アンティマキのいいかげん田舎暮らし

アンティマキは、愛知県北東部の山里にある、草木染めと焼き菓子の工房です。スローライフの忙しい日々を綴ります。

今年の味噌作り

2016-01-20 11:32:06 | 手作りのたべもの
  昨日、稲武で今年はじめての積雪。そして今日は本格的な積雪となりました。窓から見た景色はこちらです。

   さて、2年ぶりに味噌を仕込みました。いつも1年では使いきれなくて、3年に一度の仕込みになることも多いのですが、昨年秋ころから、即席みそ汁の素を常備するようになったため、急速に味噌の消費が激しくなりました。

   即席みそ汁の素は、昆布粉末、鰹の削り節、ゴマ、味噌、乾燥わかめを適宜すり鉢ですり、混ぜ合わせたもの。たくさん作って容器に入れ、毎朝、熱湯を注いで飲んでいます。梅干の種入り醤油番茶とともに。

    さて、今年は、知人の実家で栽培された無農薬・無化学肥料の大豆が手に入ったので、3キロ仕込みました。いつもは、圧力がまで少しずつ煮てはつぶしていたのですが、今年は薪ストーブの上にいちどきに鍋を並べて煮続けました。小さい鍋のほうは丸一日で煮あがりましたが、大きい鍋の中の大豆が柔らかくなったのは二日目か3日目。ゆであがった大豆はほっくりしていてとてもおいしい。大豆もいいけれど、無理やり火を通してはいないので、煮方もよかったと思います。
     
    味噌を作り始めたころは、大豆対麹が1:1という比率が当たり前と思っていましたが、あるときから麹が多いほうが美味しいと知り、少しずつ増やしてきました。今年は1:1.5にするつもりで、昨年末のうちに麹を調達。大豆の半分の重さの塩と混ぜておきました。

    ところが先日、岡崎市額田に住む友人宅で、彼女が昨年仕込んだ味噌をなめさせてもらってびっくり! 甘くておいしいのです。子どものころから味噌くさいのがあまり好きではなくて、赤みその味噌汁はいまでもどちらかというと苦手な私。でも、体にいいから食べなくちゃと、半ば義務のようにおもって味噌に接してきた私にも、「これなら食べたくなる」とおもわれる味噌でした。

    聞くとその味噌は、麹を豆の2倍入れているのだとか。甘いはずです。塩の量は同じ。このあたりで「額田味噌」というのは特産品になっていて、ちょっとしたブランドだそうですが、この額田味噌の大豆と麹の比率が、まさに1:2なのだそうです。

    麹と塩を混ぜて塩きりしかしていなかったときに聞いた話なので、急きょ、麹を買い足しにいき、やっと今年の味噌の仕込みに入りました。

     仕込んだ分量は次の通りです。
     大豆 3キロ
     米麹+麦麹(米麹が7、麦麹が3くらいになったとおもいます)6.1キロ
     塩 1.8キロくらい(もとは1・5キロのつもりでしたが、麹を足したのと、降り      塩のための塩をとっておくのを忘れたので、300g余分にしてみました)
     煮汁 1800cc

   麹は6キロでいいのですが、中途半端に余ったので、混ぜてしまいました。

    昨夜完了。あとは、友人の家の庭でアオキの葉をもらってきて、おもしをして終了です。来年の口開けが楽しみです! 
コメント
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