週末、お気に入りの喫茶店で過ごすひととき
一杯の薫り高いコーヒーが
1週間のエネルギー源です
家のすぐ近くにできた、15席のみの
スペシャリティーコーヒーのお店
物静かなマスター(青年)と
コーヒーのやさしい香り
この空間に流れる静かな時間が好きで、
気付けば、毎週末通っていました
決まって頼むのは、ラテ
それ以外は頼んだことはありません
でも、一応毎回メニュー表に目を通し
悩んだフリをして、「ラテ」と注文
変な小芝居ですね
マスターも、きっと分かっているはずなのですが、
「ラテですね」とは言わず、
「何にしましょうか」と聞いてくれます
そのつかず離れずの距離感が心地よくて、
ついつい来てしまうのかもしれません
半年ほど前の凍てつくような日、
あたたかいコーヒーを飲んでほっこりしようかと、
いつものように足を運びました
その日は、ほんとにゆっくりしたい気分だったので、
初めて、ケーキを頼みました
ティラミスケーキのアイス添えです
注文をとりにきたのは、若い女の子
昼間の忙しい時だけ、バイトさんに手伝ってもらってるようです
おとなしそうですが、可愛らしい、感じの良さそうな子です
ちゃんと注文を復唱し、カウンターへ入っていきました
ほどなく、ケーキが到着
初ケーキに、わくわくしながらも、
コーヒーと一緒に食べた時の幸福感を想像しながら
手を付けずに静かに待っていました
5分・・・10分・・・
アレ?なかなかコーヒーが運ばれてきません
ティラミスに添えたアイスが、部屋のあたたかさで
溶けかかっています
カウンターでは、馴染みのお客様でしょうか
物静かなマスターと、その女の子がお客様と
楽しそうに会話を交わしています
私のコーヒー、どうなってるんだろう・・・
声をかけようか
でも、あのマスターに限って忘れることなんてないはずだし
もうちょっと、待ってみよ
そう思い直して、もうしばらく待っていましたが、
やっぱりコーヒーは来ません
アイスは、もうすっかり溶けてしまっていました
さすがの私も少しばかりカチンときて
自分の席に座ったままで大きな声で
「コーヒー、注文したのにまだ来てないんですけど!!」
言っちゃいました
一瞬で会話は止まり、ピリピリしたムードが店内に充満
私が作り出したんですが・・・
大きな声で言わなくても良かったんですが
客としては、この些細なことが許せず
さらに、放っておかれてる気がしてつい・・・
いつもの物静かなマスター、これにはビックリ
「も、申し訳ありません! すぐお入れします」
どうやら、オーダーが通っていなかった様子
あの若い女の子が忘れていたか、もらしてしまったようです
一瞬でコーヒーが運ばれてきました
「お待たせして申し訳ありません、すみません」
「コレ、良かったら一緒にどうぞ・・・」とクッキーも一緒に
何度もペコペコするマスター
謝ってほしいわけじゃないんです、なのに・・・
いつもの美味しいコーヒーのはずが、この日ばかりは・・・
出していただいたケーキもクッキーも
どうしても手を付けられず、全部残したまま店を後にしました
その後、どれだけ後悔したか
お気に入りの喫茶店です
ここでいただく一杯があるから
明日もがんばれていたのです
それなのに、あんなこと言って
しかも、あからさまに残すなんて
マスター、ごめんなさい
あれだけ通っていた喫茶店ですが
たったこれだけのことで、一気に遠くなった気がしました
その後は、たまたまですが週末の仕事が続き
半年近くご無沙汰することとなってしまいました
先週、やっと時間ができたので、一方的に壊した
国交回復すべく(!?)、喫茶店へ
するとマスター、いつもと変わらない様子で迎えてくれました
ほっ・・・
ところが、若い女の子、私の顔を見るなりビクッとして、
逃げるように奥へ隠れてしまって出てくることはありませんでした
私、彼女にとって“コワイお客さん”になってしまった!?かも
それでも、やっぱり大好きな喫茶店です
居心地の良さも変わりません
美味しいコーヒーと静かに流れる時間も
怖がられても??コーヒーの香りに誘われて
ついつい自然と行ってしまうんです
許してね、若いバイトの女の子
で、これからもこんなお客をヨロシク
*****************************************
貸切バス・オーダーメイド旅行のご相談は…
銀のステッキ旅行
TEL 0797-91-2260(平日8:30~17:00)
■公式ホームページ:http://www.gin-st.com
■銀ステ旅先案内人:http://ameblo.jp/arailuka
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一杯の薫り高いコーヒーが
1週間のエネルギー源です
家のすぐ近くにできた、15席のみの
スペシャリティーコーヒーのお店
物静かなマスター(青年)と
コーヒーのやさしい香り
この空間に流れる静かな時間が好きで、
気付けば、毎週末通っていました
決まって頼むのは、ラテ
それ以外は頼んだことはありません
でも、一応毎回メニュー表に目を通し
悩んだフリをして、「ラテ」と注文
変な小芝居ですね
マスターも、きっと分かっているはずなのですが、
「ラテですね」とは言わず、
「何にしましょうか」と聞いてくれます
そのつかず離れずの距離感が心地よくて、
ついつい来てしまうのかもしれません
半年ほど前の凍てつくような日、
あたたかいコーヒーを飲んでほっこりしようかと、
いつものように足を運びました
その日は、ほんとにゆっくりしたい気分だったので、
初めて、ケーキを頼みました
ティラミスケーキのアイス添えです
注文をとりにきたのは、若い女の子
昼間の忙しい時だけ、バイトさんに手伝ってもらってるようです
おとなしそうですが、可愛らしい、感じの良さそうな子です
ちゃんと注文を復唱し、カウンターへ入っていきました
ほどなく、ケーキが到着
初ケーキに、わくわくしながらも、
コーヒーと一緒に食べた時の幸福感を想像しながら
手を付けずに静かに待っていました
5分・・・10分・・・
アレ?なかなかコーヒーが運ばれてきません
ティラミスに添えたアイスが、部屋のあたたかさで
溶けかかっています
カウンターでは、馴染みのお客様でしょうか
物静かなマスターと、その女の子がお客様と
楽しそうに会話を交わしています
私のコーヒー、どうなってるんだろう・・・
声をかけようか
でも、あのマスターに限って忘れることなんてないはずだし
もうちょっと、待ってみよ
そう思い直して、もうしばらく待っていましたが、
やっぱりコーヒーは来ません
アイスは、もうすっかり溶けてしまっていました
さすがの私も少しばかりカチンときて
自分の席に座ったままで大きな声で
「コーヒー、注文したのにまだ来てないんですけど!!」
言っちゃいました
一瞬で会話は止まり、ピリピリしたムードが店内に充満
私が作り出したんですが・・・
大きな声で言わなくても良かったんですが
客としては、この些細なことが許せず
さらに、放っておかれてる気がしてつい・・・
いつもの物静かなマスター、これにはビックリ
「も、申し訳ありません! すぐお入れします」
どうやら、オーダーが通っていなかった様子
あの若い女の子が忘れていたか、もらしてしまったようです
一瞬でコーヒーが運ばれてきました
「お待たせして申し訳ありません、すみません」
「コレ、良かったら一緒にどうぞ・・・」とクッキーも一緒に
何度もペコペコするマスター
謝ってほしいわけじゃないんです、なのに・・・
いつもの美味しいコーヒーのはずが、この日ばかりは・・・
出していただいたケーキもクッキーも
どうしても手を付けられず、全部残したまま店を後にしました
その後、どれだけ後悔したか
お気に入りの喫茶店です
ここでいただく一杯があるから
明日もがんばれていたのです
それなのに、あんなこと言って
しかも、あからさまに残すなんて
マスター、ごめんなさい
あれだけ通っていた喫茶店ですが
たったこれだけのことで、一気に遠くなった気がしました
その後は、たまたまですが週末の仕事が続き
半年近くご無沙汰することとなってしまいました
先週、やっと時間ができたので、一方的に壊した
国交回復すべく(!?)、喫茶店へ
するとマスター、いつもと変わらない様子で迎えてくれました
ほっ・・・
ところが、若い女の子、私の顔を見るなりビクッとして、
逃げるように奥へ隠れてしまって出てくることはありませんでした
私、彼女にとって“コワイお客さん”になってしまった!?かも
それでも、やっぱり大好きな喫茶店です
居心地の良さも変わりません
美味しいコーヒーと静かに流れる時間も
怖がられても??コーヒーの香りに誘われて
ついつい自然と行ってしまうんです
許してね、若いバイトの女の子
で、これからもこんなお客をヨロシク
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TEL 0797-91-2260(平日8:30~17:00)
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