この映画は、以前、レンタルビデオ店で安売りしてたので買ったビデオで、つい最近見たものです。1981年のアメリカ映画。監督も俳優もだれ一人知らない人だし、映像も安っぽい。でも、実話に基づくものなので、最後まで見ました。
舞台はアメリカの地方都市。ある中産階級の家の高校生になる息子が主人公です。彼は一代で小さな成功を収めた(らしい)父親に反発しながらもあたまがあがらない。学校の勉強にも興味がない。悪友たちと小さな悪事を働いては、刹那的な日常を過ごしています。そして大学進学を望む父親の期待を裏切って、軍隊に志願します。
あるとき、彼は恋人との口論のあと、盗んだ車で暴走。パトカーが追いかけてくるのもかまわず走り続け、ガスステーションで柱か何かにぶつかり急停車。そこに駆け付けた警官たちに取り囲まれ、ついに警官に射殺されます。
両親には、彼が覚せい剤を吸引したいたうえに銃を所持していて、警官を撃とうとしたから正当防衛で撃たれたと、告げられます。
しかし、両親、特に父親は、警官の証言が信じられません。自分がつらく当たったせいで自暴自棄に陥っていた息子。いくら悪事を働いたといっても、根っからの不良とはおもえないのです。そこで、彼は自分の足で証人を探し、警察を告発し続けます。
その結果わかった、警察の隠ぺい工作。犯罪率の高いこの町では、警察内部で、「容疑者は撃ってもいい」という暗黙の了解があったようです。近頃頻発している、警察による黒人の射殺事件も、同様の、警察内部の風潮があるのではないかと疑いたくなりました。
しばらく前に見た。マイケル・ムーアの「世界侵略のススメ」では、開放刑務所に入れて刑期をのびのび過ごすことで再犯率が減ったり、覚せい剤の禁止を解除したことで中毒者が減ったりしたことを紹介していました。監督にインタビューを受けた看守や警官は、受刑者や中毒者に対して、とても理解のある態度を示していました。あの映画と比べると、こちらは、胸がつかえるような気持ちになる映画でした。
舞台はアメリカの地方都市。ある中産階級の家の高校生になる息子が主人公です。彼は一代で小さな成功を収めた(らしい)父親に反発しながらもあたまがあがらない。学校の勉強にも興味がない。悪友たちと小さな悪事を働いては、刹那的な日常を過ごしています。そして大学進学を望む父親の期待を裏切って、軍隊に志願します。
あるとき、彼は恋人との口論のあと、盗んだ車で暴走。パトカーが追いかけてくるのもかまわず走り続け、ガスステーションで柱か何かにぶつかり急停車。そこに駆け付けた警官たちに取り囲まれ、ついに警官に射殺されます。
両親には、彼が覚せい剤を吸引したいたうえに銃を所持していて、警官を撃とうとしたから正当防衛で撃たれたと、告げられます。
しかし、両親、特に父親は、警官の証言が信じられません。自分がつらく当たったせいで自暴自棄に陥っていた息子。いくら悪事を働いたといっても、根っからの不良とはおもえないのです。そこで、彼は自分の足で証人を探し、警察を告発し続けます。
その結果わかった、警察の隠ぺい工作。犯罪率の高いこの町では、警察内部で、「容疑者は撃ってもいい」という暗黙の了解があったようです。近頃頻発している、警察による黒人の射殺事件も、同様の、警察内部の風潮があるのではないかと疑いたくなりました。
しばらく前に見た。マイケル・ムーアの「世界侵略のススメ」では、開放刑務所に入れて刑期をのびのび過ごすことで再犯率が減ったり、覚せい剤の禁止を解除したことで中毒者が減ったりしたことを紹介していました。監督にインタビューを受けた看守や警官は、受刑者や中毒者に対して、とても理解のある態度を示していました。あの映画と比べると、こちらは、胸がつかえるような気持ちになる映画でした。