銀ステ根なし草

銀のステッキ旅行・スタッフの雑記帳

年の瀬です、いよいよ

2013年12月24日 | 見かけだおしNのつぶやき
年末恒例の感謝祭
今年も沢山の方にお集まりいただき、賑やかに京都へ
行って参りました

毎年のことですが、スタッフ5人でドタバタする
その空気感・・・私好きです

まあ、仕事ですから完成度が高いに越したことはないのでしょうが
これもご愛嬌ってことで、自ら言ってしまいます!

一年に一度、お客様と同じひとときを送ること
これは私たちスタッフにとっては、目覚めの時なのです

「ああ、また頑張ろう」って

一年はあっという間、でも意外と長いのです

旅の思い出をつらつら浮かべると、長い一年
でも年始の計を思い出すと・・・
一年はなんと短いことよ!

今年も果たせぬ、初心の誓い

アカン

振り返って、私の反省は・・・

「沢山の方に会う!」
これを大きな目標に掲げていたのに、いけません

事務所に籠ることが多く、結果、

う~ん

私の小宇宙は、全く同じところをぐるぐる回っていたように思えます

だいたい狭い狭い事務所に私が、どっしりいることは
他のスタッフの快適な仕事環境を妨げることにもなります

それくらいは分かります、私にも

いやはや反省です

残すところも、僅か数日となってようやくそれに気づくのですから
やれやれ

年末の最後の大仕事、事務所の大掃除を控え
どうせなら、自身のやり残しも一掃して、
新たな年を迎えたいものです

今年も、やはりドタバタの、ご愛嬌なる?年の瀬のようです


■銀のステッキの年末年始の営業
12月31日~1月5日までお休みをいただきます
年始は1月6日(月)8:30より営業いたします
旅のご相談をお待ちしております


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貸切バス・オーダーメイド旅行のご相談は…
銀のステッキ旅行
TEL 0797-91-2260(平日8:30~17:00)
■公式ホームページ:http://www.gin-st.com
■銀ステ旅先案内人:http://ameblo.jp/arailuka
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ドロミテの山小屋からのメリークリスマス

2013年12月23日 | のほほん同志Aの日常
朝、会社のパソコンを開くと
イタリア・ドロミテからクリスマスメールが来ていました!

昨年の初夏、訪ねた小さな山小屋「ローダ・ディ・バエル」からです。

懐かしい…

ほんの1回、会っただけなのに忘れられない、
そんな人がいるものです。
私にとって、ローダ・ディ・バエルの女主人、
ロベルタさんはそんな人でした。

あんまり懐かしくなったので、
イタリアの旅の添乗報告、引っ張り出してみました。

**** **** ****

北イタリアの旅を終えて数日後、
お客様からさっそく、旅のアンケートが届きました。

そこにはこんな言葉が。

「山小屋の若い女主人ロベルタさん、とってもステキでした。
この人に会えただけでも幸せ」 

あぁ、同じように感じておられたのだ、と嬉しくなりました。
さて、そのロベルタさんとは…。


ある日の昼食でのことでした。
「なんだかイメージしていたのと違うわね」。
レストランでキビキビ働く“シニョーレ(男性)”を前に、
お客様のひとりが呟きました。

「イタリア人ってお喋り好きで、
仕事せず口ばかり動かしてるイメージだったけど」

あら失礼、と笑っておられましたが…同感です。

どのレストランでもホテルでも、
にっこりキビキビ気持ちの良い働きぶりには、
私も目を見張る思いだったのです。

なかでも特筆すべきは、
ドロミテ山群で出会った“シニョーラ(女性)”。

その日は真っ青な空のもとでの1日ハイキング。
ランチは途中、花畑に包まれた山小屋でいただいたのですが、
その山小屋ローダ・ディ・バエルで働いていた女性がロベルタさんでした。

年の頃は私と同い年ぐらいでしょうか、
いやもっとお若いのかも。
短い髪にきらりと光る目。

「ウェルカム!」
とにっこり微笑むその瞳に、まず吸い込まれました。

低めのハスキーヴォイスでサバサバと流暢な英語を話す
そのカッコよさに惚れ惚れして(女性ですが)
-――もういっぺんに好きになってしまいました。

気持ちの良いテラス席に案内され、
ドロミテから吹くそよ風のなかでのランチ。

メニューは野菜のスープ、ポテトとチーズ焼き、リンツ風チョコケーキ。
スタッフお揃いの青いポロシャツを着たロベルタは、
手際良くサーブしながら、ひとりひとりの顔をまっすぐに見ては
“Everything good? ”(お口に合いますか) 
“Is it enough? ”(足りていますか)
と声をかけてくれます。

 キビキビではありますが、そこはイタリアですから食事は「スローフード」。

お料理を待つ合間に席をたち、山小屋のなかをのぞいてみました。
ちょうどお昼時とあって、数名のスタッフ達は額に汗を浮かべ、
忙しく厨房とテラス席を往復しています。

その行き来する部屋の片隅のテーブルに、1枚の写真が飾られていました。
50歳ぐらいでしょうか、
髭をはやした精悍な顔つきの男性はチェ・ゲバラを思わせます。

その写真の前には、小さな石ころが三つ四つ。
これってもしかして…。 

「さっき、登山客が石を置いていったのよ」
そうお客様が教えてくれたので、
ロベルタをつかまえて、軽い気持ちで聞いてみました。

「あの写真の人は、あなたのお父さん?」

短い言葉が返ってきました。

“No. He is my man.” (いえ、私の夫よ)

 え…? 

一瞬つまりながらも、聞いていました。

「いまも――生きていらっしゃるの」

“He died last year.” (去年亡くなったの)

そう答えた次の瞬間でした。
ロベルタの目がみるみる潤み、
吸い込まれるように私の目もうるみ……
思わず彼女の手に自分の手を重ねていました。

その後。
テラスに戻った私たちに、デザートを運んできたロベルタは、
もうすっかり元の様子に戻っていました。

デザートのチョコケーキはお代わり自由だと宣言し、
引っ込んでまた戻ってきては山のミニアルバムを全員にプレゼントしてくれ…。

一緒に集合写真をとり、大きく手を振って山小屋をあとにしました。

忙しく仕事に戻るロベルタを背に歩きながら――。
この山のどこかに眠っている彼女のご主人のことを思わずにはいられませんでした。

そして、日が暮れたあと、昼間の賑わいが嘘のような夜の時間を、
ひとり過ごすであろうロベルタのことも。

キビキビと、笑顔を絶やさず、ただ無心に。
彼女があのように働く理由が分かったような気がしました。
 

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ドバイの旅の依頼人

2013年12月21日 | のほほん同志Aの日常
今日から世の中は3連休。
クリスマスとお正月を前に、
一年で一番の華やぎを迎える季節です。

銀のステッキでも今週は、
年末恒例の一大イベント「感謝祭」が無事おわり、
ほっと一息…する暇もなく、旅サロン便りの原稿作業が大詰めです。

そんななか昨日、
来春、ドバイにご出発されるお客様からお便りが届きました。

世界一高い、世界一長い、世界一広い!
そんな「世界一」にあふれた近未来都市ドバイ。

「過去を振りかえる遺跡より、今より先、未来を語る最先端の街が好きです」
こんな言葉とともに、このお客様からドバイ旅行のご依頼があったのでした。

私にとっては父よりは年長、祖父よりもお若い…という世代の方。

実はこの方、銀のステッキに出会うまで
飛行機というものに乗ったことがなかったそうです。
もちろん海外にも行ったことがなく。

初めてご一緒したのは台湾で、
パスポート取得から始まって、当日を迎えるまで
とくに搭乗ゲートでは、
もともと寡黙な方ですが、私が話しかけても言葉少なで
かなり緊張されているご様子でした。

台北まで3時間のフライト。
私がうつらうつらするその横で、
ギュッとこぶしをにぎりしめ
飛行機から降りて開口一番
「揺れたなぁ、汗びっしょりや!」と。

それから3年。
銀ステとともに4回、海外へと出かけてくださったその方の
5回目の旅行先がドバイです。

月に1回の海外添乗で
パスポートの余白ページがほとんどなくなってきた私ですが
実はドバイにはまだ行ったことがありません
しかも、このたび添乗は別のスタッフがあたる予定。

あの方が、私も行ったことのない国に行かれるなんて!

おこがましい言い方ですが、
私の多少の海外経験を
十足とびぐらいに鮮やかに追いぬかれたようで
なんだか…痛快でした。

その方からのお便り、こんな言葉で締めくくられていました。

 不朽の建造物である万里の長城も
 長い歳月に勝てず
 風化が始まっているようです。
 
 ドバイの今世紀最大の高層ビル、
 卓越された人工島の景観も
 いずれは風化されるでしょう。
 
 ドバイ観光は今でしょう!


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5月、花、東京…とくれば

2013年12月13日 | のほほん同志Aの日常
楽しかった京都南座への「顔見世」添乗も終わり、
今月もあっという間に会員様向けの旅便りウィークに突入してしまいました。

銀のステッキでは今のところ、
うまいことスタッフの興味が分散していて
私の苦手な寺社仏閣や歴史もの (←大河ドラマはたいてい1月で挫折)
または美食めぐりは (←新米の炊き立てごはんが一番おいしいと思う)
他のスタッフの専売特許。

お客様から旅の依頼があると・・・

苦手分野はたいてい免除してもらい、
自分の好きな舞台ものと、海外の旅を担当させてもらっています。

猿之助さんは次、どこで何をやるのかな、とか
マンサイさんは、もう厳島神社でしないんかしら、とか
能登演劇堂で仲代達矢さんの舞台を観たい、とか
鶴瓶のチケット、今日売り出しやん!とか
おぉっ、来年、東京ドームにローリングストーンズが来るのか!とか
そんな感じで高揚しながらやっています。

が、ときどきまわってくるのが、自然もの。

自然は、好きです。
荒野とか、原野とか。

でも、ガーデニングとか、箱庭とか、
人が精魂かけて世話した「自然もの」はどうも苦手。

たぶんこれは数年前、何を思い立ったか
小学校のアサガオ観察以来、初めてチューリップの球根を植えてみて
無残な結果に終わった、そのトラウマかと思います。

「このチューリップ、どうしたのかなぁ」
近所のガキどもが、うちのプランターをのぞきこみ
わいわいやっていた…苦い思い出です。

それほど、園芸やガーデニングには縁がないのに
今年もお鉢が回ってきました。

昨年、北海道ガーデン巡りでご一緒したお客様から、
来年5月、所沢の西武ドームで行われる
「国際バラとガーデニングショー」の手配依頼がありました。

ま、ガーデニングショーを1日かけて見たいというご希望なので、
あとは2泊3日の旅にすべく、前後の見学地をみつくろえばいいのですが、
これがさっぱり見当つきません。

ガーデニングが好きな方々だから、お花や自然系がいいはず。
じゃぁ、高尾山? 秩父?

どれも遠かったり、テーマがずれたりで、いまいち。
それに所沢って埼玉ですが、東京に出る方が便利そう。

じゃぁ、5月の東京で見ごろの花は何だろう…と、
ネットで検索してみました。

「5月 東京 花」

と打ち込んで、検索。

出てきたのが、

「花組トップスターの蘭寿とむ、5月の東京宝塚劇場で退団」

!!!

これは見ごろ、というか必見です!

花組の蘭寿とむさんといえば、
私をタカラヅカに目覚めさせてくれた人。

張りと深みのある歌声、キレのあるダンス、
ステージにシルエットが現れただけで、その存在感は際立っていました。

もう、これはガーデニングショウもそこそこに、
5月の東京へ、蘭寿とむさん最後の舞台を観に行くしかないでしょう。

ひとつの旅が、机上ならぬ妄想のなかで出来あがりました。


◆ワンコインウォーク「再度山荘」報告はこちら◆
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図書館でのこと

2013年12月09日 | 見かけだおしNのつぶやき
週末、図書館に本を返却に出かけた、家の者が・・・
とても不快な顔で帰るなり言いました

「延滞してるって、一冊、はよ返せって」

あれ、なんか借りてたっけ?

そして忠実に、その時のことを説明し始めました

係の方「あ、一冊延滞ですね、かなり」
家人 「何の本ですか?」
係の方「えっと」
    パソコンの画面を家人に向け、
   「こちらの本ですね」
家人 「・・・」

画面に映り出された本のタイトル

『オバサンの品格』

少し前に、女性の品格なるベストセラーがありましたが、
それをパロディー化した(タイトルだけ)本です

まあ、家の者の気持ちも分かります

中学時代、親にエッチ本を見咎められる、そんな感覚だったのでしょうか?

いやいや、ポリポリ

言い訳ではないですが、この作者が私、結構好きなんですよね
で、ついうっかり手に取ってしまい
後生大事に読みこんでいた・・・
って、それはないのですが、本当に

なぜかこの本だけ、返却し忘れていたようで

でも、家人は
「こんな本読んでるんだ」と私に対して・・・ではなくて、
そう図書館のクールな女性に思われたことが
恥ずかしかったようです

でしょうね

だいたい20代のころから、オッサンと呼ばれてきました
オヤジギャルなる言葉が誕生するまえからです

「おじさん、ではないねんなぁ、なんていうか、そうオッサン!」
的を得たりてのご満悦の友人の顔が思い出されます

そんな私がオバサンを吟味したくなるとは・・・やれやれ

私の中には一つの砦がありました

「髪を染めて、刈り上げる」
その日こそ、私はめでたくオバサンになるのだと!

なんのこっちゃ

しかし私はその聖域をついに超えたのです
しかも軽々と容易に

すでに私はオッサンではなくなりました

悲しい・・・いや、それもおかしいか

―ー傷ついたり損をしたりする覚悟―
これぞオバサンの品格
著者のことが好きな理由はこんなフレーズにあります
 
歳を経て、変わっていく肉体、精神
結構、いま目の当たりにしていて、それが面白くも切なくも・・・

でも、たいてい
「あなた、まだまだ若いわよ!何いってんの!」
私の心の動向など、一掃、一笑、一喝のお客様ばかり

はい、すみません
でも、と思いたくなる今日この頃なんですね


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