晴耕雨読とか

本読んだり、いきものを見たり。でも、ほんとうは、ずっと仕事してます。

フクロウ、不発。

2013年12月02日 | フクロウ
土曜日の、暗くなったとはいえ18時過ぎの夕方にフクロウの鳴き声を間近で聞いて、
そろそろ恋の季節(古い言い回しだな…)かと思ったわけです。
そして、意外に早い時間に鳴くんだと思ったわけです。

日曜日。

薄暗くなる16時半ぐらいから、
雑木林の隅に椅子を持ち込んで暗くなるのを待ったです。





子どものはしゃぎ声。車の音。上空から聞こえる飛行機の音。
遠くから聞こえる電車や信号機のへんな音楽。

ゆっくり暗くなります。

ときおり周りのササ藪でガサガサと音がします。
タヌキ?



陽がとっくに落ちて、
西の空に残照のオレンジが残っています。



17時。

いつもまにか子どもの声がしなくなり、
雨戸を閉める音が聞こえてきます。


17時13分。
遠くでフクロウの声がしたような気がしました。ふた声。
でも、遠すぎて自信がないな。

周りでは、散発的にガサガサと音がする。
ふいに目の前…というか足元のササ藪からなにかが出てくる音がしました。

距離2メートルぐらい。

近い…けど、暗くて見えない。
向こうもフリーズして、じっとしている感じです。

1分、2分、こちらもじっとしていると向こうも動きません。
あんまりに動かないので、ちょっと首を振ると、
タッて、ササ藪に戻って、カサカサとヤブの中を逃げていきました。
小さいな…。子ダヌキかな??

しばらくすると、近くでカリカリカリカリと何かを囓る音が聞こえる。
ネズミかな??

近所の雑木林でも、こういう時間に耳を澄ましていると、
生きものの気配を濃厚…とまではいかないもののそれなりに感じますね。

 *

結局、18時半まで粘って、その後フクロウは鳴かず、
タヌキも寄ってこず…で、今日はあきらめました。

でも、やっぱり「夜待ち」は楽しいですね。
寒いですが……。



また、やります。