日常に訪れる小さな始まりの場面を
掬った希望に溢れる掌編集
という本の紹介になっています
津村記久子さん 西加奈子さん
万城目学さん 小川糸さんなど
19人の作家の短編
正直言ってそんなに面白くないです
一つだけ印象に残ったものが・・・
中島桃果子さんの
「はじまりのものがたり」
上古殿キヨという女性
(じょうこでん)と読む珍しい苗字
鹿児島では多いらしい
キヨさんは39歳で亡くなった
早くに結婚して子供を産んだので
亡くなった時
娘の鈴江が16歳
末っ子が9歳
鈴江さんは笹暮(ささくれ)さん
という男性と結婚
苗字はどうでもいいんだけど
キヨさんが語るので・・・
そして男の子が生まれ
その子が大きくなり
美鈴という女性と結婚
嫁姑なのに
同じ鈴の字が入るので
親子に間違われるとか
そして美鈴が妊娠
キヨさんの孫の子供
つまりひ孫にあたるわけだが
キヨさんは自分のひ孫として
生まれ変わることになり
今美鈴さんのお腹の中にいるってわけ
ずいぶん早くこの世に戻ってきてしまいました
子供たちのことを心配しすぎたからでしょうか
なんてキヨさんは思っている
生前の出来事が段々と夢のように
うすぼんやりしていくのは
きっと「あたらしいはじまり」が
もうすぐそこで待っている
ということなんでしょうと・・・
掬った希望に溢れる掌編集
という本の紹介になっています
津村記久子さん 西加奈子さん
万城目学さん 小川糸さんなど
19人の作家の短編
正直言ってそんなに面白くないです
一つだけ印象に残ったものが・・・
中島桃果子さんの
「はじまりのものがたり」
上古殿キヨという女性
(じょうこでん)と読む珍しい苗字
鹿児島では多いらしい
キヨさんは39歳で亡くなった
早くに結婚して子供を産んだので
亡くなった時
娘の鈴江が16歳
末っ子が9歳
鈴江さんは笹暮(ささくれ)さん
という男性と結婚
苗字はどうでもいいんだけど
キヨさんが語るので・・・
そして男の子が生まれ
その子が大きくなり
美鈴という女性と結婚
嫁姑なのに
同じ鈴の字が入るので
親子に間違われるとか
そして美鈴が妊娠
キヨさんの孫の子供
つまりひ孫にあたるわけだが
キヨさんは自分のひ孫として
生まれ変わることになり
今美鈴さんのお腹の中にいるってわけ
ずいぶん早くこの世に戻ってきてしまいました
子供たちのことを心配しすぎたからでしょうか
なんてキヨさんは思っている
生前の出来事が段々と夢のように
うすぼんやりしていくのは
きっと「あたらしいはじまり」が
もうすぐそこで待っている
ということなんでしょうと・・・
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