、、> おいおい、、ちょっとまってよ。 元気は出るものでしょ? ドラキュラがすいとるわけじゃないんだから、
何か素晴らしいものでも見て、感動して、結果、自分のなかから元気が湧いてきた、、元気が出た!のでしょう?
元気もらった、、プリーズ、、電気じあゃないんだからあげられないよ。(笑)
それから若い女の子がTVですぐ、、<おー、、>とか言うのも見ていて最高にヤダな。 軽薄まるだしというか、、私はその他大勢です、、アイデンテイテイないんですう、、と言っているみたいだ。
まあ、言いたいことは解らないでも無いが、あまりにもボキャブラリーが貧困じゃないかと思う。 私は国語がそれほど得意な訳でもなく、、頭が良い訳でもなく、まあ、言ってみれば、ただの親父なのだが、、それでも????はてなマークが付きまくる。
毎年毎年、一年でこれほど言葉が変わってしまう国も少ないかもしれない、、 列の先頭に並んでいる私に対して、2番目に並びのお客さん、、とか、、 次のお客さんが正しいだろ! 2番目は私の後の人だよ、、
と、、言い出したら切りがないので、なんとか郷に入れば郷に従えをしている訳だが、、激しく違和感を感じる。
そうそう、、出ましたね、、何とか感、、これは最近だと政治家まで使うから驚く。
全て、なにからなにまで、付けなくて良い<感>を付ければいいと思っているようだ。 感を付けていいのはその後に<感じる>を付けてみれば一目瞭然だと思うのだけど、、 違和感、達成感、この程度しか思いつかない、、
何でも感じ、、感じ、、というのも情けないことと思ってしまうのだけど、、
まあ、このように小言ジジイの様になるのも故郷はなれて何千里、、、外国生活が長くなるにつけ、変わりゆく祖国の姿に一抹の不安にも似た焦燥感を感じてしまう所為かもしれない。
そうは言ってもサブカルチャーだけはその土地の人によって作られるものなので、部外者に近い立場の私が何を騒いでも糠に杭、馬の耳に念仏でしかないと言うことは重々承知の介なのだが、、、、、、(泣き、、)
しかしながら、過去にたった2つだけだけど、オリジネイターを自負するサブカルチャーが有るだけでも幸せな人間なのだろう。 プラットフォームのブーツ(日本でいう所のロンドンブーツ)ともう一つは、、アレね、、誰も信じないかもしれないが、、アレよ、、あれ、、ふふふ、、。
(さて何でしょう?) 絶対にこれは誰も信じてくれないけどね、、ふふふ。
ジジイの小言はこのくらいにして明日から2れんちゃんでライブだ。 弦も変えたし、さあ、盛り上がっていくぞーーーっ!