瀬戸内芸術祭2019へご一緒しませんか?
現代アートの島として、世界的にも知られることになった直島。
瀬戸内海にぽっかり浮かぶ小さな島は、戦前、
主要産業でもあった製錬所の煙害で、
ながらく無残にもむき出しのはげ山となっていました。
戦後の植林活動、
近年、ベネッセホールディングスの発案による島の再生プロジェクト、
その目玉ともなったのが建築家・安藤忠雄氏による
「ベネッセアートサイト直島」の誕生。
そして、地中美術館、家プロジェクト、と話題のアート空間を次々と作り出し、
豊かな自然と現代アートを融合させ、
過疎から見事に再生した島としても、注目されています。
ところで、ずいぶん昔、まだテント旅をしていた(車中泊が平気だった)頃、
ふらりと船に乗船して、行きついたのが直島でした。
友人から、その島にはなぜかモンゴルのパオ(テント)があって、
そこに泊まったことを、やや自慢げに披露されたことを思い出し、
さらに瀬戸内の島に「モンゴル」という響きも面白く、
せっかくなら私もと、旅の目的にしてみたのですが・・・
当時、若い旅人には異国情緒も相まってか、結構人気の施設だったようで、
さすがに当日は満室御礼。
仕方なく近くの浜辺にテントを張ったように思います。
それから月日は経ち、何の因果かこの仕事をすることになって、
添乗員として再び訪ねた直島。
もちろん、現代アートに抱かれ眠る、と『ベネッセハウス』に宿泊したいところでしたが、
「添乗員さんとドライバーさんは、下のテントでお休みください」
え?下のテントって・・・まさか。まさか。
再び目にしたモンゴルのパオ。
こうして長年の念願が叶うなんて感激!とはならず。
なぜなら、早春のまだ寒い時期だったように記憶しています。
そして意外と奥行きのある広いパオには、確か6つほどベッドが並べてあり、
簡素な備品が申し訳程度に設置されている、
そのテントに、一人ぽっちで宿泊することになったのです。
添乗員ですし、それなりの貴重品を持っていたのですが、
テントには鍵がなかったのです。
ごうごうと海風がテントを揺さぶり、ドアノブが一晩中、
ガタガタと威勢よく音を立てていました。
もう、こういう体験を楽しむ年頃をとうに過ぎていました。
暖房もほぼ効かず、ぶるぶる震え、
いつも以上にコンスタントに襲い掛かる生理現象。
しかし、無情にもトイレはテントを出て、遠く離れた場所にぽつねんと。
歯を食いしばって、薄い布団に丸まっていたことを思い出します。
今では、洒落た雑誌や、アート専門誌の表紙をも飾るような
インスタ映えの宝庫、直島。
そこで3年に一度開催される「瀬戸内国際芸術祭」。
銀のステッキでも今月にツアーを予定しています。
あいかわらず人気の宿『ベネッセハウス』。
今度こそ「アートに抱かれ眠る」を経験してみたいものです。
でも、ちょっぴりパオに魅かれる自分もいて・・・
ならばまだ私、、、現役の旅人でいれるってことでしょうか。
●●●最終募集!暑さを吹っ飛ばす奇想天外のアートに浸りませんか?●●●
夏の島旅は、どこかノスタルジー。
島ならではの暗澹たる諦め感に、都会的原色の摩訶不思議感、
ここでしか感じられない不安定な感覚、これぞアート!
が、モヤモヤしても全ーー部、瀬戸内のゆるーーーーい風が吹き飛ばして、
はい終わり。
ぜひ、ご一緒下さい。
◆宿泊旅行◆
8/20(火)~8/21(水) 瀬戸内国際芸術祭 …出発決定!
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銀のステッキ旅行 TEL 0797-91-2260(平日9:00~17:00)
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