銀ステ根なし草

銀のステッキ旅行・スタッフの雑記帳

辻井伸行 圧巻のチャイコフスキー

2022年03月22日 | Hの生きる喜び、それは

ピアニストの辻井伸行さんのコンサート

銀のステッキ創業当初から、辻井さんのピアノコンサートをご案内してきました

かれこれ10年以上、あの時から知名度、人気は劣ることなく
「辻井伸行」と名がつくだけで、チケットは入手困難
当社でも、毎回多くのお申込みをいただき、そのほとんどがリピーター

さすが、と思います

今日は、端っこの方の席が空いていたので皆さまと一緒に鑑賞させていただきました

タイトルは”圧巻のチャイコフスキー”

かの有名なピアノ協奏曲第一番他、

ヴァイオリニストの三浦文彰さんによる
ヴァイオリン協奏曲です

「どうして、これだけ素晴らしい芸術家を生み出したロシアが・・・」

そう、ポツリとおっしゃって劇場に入っていかれたお客様

「この協奏曲はね、革命前の曲だから、とても伸びやかで自由なのよ」

そう、教えていただきました

そうか、この曲の後、ロシア革命が起こって
人々の自由は奪われていったのか、、

いつの時代も、一般市民は政権に振り回され無力なのか

複雑な思いで、私も劇場に入りました

重厚なピアノの和音で始まる、ピアノ協奏曲第一番

辻井さんは、渾身の想いを込めて鍵盤を弾きます
重厚な和音も、激しいタッチも、流れるような旋律も
辻井さんが弾くと、不思議なほど、丸みを帯びたやさしい音になります

まるで、鍵盤から無数のしゃぼん玉がふわふわと生まれてきて
席をうめつくす全ての観客の頭上へ飛んでいき
パチンと弾けるような、そんな音を届けてくれるのです

自由で伸びやなか旋律

何にも縛られない、音楽の無限の可能性を表現しているよう

チャイコフスキーのピアノ協奏曲第一番がこれほど世界的に有名になったきっかけは、

第一回「チャイコフスキー国際コンクール」で優勝した
ヴァン・クライバーンの存在だそう

当時、冷戦で対立していたソ連でのアメリカ人の快挙として
空前の大フィーバーが起こったのです

辻井伸行さんがピアニストとして一躍有名になったきっかけは
第13回 「ヴァン・クライバーン国際ピアノ・コンクール」で
日本人として初の優勝を果たしたこと、からすると
少なからず、辻井さんとこの曲の運命を感じます

これまでに、何度も弾いてこられた曲だと思いますが
辻井さん、今日はどんな思いで弾いてくださったのですか

音楽で、世界中の人はつながることができますか

辻井さん、三浦さん、素晴らしい時間をありがとうございました

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