アンティマキのいいかげん田舎暮らし

アンティマキは、愛知県北東部の山里にある、草木染めと焼き菓子の工房です。スローライフの忙しい日々を綴ります。

空飛ぶ羊kuraで購入できる半田ファームのチーズ

2021-11-24 14:40:48 | たべもの

   10月中頃豊田市街地の桜城址公園そばにオープンした、空飛ぶ羊kura。モンゴルのヤクやラクダ、カシミアなどの毛から作った暖かい製品のほか、国内外の良質の品がいろいろおいてあります。 

   なかでもわたしが気に入っているのは、北海道の半田ファームHANDA FARM – 北海道十勝・大樹町 (handa-farm.com)のチーズ。

   半田ファームがあるのは、帯広市から車で一時間ほど行ったところ。戦前から酪農をはじめ、今は4世代目だそう。HPには、こう書いてあります。

   「半田ファームでは乳牛を出来るだけ自由に飼ってやりたいという気持ちから、牛をつなぎ飼いでなく、
自由に動き回れるフリーストールバーン方式をいち早く取り入れました。
飼料もできるだけ地元のものを利用し、より自然で、より安全な乳製品を作ることをめざしています。」

   写真には、広々した草地に何頭もの牛が自由に草を食み、歩いているらしい姿が写っています。牧場らしい牧場。日本ではこういう飼い方の牧場は、ごくわずかになっているのではないかしら。

    kuraにおいてあるチーズのうちの基本?の3種類。オチャード、チモシー、ルーサン。聞きなれない名前は、どれも牧草の名前だから。こちらでは自分たちの牛に食べさせる牧草を自家の農場で収穫しています。「餌を育てるところから仕上がりまで一貫してやっているという思いをこめて」名付けたそうです。

    オチャードは最もマイルド。チモシーはウォッシュタイプ。最も熟成期間の長いのがルーサン。どれも臭みを感じない、それでいてこくがあるのにすっきりしているチーズなのですが、わたしが最も好きなのは、ルーサンです。石窯で焼いた黒パンにグラスフェッドバターを塗り、このチーズをのせて食べたら、最高においしかった! 農場の豊かな牧草をモリモリ食べている牛だからこそ生まれる味なのではないかな、とおもいます。

   ヨーグルトは、甜菜糖入り。甘すぎず、しつこくなくていくらでも食べられそうなヨーグルトです。

  

   2回目にkuraに納品に伺ったときに購入した半田ファームの商品。モッツァレラは作った日の翌日に発送したとかで、とにかく新鮮。ピザトーストにしていただきました。

   清見ワインの粕漬けは、ブドウの搾りかすがそのまま周囲にくっついていて独特の香りを放っています。

   パンフレットには、ほかにも黒カビを付けて熟成させたトムハンダや、ヤギのチーズに似せて作ったもどきde山羊、ウォッシュタイプのミルキーウェイなどが載っています。いずれ全部食べてみたい。

   農場内にあるカフェでは、どのチーズも味わうことができる上に、「十勝・大樹の大自然の恵みを存分に盛り込んだメニューも楽しめます」ということです。行ってみたいなあ。

 

   

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暮らしの学校主催の石窯の会を開きました。

2021-11-24 14:40:48 | アンティマキの焼き菓子とパン

  数年前から、年に一回、岡崎の暮らしの学校の主催で、稲武の大きな石窯で遊ぶ会が開かれています。お相手するのはわたしと、いつものキヨミさんともうひとりのスタッフ。この会では、大体いつも岡崎や安城など遠いところから来てくださる方がほとんどです。

   数日前まで雨の予報が出ていましたが、ほぼ一日曇り空。時には青空が顔を出し、冷たい風がたまに吹くくらいのほぼ穏やかな一日となりました。

   ピザの具は、今回もレンコンとキノコ。イタリアンパセリの根やオレガノ、カキドオシ、人参の葉も具の下のほうに潜ませた、野性味あふれるピザの完成。

    かまどでは、ニンニク少なめのアホスープを。こちらには、秋の野菜のほか、キノコやセロリ、イタリアンパセリを投入。だしは昆布だしなのですが、水をだいぶ多めに入れてしまったため、野菜の量に比して水が多すぎて、ちょっとあっさりしすぎた味になってしまいました。炒め方も足りなかったかも。いっぺんにいくつかのことを同時に行おうとすると、どこかで漏れやミスが生じることを、もっと心せねば。

   パンはいつものライ麦カンパーニュではなくて、ポルトガル風のコーンミール入りの香ばしいパンを焼きました。全くこねずに作っています。

  温度がなかなか上がらないときのほうが、石窯の会の時は、発酵し過ぎになるのではないかとあせらないで済むのがありがたい。

    発酵の具合、焼成温度、焼成時間がピタッと合うとまんなかのような優秀なパンになりますが、ちょっとずれると平たくなります。でも、この会は講習会ではなくて石窯を楽しむ会。どれも味のかわりはなくて、おいしく召し上がっていただけます。

    ヨーロッパの中世の映画や本の挿絵に出てくるパンみたい。

   ついでスコーン。リンゴと黒糖、甘夏ジャムとキンカンの甘煮をいれたスコーンの出来上がりです。

    この日も、おいしく楽しい時間が過ごせました。

    秋の稲武の最も美しい紅葉の時期は過ぎましたが、まだまだ美しさは残っています。

    来月は、シュトレンを石窯で焼く会をひらきます。5組以上のご希望があれば、調整させていただきます。いつものカンパーニュの会も開きます。お問い合わせください。

 

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