酒置き場から取り出すのは何時も日本酒ばかり。
忘れられて隅っこに置いてある瓶を持ち上げたらブランデーのヘネシーでその隣はナポレオンで両方とも半分ぐらい減っている。
今の酒置き場は醤油も置いてあるレンジの下で真上から見る目線だと何の瓶だか良く解らない。以前住んでた家にはサイドボードがあって高級そうで見てくれがいいので見栄を張って飾って置いてた物だ。
ヘネシーの栓を空けようと引っ張ったらコルクが折れてしまった。
このままでは気が抜けてしまうので100均でワイン用のコルクを買ってきたら 径が大きすぎて瓶の口に入らないのでヤスリで削ってみたけど幾らも削れない、カッターナイフで削り落として何とか収まった。
デッサン教室で描きました
手間をかけたので一息入れようとグイ飲みに注いで昼間から酒の味見、強い酒だがいい香りと甘い味。
この酒はブランデーグラスを少量のブランデーで焼いて温めてから注いで たなごころで温めながら香りを楽しむものだと習ったもので、高い酒なのでバーに入ってからブランデー一杯で店を出ても嫌な顔はされないよ と言われたものだ。 しかし一人暮らしはムードなんて関係なし、晩酌で何時もの日本酒に半分ぐらい割って一口飲んだら日本酒の味は全く消えてブランデーの臭いが鼻を抜ける。不味くは無いけどやはり晩酌にはビールと日本酒がお似合いである。
まだ半分は残ってるブランデーはしっかりコルクを締めて元の隅っこに置かれる事になる。