芸文の佐渡オペラ、サイコーでした。
早めに席に着いて、ゆっくり次回のパンフレットを見て、
とっくに我が家に届いていた中から、
先行予約で購入するつもりだったのにすっかり忘れていた、
「マリコとオペラ」の公演を見つけて、早速購入しました。
何年か前に、スペインバルセロナのカタルーニャ音楽堂で、
昼間の観光中、建物にすっかり魅せられて、切符売り場に駆け込み、
その夜のフラメンコの公演を衝動買いしたことを思い出しました。
確か、スペイン最高の賞を取った超カッコイイ、フラメンコダンサー。
一枚だけ残っていたバルコニー席だったので、
売り子さんに「あなたはラッキー」と言われました。
現地ガイドさんには、
「夜は危ない」と言われましたが、ホテルから一人タクシーに乗って行きました。
何回も何回ものアンコール、熱狂的な観衆を後に、
一足早くタクシーに乗り込み、ホテルに戻りました。
忘れられない、一夜でした。
ごめんなさいね。
今日の、オペラを観劇して、あまりに胸が熱くなって、
この気持ちを誰かに伝えたくなったのです。
ありがとう。また来年の夏もお願いしますね!
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観劇後、興奮冷めやらぬ中メールをいただきました。
しかし伝える相手を間違っておられます。
が、私も思い出しました。
数年前に旅した華麗なカタルーニャ音楽堂のこと。
いえ、違います。
思い出したのは、以前、駿河湾フェリーの乗船時間に
熱心にスマホで音楽を聴いておられるお客様に
「何を聴いてらっしゃるんですか?」
うっかり訊ねてしまった時のこと。
もう、本当にうっかり。
なぜなら、その方は超クラシック音楽がお好きなことで、知られていました。
私の馬鹿。
そして、ゆっくりイヤホンを外して、
「ほら、今話題の」と、一言だけ添えて、そのイヤホンを私に渡されました。
ジャジャジャジャーン
と、これは心に鳴り響いた音。
優しい眼差しで、静かに私を見つめて、
イヤホンを外した後、私が言う感想を待ち構えておられました。
うう、地獄。
で、絞り出した言葉が、
「やっぱり、違いますね」
その方はすごく満足げに、イヤホンを受け取って、
「あなたにはわかると思ったわ」
どうもこのまま、薄っぺらく生きていくようです。
すみません。
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夏から秋の旅まで満載でお届けします。
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