銀ステ根なし草

銀のステッキ旅行・スタッフの雑記帳

北海道いくなら、「なまら蝦夷」

2013年10月02日 | のほほん同志Aの日常
ほかのスタッフはどうか知りませんが、
旅行業でありながら、私はガイドブックのたぐいはほとんど読みません。

海外添乗にいくときに「地球の歩き方」を持っていくぐらいで、
とくに国内ものでガイドブックを見るのは皆無。
るるぶもなんとかも正直、あの派手な色使いに目がチカチカするし、
広告と記事の区別がよくわからないのです。

そんな私が唯一、手元にずっと置き、
ことあるごとに読み返すガイドブックがあります。

「なまら蝦夷」

「なまら」とは北海道の方言で、とても、という意味。
北海道の、ごくごく限られた場所でしか売っていません。

これは、北海道を愛してしまい、
ついには移住して宿を始めるにまでいたってしまった宿主たちが、
自分のエリアでの見どころやお勧め店を紹介したもの。

写真いっさいなし(わかりやすい手描き地図は多数掲載)、
完全白黒モノクロ印刷、主観たっぷり入り混じり、
宿主たちのぼやきも入っている…というなんだか変てこなガイドブック。
でも読み物としても、ひじょうに面白いのです。

この週末、訪ねた「根室の花咲蟹」の旅では、
この「なまら蝦夷」が本当に役にたちました。

というのも今回訪ねたのは、
野付半島、根室、納沙布岬、風蓮湖、落石岬、霧多布湿原…と
北海道に住んでいる人でなければ、
どこに位置するのか即答は難しいようなとこばかり。

ふつうのガイドブックでは、
まず割愛されているようなエリアです。

けれどもこの「なまら蝦夷」では、なぜか
知床や富良野と同じぐらいのページ数が割いてあります。

たとえば日本最東端の駅がある根室についてはこんな具合。

「根室にはタイエーというスーパーがある(*濁らないことに注意)」
「根室で焼き鳥といえば、豚の串焼きのこと」
「花咲蟹で知られる花咲港は、はなさきみなと、と読む」
「根室の銭湯でお勧めはみなと湯」
「酒はもちろん最北端の酒蔵、北の勝(きたのかつ)!」

まぁ、この情報が本当に役立ちました(ほんとうに!)

先日のクロアチアでは添乗にあたった別のスタッフが
ガイドブックを丸暗記したそうですが、
私もこの「なまら蝦夷」、暗記するほど読み込みました。

おかげで…なんとか旬の花咲蟹を求めての
日本最東端を訪ねる北の旅、無事終了。

今夜は、土産の花咲蟹とサッポロクラシックで
安堵の祝杯です。


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