「いいお店、探しといてね。
あ、でも懲りすぎないでね」
先日、そんな言葉をお客様にかけられました。
これが何を意味するか…明白です。
懲りすぎないでね、
イコール
あんまり自分の趣味に走らないでね、であると理解しました。
おつきあいが長くなってくると、
お客様の好みもだいたい見えてきますが、
逆にこちらの嗜好もバレてきます。
で、冒頭の「懲りすぎないでね」です。
思い当たることは、アレコレありました。
たとえば、スタッフで呑みにいくとき。
お洒落で素敵な雰囲気のお店というのには、まず行きません。
たいてい、赤ら顔のサラリーマンにまぎれ込むような
安くておいしい赤提灯のお店。
高架下なら、なおよし。
そんな我々の趣味を前面に出して失敗した企画がこちら、
■かつての赤線地帯、飛田新地でのお食事会
■十三の第七藝術劇場で往年のホラー映画の鑑賞会
映画の後は、場末の居酒屋で乾杯!
この両企画、絶対に売れる、と思っていました。
だって、めちゃくちゃ面白そうじゃありませんか?
とくに“ナナゲイ”こと、第七藝術劇場での映画会は
もう添乗する気満々で、早々に手帖にも書き込んでいたのに…。
結果は、お申込・お問い合せとも、ほとんど皆無で、
ガックシ…というか、もう愕然。
なんだか自信喪失、です。
そのリベンジで、というわけではないのですが、
オフの今日、七藝で映画を見てきました。
瀬々敬久監督、『ヘブンズストーリー』。
「殺す、殺される。復讐、そして再生」
そんな重い、しかし確実に存在するテーマに挑んだ全9章、
途中休憩を挟んでの4時間38分の大長編です。
もう、圧倒的で、3日分のエネルギーを使い果たしましたです。
映画のあとは、十三で軽く飲んでいこうと思っていたのに
胸はいっぱいになるわ、体は脱力するわで、
ビールどころか、駅前のきんつばにすら手が出ず、
ふらふらと帰途につきました。
12月に入ってからというもの、
「師走だイソガシイ」と言いながら
こんな調子で映画ばかり見ていまして、
ジョン・レノンと2人の母の葛藤を描いた
『ノーウェアー・ボーイ』
*優等生だと思いこんでいたジョンのイメージがくつがえりました。
漫画家・西原理恵子とアル中だった夫との日々を描いた
『酔いがさめたら、うちに帰ろう』
*こちらは、サイバラ夫婦の実話をもとに
浅野忠信・永作博美主演、 忌野清志郎のテーマ曲
という私の好きな人が勢揃いで、
もう予告編だけで胸がいっぱいになります。
どちらも見終わったあと数時間脱力してしまう濃厚さで、
とっても良いです、ぜひ見に行って下さい!
とお勧めしたいところですが、
ここでよみがえるのが、冒頭の「懲りすぎないでね」。
思いっきり私の趣味ですが、
ま、それでも見てみようという方、お急ぎ下さい。
いずれも年内の上映のようです。
▼新発表!「我が街再発見の旅」はコチラ
http://ameblo.jp/arailuka/day-20101110.html
****************************************
貸切バス・オーダーメイド旅行のご相談は…
銀のステッキ旅行
TEL 0797-91-2260(平日8:30~17:00)
■公式ホームページ:http://www.gin-st.com
■銀ステ旅先案内人:http://ameblo.jp/arailuka
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あ、でも懲りすぎないでね」
先日、そんな言葉をお客様にかけられました。
これが何を意味するか…明白です。
懲りすぎないでね、
イコール
あんまり自分の趣味に走らないでね、であると理解しました。
おつきあいが長くなってくると、
お客様の好みもだいたい見えてきますが、
逆にこちらの嗜好もバレてきます。
で、冒頭の「懲りすぎないでね」です。
思い当たることは、アレコレありました。
たとえば、スタッフで呑みにいくとき。
お洒落で素敵な雰囲気のお店というのには、まず行きません。
たいてい、赤ら顔のサラリーマンにまぎれ込むような
安くておいしい赤提灯のお店。
高架下なら、なおよし。
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もう添乗する気満々で、早々に手帖にも書き込んでいたのに…。
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瀬々敬久監督、『ヘブンズストーリー』。
「殺す、殺される。復讐、そして再生」
そんな重い、しかし確実に存在するテーマに挑んだ全9章、
途中休憩を挟んでの4時間38分の大長編です。
もう、圧倒的で、3日分のエネルギーを使い果たしましたです。
映画のあとは、十三で軽く飲んでいこうと思っていたのに
胸はいっぱいになるわ、体は脱力するわで、
ビールどころか、駅前のきんつばにすら手が出ず、
ふらふらと帰途につきました。
12月に入ってからというもの、
「師走だイソガシイ」と言いながら
こんな調子で映画ばかり見ていまして、
ジョン・レノンと2人の母の葛藤を描いた
『ノーウェアー・ボーイ』
*優等生だと思いこんでいたジョンのイメージがくつがえりました。
漫画家・西原理恵子とアル中だった夫との日々を描いた
『酔いがさめたら、うちに帰ろう』
*こちらは、サイバラ夫婦の実話をもとに
浅野忠信・永作博美主演、 忌野清志郎のテーマ曲
という私の好きな人が勢揃いで、
もう予告編だけで胸がいっぱいになります。
どちらも見終わったあと数時間脱力してしまう濃厚さで、
とっても良いです、ぜひ見に行って下さい!
とお勧めしたいところですが、
ここでよみがえるのが、冒頭の「懲りすぎないでね」。
思いっきり私の趣味ですが、
ま、それでも見てみようという方、お急ぎ下さい。
いずれも年内の上映のようです。
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