銀ステ根なし草

銀のステッキ旅行・スタッフの雑記帳

補聴器のおはなし

2013年12月04日 | 見かけだおしNのつぶやき
「聞こえない」てどんなこと?
わからない

でもわかることもある

実家に帰る度に、TVの音量がとてつもなく大きくなっていた

玄関先で「ただいま」といっても
NHKの相撲の解説だけが、私を迎えてくれていた


先日、頑なに補聴器をつけることを、拒んでおられたお客様と、
近所の専門店にご一緒しました

勝手ながらの印象ですが、ここのお店の方はとても親身でした
信頼できるな、と
そして、こんなことを仰いました

「だいたい、補聴器をつけるのに8年かかります」
「いよいよになってしか、皆さん、相談されません」
「その時は、すでに遅いのです」
「あの8年前に相談いただければもっと・・・」

わかるなぁ~

父もそうでした

「もうええわ、別に」

たいてい、こうなるのです

そして続くセリフが・・・
「歳だから」

でも、そうなってからが、本当は長い・・・・


補聴器は高い(金額が)
だから最後の砦にと、思い切って頼みます
でも、その時はすでに遅い・・・・

だから、効果を期待した人は「高いのに効果なし」と
悪い判断をしてしまいがちなんだとか

なるほどなぁ~(あくまでも私の見解で納得)

メガネみたいに、悪いからつける、とは
耳の場合はまだまだラフにはいかないようです

それを認識したくない、人に知られたくない、
老齢を知られたくない、そんな思いが
「もうええわ」に繋がるのでしょうか


でも、その耳専門員の方の言葉をうのみにするなら・・・

■耳が悪い→聞こえなくてもそのふりをする→それが嫌になる
→人に会いたくなくなる→家にこもる→いわゆるボケる■

この図式が成立するのだとか

わかるなぁ、とまたなりました
まさに父がそうだったからです

「耳も消耗品です、くたびれたら精度が劣化します、
でも、使わないと、ますます駄目になるから厄介です」

父は家にこもりました
でも、本当は・・・

え?え?と聞く父に根気よく話かけるべきでした
私は、それができなかった

今日、補聴器を新調され、少し心配げな様子のお客様に私は・・・
「根気よくね、ゆっくり、あせらず、気長にね」

う~ん

なぜ、そう父に言えなかったのか、

まっ、後悔とはいつでもまとわりつくものです
****************************************
貸切バス・オーダーメイド旅行のご相談は…
銀のステッキ旅行
TEL 0797-91-2260(平日8:30~17:00)
■公式ホームページ:http://www.gin-st.com
■銀ステ旅先案内人:http://ameblo.jp/arailuka
**************************************







  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする