お蔵入りの手紙

ゆうべ、一晩かけて母に手紙を書きました。

そんなこと、初めてです。

きっかけは多分いろいろあって、

母の日に何もしなかったことの後ろめたさだったり、

いま読んでいるのが、画家の佐野洋子さんが
お母さんとの確執を描いた「シズコさん」だったり、

週末に実家に帰ったのに、
なんとなく大切なことを口にできないまま
背を向けて帰ってきてしまったり、

そうやって宝塚に帰ってきたら、母が旅先で書いた
なんということのない文面の絵葉書が届いていたり、

まぁ、そんな幾つものことが重なって、
手紙を書こうという気持ちになりました。

夜に書いた手紙は絶対に翌朝、読みなおなさいと言いますよね。

あれ、本当です。

一晩かけて書いた手紙。
たしかに書きながら、ちょっと気持ちよく涙ぐんだりもしましたが…。

朝の光の下で読むと、ウェットで、ひとりよがりで、陶酔していて（！）
とても読めた代物ではありませんでした。

あ～、なんとかセーフです。
あんなの母に読まれたら、
一生恥ずかしくて顔あわせられないところでした。


夜に書く文章は危険です。
…ということは、こちらのブログも、
翌朝、絶対に読み直さないといけませんね。


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