抜歯してすぐに植立するインプラント治療、抜歯即時植立は患者さん側にとっては1回の手術でインプラントが入るので、大変に有効な治療方法です。
しかし、結構沢山の注意点があって、簡単に歯を抜いた穴にインプラントを入れれば良いかと言うと全くそうではありません。
実は、歯と言うのは、骨の真ん中に生えている訳ではないからです。
特に上の前歯は、殆ど上顎の骨に張り付いている状態で生えていて、歯根の唇側に骨は皮一枚しかありません。
それどころか殆どない方もいるのです。
つまり、歯を抜いた穴にそのまま入れてもインプラントの周囲に安定した骨が出来ない、と言うことです。
次に、抜歯する歯の状態ですが、何らかの原因で抜歯に成る歯なのですから、当然病巣とかが周囲に存在している可能性が高く、それが治せる可能性がないから抜歯に成っている筈で、この病巣を取り切れるのかどうかが大きな問題となって来るのです。
当然、インプラント周囲に病巣があれば、失敗する原因となってしまうのです。
この病巣を取り切る難しさと言うのが大きな問題に成り、徹底的に取り切ることがどれだけできるのか、できているのかが、抜歯即時インプラントの難しさになって来ます。
さらに言えば、抜歯した後の骨の状態を把握する難しさがあります。
これには対策方法として、歯科用CTを抜歯直後に撮影するしか方法がありません。
術前に撮影していればできるのではと思われるかと思いますが、抜歯される歯が金属の土台とか被せ物が入っているとCTにその影が入ってしまって、正確に骨の把握が難しくなるのです。
そうなると何回かの歯科用CTの撮影をしないといけないのですが、大きなサイズしか撮れない場合、易々と何回も撮影したくない、と言う大きな問題が生じてきます。
これは今後大きな問題となってくると思われますが、歯科用CTであれば被爆量が小さいと言うのはどうやら間違いである、と指摘する論文が出始めています。
被爆量を抑えて何回かの撮影を可能にするとなると、ごく小さいサイズの歯科用CTを使って、しかも、照射線量が小さいメーカーのものを使うしかない、となることと思います。
抜歯後の状況を把握する為に大きなサイズで何度も撮影してはいけない、と言う事が課題になって来ます。
又、さらには大きな問題として、抜歯した部位に植立するホールを形成する難しさ、インプラントを植立する難しさがあるのです。
骨の状況を正確に把握できても、その部位に計画通りにインプラントを埋入する難しさは、かなりのハイレベルの技術を必要とします。
具体的に言うなら、抜歯後の根の穴の壁は斜面に成っていて、その部位に精密にホール形成できるのかどうか、ホールが作れてもそれ通りに植立できるのかがとても難しい、と言う事なんです。
今挙げたような理由で、抜歯即時植立インプラント治療が、簡単そうに思えて実はとても難しい治療方法なんだ、とご理解いただけたかと思います。
逆の言い方をして、お勧めの治療方法としては具体的な手順を解説します。
まず、術前の歯科用CTは必ず撮影をして置く事。
抜歯は骨を傷付けない様に、丁寧に綺麗に抜く事。
病巣は拡大視野、せめて5倍以上のもので確認して、徹底的に取り切る事。
取り切る為の、専用の器具器材を用いている事。
抜歯直後、骨の状況把握の為に歯科用CTを撮影する事。
その際、インプラントホール形成の確認をするかもしれないので、被爆量が小さいものを選択する事。
抜歯した後の残っている骨を上手に使って植立する事。
インプラントホール形成を精密に仕上げる事。
インプラント植立を丁寧にホールにきっちりと植立する事。
植立して全く揺れのないインプラント植立ができている事。
抜歯した穴とインプラントではサイズが全く違うので、周囲には必ず骨造成をする事。
骨造成に際しては、PRP、CGFなどの再生治療方法を用いる事。
患者さん側から分かる事としたら、これ位ではないか、と思います。
どの一つをとっても非常に繊細で丁寧、正確で緻密な処置が必要とされます。
これを達せいする為に、ガイドするものを使うと言う先生方もいますが、実は現時点ではまだあんまりあてにはなりません。
ほんの少しの角度、ほんの少しの違いが大きな差を生んでしまって、ガイド通りに植立できない、と言う報告も論文で出され始めているからです。
ガイドはあくまで位置を教えてくれるものとして活用して、その後外してキチンとできる技量を持っていないと、計画通りには出来ないのです。
歯科用CTにも誤差がありますし、何よりもガイドを作製している模型とかプラスチックに誤差が生じるからなのです。
なので、現時点での解決方法は、確かな腕を持っている先生にしていただくしかない、と言うしかないのが実情です。
これらの事が出来ない先生に掛かると、必要のない歯茎を切り開いて手術すると言うやり方をされてしまいます。
歯茎を切り開いてしまえば、当然低侵襲ではなくなり痛んだり腫れたりする可能性が高くなります。
安全性を重要視すると、今度は手術のやり方が大きくなってくると言う事も覚えて置いて下さい。
それらを避けるには、結局照射量の小さい歯科用CTを備えた、腕の立つ、低侵襲外科手術のできる先生を探すしかないのです。
これらのハードルを幾つも越えなければいけないので、抜歯即時植立インプラントは本当に難しい、とご理解いただけましたでしょうか。
私はしょっちゅう抜歯即時インプラント手術したと書き込みをしていますが、全てのインプラント手術に気を張り詰めて、物凄く注意深くして行っています。
成功させるにはそれしかないからです。
何本も軽々と植立するような真似は、私には出来ません。
やればやるほど難しさが身に染みて来て、大変であると感じます。
いつも、手術が終わった後、レントゲンを撮影してホッとしている毎日です。
どんな簡単そうに見えるものでも、どこに落とし穴が待っているのか分からないのです。
その時その時に応じて、瞬間的に判断して、正確に対処するしかない、が私の持っている結論です。
抜歯即時インプラントが安易にネットで出されている時代だからこそ、辛口で実情をご紹介しました。
KMインプラントセンター松元教貢歯科医院は、何処にもないインプラントの実情を把握し、患者さんにしっかりと説明させていただいています。
長年やり続けてきた経験と知恵、実績があるからこそできる事なのです。
インプラントしたいけどと考えている方、痛んだり腫れたりして怖いんじゃないかと心配な方、夢を一度の手術、低侵襲で痛まない方法で叶えたい方、一度ご相談にお越し下さい。
真の世界最先端情報と私自身の経験上得た情報で、アドバイス致します。
03-3775-0044 もしくは kmdental21_genmatsumoto@yahoo.co.jp までどうぞ
参照:http://www.samurai-implant.com/
しかし、結構沢山の注意点があって、簡単に歯を抜いた穴にインプラントを入れれば良いかと言うと全くそうではありません。
実は、歯と言うのは、骨の真ん中に生えている訳ではないからです。
特に上の前歯は、殆ど上顎の骨に張り付いている状態で生えていて、歯根の唇側に骨は皮一枚しかありません。
それどころか殆どない方もいるのです。
つまり、歯を抜いた穴にそのまま入れてもインプラントの周囲に安定した骨が出来ない、と言うことです。
次に、抜歯する歯の状態ですが、何らかの原因で抜歯に成る歯なのですから、当然病巣とかが周囲に存在している可能性が高く、それが治せる可能性がないから抜歯に成っている筈で、この病巣を取り切れるのかどうかが大きな問題となって来るのです。
当然、インプラント周囲に病巣があれば、失敗する原因となってしまうのです。
この病巣を取り切る難しさと言うのが大きな問題に成り、徹底的に取り切ることがどれだけできるのか、できているのかが、抜歯即時インプラントの難しさになって来ます。
さらに言えば、抜歯した後の骨の状態を把握する難しさがあります。
これには対策方法として、歯科用CTを抜歯直後に撮影するしか方法がありません。
術前に撮影していればできるのではと思われるかと思いますが、抜歯される歯が金属の土台とか被せ物が入っているとCTにその影が入ってしまって、正確に骨の把握が難しくなるのです。
そうなると何回かの歯科用CTの撮影をしないといけないのですが、大きなサイズしか撮れない場合、易々と何回も撮影したくない、と言う大きな問題が生じてきます。
これは今後大きな問題となってくると思われますが、歯科用CTであれば被爆量が小さいと言うのはどうやら間違いである、と指摘する論文が出始めています。
被爆量を抑えて何回かの撮影を可能にするとなると、ごく小さいサイズの歯科用CTを使って、しかも、照射線量が小さいメーカーのものを使うしかない、となることと思います。
抜歯後の状況を把握する為に大きなサイズで何度も撮影してはいけない、と言う事が課題になって来ます。
又、さらには大きな問題として、抜歯した部位に植立するホールを形成する難しさ、インプラントを植立する難しさがあるのです。
骨の状況を正確に把握できても、その部位に計画通りにインプラントを埋入する難しさは、かなりのハイレベルの技術を必要とします。
具体的に言うなら、抜歯後の根の穴の壁は斜面に成っていて、その部位に精密にホール形成できるのかどうか、ホールが作れてもそれ通りに植立できるのかがとても難しい、と言う事なんです。
今挙げたような理由で、抜歯即時植立インプラント治療が、簡単そうに思えて実はとても難しい治療方法なんだ、とご理解いただけたかと思います。
逆の言い方をして、お勧めの治療方法としては具体的な手順を解説します。
まず、術前の歯科用CTは必ず撮影をして置く事。
抜歯は骨を傷付けない様に、丁寧に綺麗に抜く事。
病巣は拡大視野、せめて5倍以上のもので確認して、徹底的に取り切る事。
取り切る為の、専用の器具器材を用いている事。
抜歯直後、骨の状況把握の為に歯科用CTを撮影する事。
その際、インプラントホール形成の確認をするかもしれないので、被爆量が小さいものを選択する事。
抜歯した後の残っている骨を上手に使って植立する事。
インプラントホール形成を精密に仕上げる事。
インプラント植立を丁寧にホールにきっちりと植立する事。
植立して全く揺れのないインプラント植立ができている事。
抜歯した穴とインプラントではサイズが全く違うので、周囲には必ず骨造成をする事。
骨造成に際しては、PRP、CGFなどの再生治療方法を用いる事。
患者さん側から分かる事としたら、これ位ではないか、と思います。
どの一つをとっても非常に繊細で丁寧、正確で緻密な処置が必要とされます。
これを達せいする為に、ガイドするものを使うと言う先生方もいますが、実は現時点ではまだあんまりあてにはなりません。
ほんの少しの角度、ほんの少しの違いが大きな差を生んでしまって、ガイド通りに植立できない、と言う報告も論文で出され始めているからです。
ガイドはあくまで位置を教えてくれるものとして活用して、その後外してキチンとできる技量を持っていないと、計画通りには出来ないのです。
歯科用CTにも誤差がありますし、何よりもガイドを作製している模型とかプラスチックに誤差が生じるからなのです。
なので、現時点での解決方法は、確かな腕を持っている先生にしていただくしかない、と言うしかないのが実情です。
これらの事が出来ない先生に掛かると、必要のない歯茎を切り開いて手術すると言うやり方をされてしまいます。
歯茎を切り開いてしまえば、当然低侵襲ではなくなり痛んだり腫れたりする可能性が高くなります。
安全性を重要視すると、今度は手術のやり方が大きくなってくると言う事も覚えて置いて下さい。
それらを避けるには、結局照射量の小さい歯科用CTを備えた、腕の立つ、低侵襲外科手術のできる先生を探すしかないのです。
これらのハードルを幾つも越えなければいけないので、抜歯即時植立インプラントは本当に難しい、とご理解いただけましたでしょうか。
私はしょっちゅう抜歯即時インプラント手術したと書き込みをしていますが、全てのインプラント手術に気を張り詰めて、物凄く注意深くして行っています。
成功させるにはそれしかないからです。
何本も軽々と植立するような真似は、私には出来ません。
やればやるほど難しさが身に染みて来て、大変であると感じます。
いつも、手術が終わった後、レントゲンを撮影してホッとしている毎日です。
どんな簡単そうに見えるものでも、どこに落とし穴が待っているのか分からないのです。
その時その時に応じて、瞬間的に判断して、正確に対処するしかない、が私の持っている結論です。
抜歯即時インプラントが安易にネットで出されている時代だからこそ、辛口で実情をご紹介しました。
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長年やり続けてきた経験と知恵、実績があるからこそできる事なのです。
インプラントしたいけどと考えている方、痛んだり腫れたりして怖いんじゃないかと心配な方、夢を一度の手術、低侵襲で痛まない方法で叶えたい方、一度ご相談にお越し下さい。
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03-3775-0044 もしくは kmdental21_genmatsumoto@yahoo.co.jp までどうぞ
参照:http://www.samurai-implant.com/