トライアングルの部屋

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流人道中記 上  浅田次郎

2020-06-06 14:51:56 | 本 2020年
万延元年 1860年

旗本・青山玄蕃 姦通罪で切腹を言い渡されたのに
痛いから嫌だと拒否

その身は蝦夷松前藩への流罪となり
押送人には見習い与力の石川乙次郎が選ばれた

乙次郎は御先手組同心というこの下はないという身分の次男で
与力 石川家に婿養子に入った

慣れない身分の違い
指導してくれる義父は病床の身
妻は幼く
悩みは尽きない

それに反して
罪人である青山玄蕃は態度がでかいが
そこは旗本
武士としての立ち振る舞いなど
学ぶ点も多くありそう

道中
様々な人に出会う

夫に先立たれた宿屋の女主人や
お尋ね者
それを狙う賞金稼ぎ
7年も敵討ちを探し回る男など

そのたびに僕である乙次郎の語りが
そのゲストに代わるという趣向

奥州街道を北へと進む二人

仙台城下の玄関口 長町橋が出てきた時は
オオ!!と感激と驚きの声が出てしまった

調べたら我が家の近くの広瀬橋が
昔は長町橋と言ったそうな

国分町ってこの頃からあったのか

仙台藩の迎賓館ともいうべき「外人屋」
土方歳三が仙台で逗留していた所らしい

仙台味噌やら大崎八幡なども出てきて
浅田先生取材に来たんだろうな

コロナがなければ
この本出版記念講演会が5月に
仙台で開催されていたはずで
抽選だから当落も発表される前に
中止になったのだが
聞きたかったなあ

下巻へ続く

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