黄昏のガンマン

ガンマンはとうにリタイヤ
節々は痛むし物忘れが頻発して今は街外れの小屋で自炊暮らし
ダラダラと過ごす毎日だ。

居酒屋でなくファミレス

2018-03-08 | 日記

葬式の連絡が入って ワイシャツはどうなってるかとロッカーを覗くと一年ぐらい前に使って洗濯に出してないのがブラ下っていて襟を見たら内側に一筋の汚れが見える が 外から見えないのでそのまま着用することにした。
当日、袖口のボタンを留めようとすると穴の隙間が硬くて何度押し込んでも留まらないので諦める、次に前のボタンを留めていったら襟元のボタンが硬くて留められない、悲しいことに指の力が衰えてしまったみたいで仕方が無いので そのままネクタイを何度も締め直して後ろと前の長さを整える、何時もの事だけど面倒な作業だ。
引出しには香典袋の在庫が一枚だけで結婚式向けの派手なのは3枚もある、これからもご霊前ばかりで寿の袋の行き場はないみたいである。

    

   デッサン教室、 男性モデルのクロッキーをしました

少し遅れて通夜の会場に着いて知人を見かけないまま焼香を終えて精進落しの部屋に入ると面識の無い人ばかり、 奥のほうに目をやると古い友人のグループが笑顔で手招きをしてくれて これで浮かなくて済むとトコトコと仲間に入りビールを注がれる。
死を悼んで故人との間柄や懐かしい話をしたり、 旧交を温める場所でもあり友人から人を紹介されたりする、故人が引き付ける社交の場所でもあるみたいだ。
精進落しの余韻を残していつも寄る店、今回は居酒屋でなくファミレスに入って改めてビールで献杯。
人は死ぬものなんだ死なないわけがない と思いつつも自分が死ぬ事については深く考えないもの。 死ぬとは死んだらどうなるのかは哲学者 宗教家が突っ込んでも統一した答えが出ないものでこの俺が考えてもしょうがない事。 やはり死ぬまで呑気に過ごせればいいと思ってるんだけどね。