ムラサキと並んで大事な染め草だったアカネ。だいぶ前のことですが、どんぐり工房で竹細工を指導しているIさんが自宅の畑で見つけて、発泡スチロールの箱に移植し、工房の庭の隅に置いておいてくれたことがあります。畑の整理がついたら持ってくるつもりでいましたが、先日見に行ったら箱が見当たりません。がっかりしていたら、Iさんが、箱のあった辺りにたくさん実生のアカネが生えていると教えてくれました。
写真中央の、黄みがかった緑色の、とがった小さな葉がアカネ。つる状に伸びはじめています。4株ほど掘って持ち帰った翌日、Iさんが掘った大株のアカネももらったので、まとめて畑の隅に植えました。これだけまとめておけば、他の雑草にはまぎれないだろうと思います。
アカネは根をくだいて煮出し、染め液を作ります。ただし日本産のアカネは、染料店で売っているインドアカネに比べたら、根の太さは10分の1ほど。だから相当たくさんの根っこを手に入れないと染められないのです。私は、以前、城が山の中腹辺りでアカネの群落を見つけ、掘り出して染めたことがあります。少しの布しか染められなかったけれど、冴えた美しいアカネ色が出た記憶があります。
畑のアカネが群落を作り、太い根をはやしてくれるのはずいぶん先のことになりそうですが、ムラサキについでアカネもうちの畑で育っているのは、なんともうれしいことです。
写真中央の、黄みがかった緑色の、とがった小さな葉がアカネ。つる状に伸びはじめています。4株ほど掘って持ち帰った翌日、Iさんが掘った大株のアカネももらったので、まとめて畑の隅に植えました。これだけまとめておけば、他の雑草にはまぎれないだろうと思います。
アカネは根をくだいて煮出し、染め液を作ります。ただし日本産のアカネは、染料店で売っているインドアカネに比べたら、根の太さは10分の1ほど。だから相当たくさんの根っこを手に入れないと染められないのです。私は、以前、城が山の中腹辺りでアカネの群落を見つけ、掘り出して染めたことがあります。少しの布しか染められなかったけれど、冴えた美しいアカネ色が出た記憶があります。
畑のアカネが群落を作り、太い根をはやしてくれるのはずいぶん先のことになりそうですが、ムラサキについでアカネもうちの畑で育っているのは、なんともうれしいことです。