以前はあって当たり前だったのに、しばらくご無沙汰し、
この春、久々に体験したものが二つあります。
ひとつは、秋田県の「大曲の花火」。もうひとつは、舞台です。
まずは、大曲の花火から。
この春が、二年半ぶりの再訪でした。
毎年夏の終わりに、里帰りのように訪ねていた大曲ですから、私にとっては実に久しぶり。
見るもの(秋田杉)、聞こえるもの(秋田弁)、食べるもの(きりたんぽ)、
すべてが懐かしく嬉しくなるという時間でした。
花火はといえば、もちろんさすがの美しさ。
特に今年は花火師さんの団体である「日本煙火芸術協会」の60周年記念のプログラムでもあり、
江戸時代の元祖花火である「「和火」から始まって、
彩り、形、動き…と進化を重ねてきた歴史をたっぷりと見せてくれました。
惜しむらくは、久々の花火でこっちの勘が狂っており、
いちばんの見せ場プログラムのフィナーレを、トイレの中で聞いてしまったことです。
大反省でした。
もうひとつは、舞台です。
コロナのせいだけでなく、足が遠のいてしまっていたお芝居。
今回どうしても見たい!と添乗に立候補したのは、
かつてよく見ていたカトケンさんこと、加藤健一さんの舞台だったから。
今回は佐藤B作さんとの共演で、ニール・サイモンの「サンシャインボーイズ」。
……見に行けてよかったです。
セリフはもちろん、ちょっとしたしぐさ、手の動き、足もとのよろめき、声音と
何から何まで、カトケンワールド健在でした!
幕が降り、出演者全員そろっての舞台挨拶。
満員の客席を見て、すごいねぇ…とカトケンさん。
「東京公演は、千秋楽がまん防の開ける日だったので、ちょっと寂しかったんですよ。
だから、この規模の劇場が満席になるのは、初めてなんです」
隣でB作さんも「なんか泣けるね」と。
そして最後は、さらりと宣伝。
「どうか皆さん、公演パンフレットをお買い求め下さい。
この二年半で劇団は、たいへん台所事情が苦しくなりまして」
ふたたび幕が降り、人の波がある程度引くのを待って、客席からロビーに出ると、
パンフレットを買い求める人で二重の長蛇の列。うれしくなりました。
舞台は、見るほうも一緒につくりあげるもの。
足が遠のいていた自分を反省しました。
かつて好きだったものに再会できたこの春。
しんどい日々を持ちこたえてくれた花火師さんや役者さんに感謝です。
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