こちらに来てしばらくの間、真夏でもビールを冷やしたことはありませんでした。常温でちょうどいいくらい。麦茶もそう。氷はほとんど作らないでもすみました。ところが、昨年あたりからそうは行かなくなりました。暑い! とうとうお茶もビールも冷蔵庫に入れるのが当たり前になりました。
ところで、お酒の中で私が一番好きなのは、ビールです。それも、ドイツやベルギー、イギリスのビール。味もアルコール度数もさまざまで、飽きない味です。街に出たときしか買えないのですが、最近買って飲んだビールは、以下のとおりです。
下の写真、左からベルギーの「ギロチン」、同じくベルギーの「サタンレッド」、一番右がドイツの「エク・28」。
いずれも麦芽とホップだけの正真正銘のビールで、アルコール度数がとても高い。断頭台の絵が描いてある「ギロチン」は8.5度、サタンがビールを注いだグラスを持って悦に入っている絵の描かれた「サタンレッド」は8度。エクに至っては、なんと11度です。一般の日本のビールはだいたい5度程度なので、かなりきついビールです。「ギロチン」は画期的な処刑器具・ギロチンを考案したフランスの医師の名からつけられたそうですが、ビールごときとあなどるなかれ、サタンが微笑み、断頭台に立ったときのような刺激が味わえるよ、とでもいうのでしょうか、おいしさもアルコール度数も並みではありません。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/56/23/579e26f29b0f2ccfb60ca2269b24628d.jpg)
上3本よりおだやかではあるけれど、ベルギービールらしいうまさと癖があるのがこちら。左は「ゴールデンドラーク」で大麦麦芽とホップ、右は「デリリウム」というな名で、こちらも大麦麦芽とホップのみ。どちらもこれまた10.5度と8.5度という高さです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0e/06/93c9012ac72bff8a3b1519fda433e534.jpg)
下の左は、イギリスの「サミエルスミス・ペールエール」。今回はじめて飲みました。度数は5度と低め。味も穏やかでした。右は、はじめておいしいと思ったアメリカビール。「アンカースチームビール」です。小さな醸造所で作られているけれど、世界中にファンのいるビールだそうです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0b/b5/0c3ed829569cc81bb19a4d0a19cd45d2.jpg)
どれも一口飲むたびに、「ああ、おいしいなあ」とついいいたくなるのですが、なかでも私がこのごろ一番気に入っているのは、こちらです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1f/7d/b7d01067849d8931b21e9a7bd470e3fb.jpg)
イギリスの「セント・アンドリュース」。とても上品でおだやかで、うっとりするような味わいなのです。アルコール度数は低く、4度以上5度未満。このビールがいいのは、食べ物の味をそこなわないこと。最近、近くのコンビにでも売られるようになった「よなよなエール」は安価であってもなかなかおいしい地ビールなのですが、味がありすぎて、食べ物とけんかしそう。「セント・アンドリュース」はおいしいのに、けんかしないのです。
ところで、グルメと骨董の薀蓄が満載されているマンガ「おせん」は、日本酒はかなりとことん高価でいいものを紹介しているようなのですが、なぜかビールはたいていヱビス。本格的ビールの中では、ヱビスは合格ぎりぎりのラインにあると思うのですが、ダイコンでもきのこでも最高の食材を使って、そのよさを生かす最高の料理法を探求している主人公・日本料理屋の女将おせんが、なぜかビールには点が甘いのです。
作家があまりビールを好まないせいかもしれませんが、日本料理の分野では、料理の味を損なわないビールであることが第一条件で、その条件にかなうのが、ヱビスビールなのかもしれません。
ところで、お酒の中で私が一番好きなのは、ビールです。それも、ドイツやベルギー、イギリスのビール。味もアルコール度数もさまざまで、飽きない味です。街に出たときしか買えないのですが、最近買って飲んだビールは、以下のとおりです。
下の写真、左からベルギーの「ギロチン」、同じくベルギーの「サタンレッド」、一番右がドイツの「エク・28」。
いずれも麦芽とホップだけの正真正銘のビールで、アルコール度数がとても高い。断頭台の絵が描いてある「ギロチン」は8.5度、サタンがビールを注いだグラスを持って悦に入っている絵の描かれた「サタンレッド」は8度。エクに至っては、なんと11度です。一般の日本のビールはだいたい5度程度なので、かなりきついビールです。「ギロチン」は画期的な処刑器具・ギロチンを考案したフランスの医師の名からつけられたそうですが、ビールごときとあなどるなかれ、サタンが微笑み、断頭台に立ったときのような刺激が味わえるよ、とでもいうのでしょうか、おいしさもアルコール度数も並みではありません。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/56/23/579e26f29b0f2ccfb60ca2269b24628d.jpg)
上3本よりおだやかではあるけれど、ベルギービールらしいうまさと癖があるのがこちら。左は「ゴールデンドラーク」で大麦麦芽とホップ、右は「デリリウム」というな名で、こちらも大麦麦芽とホップのみ。どちらもこれまた10.5度と8.5度という高さです。
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下の左は、イギリスの「サミエルスミス・ペールエール」。今回はじめて飲みました。度数は5度と低め。味も穏やかでした。右は、はじめておいしいと思ったアメリカビール。「アンカースチームビール」です。小さな醸造所で作られているけれど、世界中にファンのいるビールだそうです。
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どれも一口飲むたびに、「ああ、おいしいなあ」とついいいたくなるのですが、なかでも私がこのごろ一番気に入っているのは、こちらです。
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イギリスの「セント・アンドリュース」。とても上品でおだやかで、うっとりするような味わいなのです。アルコール度数は低く、4度以上5度未満。このビールがいいのは、食べ物の味をそこなわないこと。最近、近くのコンビにでも売られるようになった「よなよなエール」は安価であってもなかなかおいしい地ビールなのですが、味がありすぎて、食べ物とけんかしそう。「セント・アンドリュース」はおいしいのに、けんかしないのです。
ところで、グルメと骨董の薀蓄が満載されているマンガ「おせん」は、日本酒はかなりとことん高価でいいものを紹介しているようなのですが、なぜかビールはたいていヱビス。本格的ビールの中では、ヱビスは合格ぎりぎりのラインにあると思うのですが、ダイコンでもきのこでも最高の食材を使って、そのよさを生かす最高の料理法を探求している主人公・日本料理屋の女将おせんが、なぜかビールには点が甘いのです。
作家があまりビールを好まないせいかもしれませんが、日本料理の分野では、料理の味を損なわないビールであることが第一条件で、その条件にかなうのが、ヱビスビールなのかもしれません。