大森インプラントクリニック松元教貢歯科医院腫れ痛みなく早く、骨不足でも骨ができて直ぐに歯が入る幸せのブログ

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インプラントの恩師今間先生の思い出2

2009年05月29日 | 患者さんの知らないンプラント業界の話
今間先生がされていた仕事は、現在のレベルもなおトップレベルと呼べるものでした。

鮮やかとしか言いようがないメスさばきで、歯肉弁の切開面が綺麗で、露出された骨面が実に美しく、信じられない事に殆ど出血しないのです。

本当に綺麗なオペでした。

余りの美しさに質問をした事を思い出します。

何故あんなに綺麗何ですか?と。

それに先生は、細胞を傷付けなければ血は出ないんだよと、にやっとダンディーに笑みを浮かべながら答えてくれました。

切開するのに細胞を傷付けない。
この説明に私は有り得ないと思い、何て凄いいや凄まじいレベルなんだと、あきれ同時に感動したのです。

細胞と細胞の継ぎ目にメス入れられれば、殆ど血は出ない、と先生は少しだけ自慢気に嬉しそうに話すのです。

更にインプラントホール形成でも実に綺麗な形成され、インプラントがギシギシに固定して植立されていました。

迷いなく真っ直ぐに形成する。
一言で言えば単純で簡単そうな事ですが、初めの頃は意外に難しいのです。

初めの頃、私が形成したホールが緩めになってしまったのを、今間先生がフォローで私が形成した緩いホールの先つまりより深くほんの3mmだけ掘り進め安定させて下さった事がありました。

凄い事するなー、とビックリしたのを昨日の事のように覚えています。

そして、何よりも痺れる位芸術的だったのは、縫合の美しさです。
あんなに綺麗な縫合はその時初めて見ました。

だから、治り方がとても良いのが当り前、と言う感じで、翌日のメインテナンスですでに歯肉が落ち着いた状態で、何故糸が付いているんだろう、と見える程でした。

こんな事もありました。
私が縫合任されて、一生懸命に縫って、先生にチェックをお願いしたら、一目見てハサミと言われ、アシストが渡すと全部切られて縫い直されるのです。

何回かそう言う教育受け、最後には縫合は任されるように成りました。

臨床医として、リーダーとして、そして教育者人を育てる人物としてあれ程優れ魅力的な方はいなかった、そう私は強く強く確信します。

私なぞ足元にも及ばない凄い方でした。



先生が亡くなった時、私は天の神様がインプラントしたくて呼び戻されたんだ、と感じました。

人類一インプラントの名医、神様レベルだから召されたんだと。


今現在でも、先生との巡り合いの衝撃は忘れられません。

恩師DRラムとの巡り合いにも決して劣らない、凄いものでした。

相談出来る相手が一人で良いから居てほしい。

今私が次代を育てるのに夢中なのも、今間先生に負けない才能の人物を探し、バトンを渡したいから、そして相談したいからです。


恩師の系譜、インプラントペリオ、又総義歯。
私の使命の一つです。