新しい発見をさせてもらいました。
10日後に迫ってきた
カナダ・イエローナイフへのオーロラの旅。
それに先駆けて一昨日、
大阪で「オーロラ」を見てきたときのことです。
その日は、銀のステッキを知っていただくための場として
毎月のように開催している
現地集合・実費参加のイベント、「サロン会」。
大阪市立科学館のプラネタリウムが
この冬、リニューアルオープン。
それを記念しての特別プログラム
「オーロラの世界」が上映中とのことで、
ご案内することにしたのです。
当日は、一般の方のご参加に加え、
実際にオーロラの旅にご参加いただくお客様にもお越しいただき、
参加者どうしの顔合わせと、旅の説明会もあわせて行ないました。
ご参加者のなかに、ご姉妹がいらっしゃいました。
お二人とも70代。
仲良くお二人で、イエローナイフ・オーロラの旅に
お申込みいただいていたのですが…
零下40度まで下がる極北の気候。
以前に大病をされたというご自身の体調。
何度も考え、迷いに迷われた結果、お姉さまは
「みんなに迷惑かける。やっぱり諦めるわ」と
ご旅行をキャンセルなさいました。
結果、妹さん、お一人でのご参加に。
そしてお姉さまは
「本物はムリでも、せめてプラネタリウムで
オーロラを見てみたい」
そう仰って、この日はお越しいただいていました。
ですから
プラネタリウムのゆったりしたシートに身をうずめ、
まさに、これから訪ねるイエローナイフで撮影されたという
オーロラの舞に目を奪われながら…
私は、満足感のようなものに浸っていたのです。
これまでの旅は、まずはご参加いただくことが前提。
実際にその場へとご一緒してこそ、
あれこれお手伝いもできるし、喜んでもいただける。
いろんな事情でご参加いただけない方には、
何もしようがない…そう思いこんでいました。
でも、遠出はできないという方にも、
こうやって旅の疑似体験をしてもらえるんだ――
「長く旅行業やっていたけど、初めて知った」
そんな、新しい発見にうれしくなっていました。
ですから、プラネタリウムの投影終了後、
真っ先にお姉さまにお声をかけたのです。
「大阪にいながらにして、
イエローナイフのオーロラがご覧いただけるなんて
良かったですね」
本当に!という笑顔を予想していたのに、
その方は、いや、と首をふりました。
「行きたい気持ちに、また火がついてしまった…」
そして、涙ぐんだ目でじっと私を見つめ、
こうお聞きになるのです。
「この病気をして、オーロラに参加した方、ある?」
あぁ、今日は本当に… また新しい発見です。
行けないからこそ、
まっすぐにぶつけて下さった「行きたい気持ち」。
それが、これほど強いとは。
たとえそれが日帰りツアーであれ、海外ツアーであれ、
大切な時間とお金を費やしてのご参加ですから、
「行きたい」というお気持ちが出発点なのは当然といえば当然。
でも、ふだんたくさん旅のご予約をいただいていながら
そして、いろんなところへとご一緒しておきながら
お客様の「行きたい」を、これほど感じたことはありませんでした。
仕事として、そして体力にまかせて
1ヶ月とあけずにまた海外へと飛び立つ日々のなかで
知らず知らず鈍感になっていたことを
教えていただいたように思います。
ありがとうございます。
独りよがりもふくめ、
新しい発見に目からうろこが落ち続けた1日でした。
アンコールワット、添乗員報告はコチラ!
http://ameblo.jp/arailuka/day-20120108.html
****************************************
貸切バス・オーダーメイド旅行のご相談は…
銀のステッキ旅行
TEL 0797-91-2260(平日8:30~17:00)
■公式ホームページ:http://www.gin-st.com
■銀ステ旅先案内人:http://ameblo.jp/arailuka
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10日後に迫ってきた
カナダ・イエローナイフへのオーロラの旅。
それに先駆けて一昨日、
大阪で「オーロラ」を見てきたときのことです。
その日は、銀のステッキを知っていただくための場として
毎月のように開催している
現地集合・実費参加のイベント、「サロン会」。
大阪市立科学館のプラネタリウムが
この冬、リニューアルオープン。
それを記念しての特別プログラム
「オーロラの世界」が上映中とのことで、
ご案内することにしたのです。
当日は、一般の方のご参加に加え、
実際にオーロラの旅にご参加いただくお客様にもお越しいただき、
参加者どうしの顔合わせと、旅の説明会もあわせて行ないました。
ご参加者のなかに、ご姉妹がいらっしゃいました。
お二人とも70代。
仲良くお二人で、イエローナイフ・オーロラの旅に
お申込みいただいていたのですが…
零下40度まで下がる極北の気候。
以前に大病をされたというご自身の体調。
何度も考え、迷いに迷われた結果、お姉さまは
「みんなに迷惑かける。やっぱり諦めるわ」と
ご旅行をキャンセルなさいました。
結果、妹さん、お一人でのご参加に。
そしてお姉さまは
「本物はムリでも、せめてプラネタリウムで
オーロラを見てみたい」
そう仰って、この日はお越しいただいていました。
ですから
プラネタリウムのゆったりしたシートに身をうずめ、
まさに、これから訪ねるイエローナイフで撮影されたという
オーロラの舞に目を奪われながら…
私は、満足感のようなものに浸っていたのです。
これまでの旅は、まずはご参加いただくことが前提。
実際にその場へとご一緒してこそ、
あれこれお手伝いもできるし、喜んでもいただける。
いろんな事情でご参加いただけない方には、
何もしようがない…そう思いこんでいました。
でも、遠出はできないという方にも、
こうやって旅の疑似体験をしてもらえるんだ――
「長く旅行業やっていたけど、初めて知った」
そんな、新しい発見にうれしくなっていました。
ですから、プラネタリウムの投影終了後、
真っ先にお姉さまにお声をかけたのです。
「大阪にいながらにして、
イエローナイフのオーロラがご覧いただけるなんて
良かったですね」
本当に!という笑顔を予想していたのに、
その方は、いや、と首をふりました。
「行きたい気持ちに、また火がついてしまった…」
そして、涙ぐんだ目でじっと私を見つめ、
こうお聞きになるのです。
「この病気をして、オーロラに参加した方、ある?」
あぁ、今日は本当に… また新しい発見です。
行けないからこそ、
まっすぐにぶつけて下さった「行きたい気持ち」。
それが、これほど強いとは。
たとえそれが日帰りツアーであれ、海外ツアーであれ、
大切な時間とお金を費やしてのご参加ですから、
「行きたい」というお気持ちが出発点なのは当然といえば当然。
でも、ふだんたくさん旅のご予約をいただいていながら
そして、いろんなところへとご一緒しておきながら
お客様の「行きたい」を、これほど感じたことはありませんでした。
仕事として、そして体力にまかせて
1ヶ月とあけずにまた海外へと飛び立つ日々のなかで
知らず知らず鈍感になっていたことを
教えていただいたように思います。
ありがとうございます。
独りよがりもふくめ、
新しい発見に目からうろこが落ち続けた1日でした。
アンコールワット、添乗員報告はコチラ!
http://ameblo.jp/arailuka/day-20120108.html
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貸切バス・オーダーメイド旅行のご相談は…
銀のステッキ旅行
TEL 0797-91-2260(平日8:30~17:00)
■公式ホームページ:http://www.gin-st.com
■銀ステ旅先案内人:http://ameblo.jp/arailuka
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