大森インプラントクリニック松元教貢歯科医院腫れ痛みなく早く、骨不足でも骨ができて直ぐに歯が入る幸せのブログ

松元教貢歯科医院は骨が不足で骨造りしても腫れ痛みのとても少なく早く治せる方法をしてる即時荷重インプラントパイオニアです。

インプラント成功の影に努力有り、それは関係者全て同じです。

2009年05月12日 | 日々のインプラント臨床の話
今、インプラントは低浸襲MIインプラントの宣伝一色で、何処を見ても痛くないように腫れないように配慮して治療している、と書かれています。
科学的な統一定義に基づく説明ではなく、皆それぞれ自分が知る従来の範囲内での定義で、今までよりも低浸襲だからMIインプラントである、と出されている事は患者さん側は知りません。

事実を言ってしまえば、インプラント治療自体が今尚百花繚乱状態で、収拾が付いておらず、それぞれの流派のDRが皆自分こそが低浸襲である、と出してしまっているのです。

ここで大きな問題提起をしますが、インプラントの治療が低浸襲であっても、その基礎を成す一般歯科治療、特に歯周病治療のレベルが低くてもインプラントだけ低浸襲である事ばかりをしていて、ろくに歯を残す治療が出来ないDR達の出現があります。

簡単に言い換えれば、抜歯基準が非常に甘くなってしまって、低浸襲が売りで抜歯してすぐにインプラントと言う治療が大流行してしまっていると言う事です。
特に、ある特定メーカーでそれが簡単に出来る、と誤解されやられまくって失敗が続発しているという厳然たる事実があるのです。

私は抜歯即時植立を始めてもう12年以上に成ります。
開業前からして来ていましたので、かなり古くからしていると言えます。
その経験上、今とても危険な時代であると断言できます。

抜歯即時植立はとても難しい治療です。
特に上顎の領域では、前歯の審美的配慮、臼歯部の骨への扱い、抜歯部の扱い等々ハイレベルな事が目白押しです。
その詳しい内容をここで紹介は出来ません。
何故なら、文章だけで理解した気になって、安易に真似しかねない者が出る事が簡単に予想出来るからです。


詳細は、実際に臨床の中で見せて、習いたいDRがしているのを私自身がチェックして行かないと約束は出来ません。
だから、紹介は一切出来ないのです。

これらは簡単に書いていますが、恩師の教えと私自身の12年以上の努力の賜物でしかなく、簡単に出来るものではありません。
因みにエピソードを紹介しますと、ある地方の有名なDRが私にしきりに抜歯即時植立の質問をして来て、それに詳しく応えたら、それがそのまま某有名な歯科業界雑誌にそのまんまそのDRの発案として発表されていた事がありました。
何れの時代でも、似たような事をする方がいる者ですから、しょうがないと嘆く外ありません。

これが業界人の真実の姿なのです。

そして同じような事は、実際患者さん側でもいます。
私に散々質問しまくって、結局アイディアだけ盗んで、他所の医院で治療を受けようとする心掛けの悪しき者もいます。
しかし、残念ながら他では殆ど出来ないと断られるのが関の山なのです。
なので、最終的には、他の手術侵襲の大きくなる方法を選択するしかない、と言う現実も起きています。

全ては真面目に真摯に紳士な努力をする事でしか解決しない、と言う事の証明だと断言しましょう。

何か狡賢い事をしようとすると必ずその仕打ちが降り掛かる、これが真理です。

真摯に真面目に努力をするDR達へ指針を示すインプラントセミナーを、24日都市センターホテルでフローラルインプラントチームで行います。
有志のご参加をお待ちします。