ほかのスタッフはどうか知りませんが、
旅行業でありながら、私はガイドブックのたぐいはほとんど読みません。
海外添乗にいくときに「地球の歩き方」を持っていくぐらいで、
とくに国内ものでガイドブックを見るのは皆無。
るるぶもなんとかも正直、あの派手な色使いに目がチカチカするし、
広告と記事の区別がよくわからないのです。
そんな私が唯一、手元にずっと置き、
ことあるごとに読み返すガイドブックがあります。
「なまら蝦夷」
「なまら」とは北海道の方言で、とても、という意味。
北海道の、ごくごく限られた場所でしか売っていません。
これは、北海道を愛してしまい、
ついには移住して宿を始めるにまでいたってしまった宿主たちが、
自分のエリアでの見どころやお勧め店を紹介したもの。
写真いっさいなし(わかりやすい手描き地図は多数掲載)、
完全白黒モノクロ印刷、主観たっぷり入り混じり、
宿主たちのぼやきも入っている…というなんだか変てこなガイドブック。
でも読み物としても、ひじょうに面白いのです。
この週末、訪ねた「根室の花咲蟹」の旅では、
この「なまら蝦夷」が本当に役にたちました。
というのも今回訪ねたのは、
野付半島、根室、納沙布岬、風蓮湖、落石岬、霧多布湿原…と
北海道に住んでいる人でなければ、
どこに位置するのか即答は難しいようなとこばかり。
ふつうのガイドブックでは、
まず割愛されているようなエリアです。
けれどもこの「なまら蝦夷」では、なぜか
知床や富良野と同じぐらいのページ数が割いてあります。
たとえば日本最東端の駅がある根室についてはこんな具合。
「根室にはタイエーというスーパーがある(*濁らないことに注意)」
「根室で焼き鳥といえば、豚の串焼きのこと」
「花咲蟹で知られる花咲港は、はなさきみなと、と読む」
「根室の銭湯でお勧めはみなと湯」
「酒はもちろん最北端の酒蔵、北の勝(きたのかつ)!」
まぁ、この情報が本当に役立ちました(ほんとうに!)
先日のクロアチアでは添乗にあたった別のスタッフが
ガイドブックを丸暗記したそうですが、
私もこの「なまら蝦夷」、暗記するほど読み込みました。
おかげで…なんとか旬の花咲蟹を求めての
日本最東端を訪ねる北の旅、無事終了。
今夜は、土産の花咲蟹とサッポロクラシックで
安堵の祝杯です。
****************************************
貸切バス・オーダーメイド旅行のご相談は…
銀のステッキ旅行
TEL 0797-91-2260(平日8:30~17:00)
■公式ホームページ:http://www.gin-st.com
■銀ステ旅先案内人:http://ameblo.jp/arailuka
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旅行業でありながら、私はガイドブックのたぐいはほとんど読みません。
海外添乗にいくときに「地球の歩き方」を持っていくぐらいで、
とくに国内ものでガイドブックを見るのは皆無。
るるぶもなんとかも正直、あの派手な色使いに目がチカチカするし、
広告と記事の区別がよくわからないのです。
そんな私が唯一、手元にずっと置き、
ことあるごとに読み返すガイドブックがあります。
「なまら蝦夷」
「なまら」とは北海道の方言で、とても、という意味。
北海道の、ごくごく限られた場所でしか売っていません。
これは、北海道を愛してしまい、
ついには移住して宿を始めるにまでいたってしまった宿主たちが、
自分のエリアでの見どころやお勧め店を紹介したもの。
写真いっさいなし(わかりやすい手描き地図は多数掲載)、
完全白黒モノクロ印刷、主観たっぷり入り混じり、
宿主たちのぼやきも入っている…というなんだか変てこなガイドブック。
でも読み物としても、ひじょうに面白いのです。
この週末、訪ねた「根室の花咲蟹」の旅では、
この「なまら蝦夷」が本当に役にたちました。
というのも今回訪ねたのは、
野付半島、根室、納沙布岬、風蓮湖、落石岬、霧多布湿原…と
北海道に住んでいる人でなければ、
どこに位置するのか即答は難しいようなとこばかり。
ふつうのガイドブックでは、
まず割愛されているようなエリアです。
けれどもこの「なまら蝦夷」では、なぜか
知床や富良野と同じぐらいのページ数が割いてあります。
たとえば日本最東端の駅がある根室についてはこんな具合。
「根室にはタイエーというスーパーがある(*濁らないことに注意)」
「根室で焼き鳥といえば、豚の串焼きのこと」
「花咲蟹で知られる花咲港は、はなさきみなと、と読む」
「根室の銭湯でお勧めはみなと湯」
「酒はもちろん最北端の酒蔵、北の勝(きたのかつ)!」
まぁ、この情報が本当に役立ちました(ほんとうに!)
先日のクロアチアでは添乗にあたった別のスタッフが
ガイドブックを丸暗記したそうですが、
私もこの「なまら蝦夷」、暗記するほど読み込みました。
おかげで…なんとか旬の花咲蟹を求めての
日本最東端を訪ねる北の旅、無事終了。
今夜は、土産の花咲蟹とサッポロクラシックで
安堵の祝杯です。
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