寒さが私をダメにする。
私の冬の合言葉です。
冬の生活はこの一言で言い表わせる。
Tシャツ一枚で過ごせた夏が懐かしいよぅ。
17日は、これまた寒い日で、
先日買ったAラインのクラシックな薄手のコートを初めておろして、
毛糸帽子、革手袋で武装。
元「たま」の知久寿焼さんと、滝本晃司さんのライヴを観るため、
南青山MANDALAに行ってまいりました。
MANDALAに着いた頃には、
オープニング・アクトのサード・クラスの演奏が始まっていて、
なかなか素敵なバンドなのにしまった!と思いましたが仕方ない。
滝本さんの演奏に間に合ったんだからよしとしましょう。
サード・クラスの演奏が終わるとすぐ滝本さんが現れて、
「Gさんだ」「Gさんが来たよ」
とみんなコソコソ囁きあって、妙に静かな雰囲気でした。
私、こんなに近くで「たま」メンバーを見たのは初めてだったのですが、
もっと、客席が賑やかなのかと思ってました。
青山という土地のせいか?
みんな穏やかにステージを見つめてましたね。
Gさんは下手側にギターを持ってセッティング。
私は上手側。寂しい…。
「あ、どうも、滝本です」の挨拶の後、
静かに『星を食べる』が始まります。
オレンジ色の光に包まれて、足を組み、囁くように歌うGさんの姿。
とっても暖かい気持ちになりました。
この数か月、悲しい時にはGさんの曲を聴いていた気がします。
『さよならおひさま』とか。(やんなかったけど。)
さよならーおひーさま、
ぼくはーもういいや、
これでーおわりにすーるー。
これだけ読むとさみしいけど。
でも聴いていると、トゲトゲしていた気分が柔らかくなって、
イライラもなくっちゃいます。
だから、寝る前に聴くGさんの曲は最高。
ぐっすり眠れちゃいます。
そんな私なので、Gさんの生歌でちょっと眠たくなってしまいました(笑)。
だっていい声なんだもん。
ほんわか聴いていたので、おそらくやった曲は
『レインコート』『まばたき』『楽しい楽しい時間』あたりだったかなーと。
知久さんは後半あたりからGさんのステージを見ていましたね。
あ、まさかサード・クラスの演奏の時に脇にいたのは知久さんだったんじゃ…
来るとき邪魔しちゃいました。
Gさんの演奏が終わると、知久さんと交替。
今度は上手側です。
ギターを抱えてハープを首にかけている知久さんがすぐそこに!
弾き始めたのは『ゆめみているよ』。
ところが、PEの調整で低い弦の音を大きくしてもらい、
光のあたり具合の問題でやり直してました。
「影が出来るから…」って言ってたような…。
そして、改めて弾き始めた知久さんでしたが、
その姿がなんだか神々しくて、息を呑みました。
Gさんの歌の穏やかな中に影のある、独特で静かな雰囲気も魅力的なのですが、
知久さんの演奏の迫力には、体が痺れそうでした。
ハモニカをガブリとくわえて、全身から息を流し込んでる姿。
左手はガッシリとギターをつかんで、
歌い始めると地面から掘り出してきたかのように身を捩らせて声を出す。
あの声が、あんなにも力強く発っせられるものだとは思いもしませんでした。
横からしか見られませんでしたが、
なんて男らしいんだろうかと、ほぉーっとなりましたよ。
こういう人をミュージシャンというんだよな。かっこいい。
今まで以上にお慕い申し上げます。
ずっとビール飲んでる部分も含めて(笑)。
私が最近ヘビーローテーションにしていた
『電車かもしれない』などを演奏した後は、
(『らんちう』の台詞は「昔むかし、あるところに…」から始まり、
予想もしないところで「おしまい」になってズルッ!と滑るかと思いましたわ)
サード・クラスも入ってバンドでの楽しげな演奏。
途中、知久さんが合いの手ならぬ、「合いの手揉み」を要求してたんですが…
「はい、揉んで揉んでー!」と。
それを脇で見ていたGさんが、
「あー、やっちゃったね」
と、若干嬉しそうに言ってたので、何事かと思ってたんですが、
旭川の常連のおじさんたちが、
のれるねーって感じで話し掛けてきたときにやっていたのを真似たんだとか。
「サード・クラスはズンドコだから」みたいなことを知久さんがいってましたね。
最後はGさんも入って、『ハダシの足音』などをやりました。
大好きだー『ハダシの足音』!
これで前半が終わり、
休憩を挿んで後半は知久&滝本&ロケット・マツ&小俣佳久によるユニット
『2 ni』(に、と読む。厳密にはGさん知久さんのユニットなんで2なのでしょうが。)
の楽曲をサード・クラスのサポートで演奏しました。
『2』はインストアルバムで、タワレコで言えばOTHERSコーナーにあるような、
でもエレクトロニカには入れて欲しくない。
かといってパスカルズとはまた違うかも…
印象的だったのは「つぼみ」という曲。
鳥の鳴き声みたいな音が、現れては消える…
でも、タイトルをみたら「Bugs under the moon」と書いてあるので虫ですね。
あとは「ハモニカギター」。
これを聴きながら、好きな人と、川沿いから夕方の空を眺めたりしたいものです。
アンコールはふたりだけで「に」でした。
ふたりがお互い鍵盤に向かってやりとりするように演奏してる様子って、
すごく新鮮です。
久々に立ちっぱなしは辛かったけど、
全然苦痛に感じない短い三時間でした。
ちなみに帰りは寒くてすごく苦痛だった…。
「南風」を歌いながら、自分を元気付ける私でした。
今度は誰かと行きたいな。
一人で見るのはもったいないです。
私の冬の合言葉です。
冬の生活はこの一言で言い表わせる。
Tシャツ一枚で過ごせた夏が懐かしいよぅ。
17日は、これまた寒い日で、
先日買ったAラインのクラシックな薄手のコートを初めておろして、
毛糸帽子、革手袋で武装。
元「たま」の知久寿焼さんと、滝本晃司さんのライヴを観るため、
南青山MANDALAに行ってまいりました。
MANDALAに着いた頃には、
オープニング・アクトのサード・クラスの演奏が始まっていて、
なかなか素敵なバンドなのにしまった!と思いましたが仕方ない。
滝本さんの演奏に間に合ったんだからよしとしましょう。
サード・クラスの演奏が終わるとすぐ滝本さんが現れて、
「Gさんだ」「Gさんが来たよ」
とみんなコソコソ囁きあって、妙に静かな雰囲気でした。
私、こんなに近くで「たま」メンバーを見たのは初めてだったのですが、
もっと、客席が賑やかなのかと思ってました。
青山という土地のせいか?
みんな穏やかにステージを見つめてましたね。
Gさんは下手側にギターを持ってセッティング。
私は上手側。寂しい…。
「あ、どうも、滝本です」の挨拶の後、
静かに『星を食べる』が始まります。
オレンジ色の光に包まれて、足を組み、囁くように歌うGさんの姿。
とっても暖かい気持ちになりました。
この数か月、悲しい時にはGさんの曲を聴いていた気がします。
『さよならおひさま』とか。(やんなかったけど。)
さよならーおひーさま、
ぼくはーもういいや、
これでーおわりにすーるー。
これだけ読むとさみしいけど。
でも聴いていると、トゲトゲしていた気分が柔らかくなって、
イライラもなくっちゃいます。
だから、寝る前に聴くGさんの曲は最高。
ぐっすり眠れちゃいます。
そんな私なので、Gさんの生歌でちょっと眠たくなってしまいました(笑)。
だっていい声なんだもん。
ほんわか聴いていたので、おそらくやった曲は
『レインコート』『まばたき』『楽しい楽しい時間』あたりだったかなーと。
知久さんは後半あたりからGさんのステージを見ていましたね。
あ、まさかサード・クラスの演奏の時に脇にいたのは知久さんだったんじゃ…
来るとき邪魔しちゃいました。
Gさんの演奏が終わると、知久さんと交替。
今度は上手側です。
ギターを抱えてハープを首にかけている知久さんがすぐそこに!
弾き始めたのは『ゆめみているよ』。
ところが、PEの調整で低い弦の音を大きくしてもらい、
光のあたり具合の問題でやり直してました。
「影が出来るから…」って言ってたような…。
そして、改めて弾き始めた知久さんでしたが、
その姿がなんだか神々しくて、息を呑みました。
Gさんの歌の穏やかな中に影のある、独特で静かな雰囲気も魅力的なのですが、
知久さんの演奏の迫力には、体が痺れそうでした。
ハモニカをガブリとくわえて、全身から息を流し込んでる姿。
左手はガッシリとギターをつかんで、
歌い始めると地面から掘り出してきたかのように身を捩らせて声を出す。
あの声が、あんなにも力強く発っせられるものだとは思いもしませんでした。
横からしか見られませんでしたが、
なんて男らしいんだろうかと、ほぉーっとなりましたよ。
こういう人をミュージシャンというんだよな。かっこいい。
今まで以上にお慕い申し上げます。
ずっとビール飲んでる部分も含めて(笑)。
私が最近ヘビーローテーションにしていた
『電車かもしれない』などを演奏した後は、
(『らんちう』の台詞は「昔むかし、あるところに…」から始まり、
予想もしないところで「おしまい」になってズルッ!と滑るかと思いましたわ)
サード・クラスも入ってバンドでの楽しげな演奏。
途中、知久さんが合いの手ならぬ、「合いの手揉み」を要求してたんですが…
「はい、揉んで揉んでー!」と。
それを脇で見ていたGさんが、
「あー、やっちゃったね」
と、若干嬉しそうに言ってたので、何事かと思ってたんですが、
旭川の常連のおじさんたちが、
のれるねーって感じで話し掛けてきたときにやっていたのを真似たんだとか。
「サード・クラスはズンドコだから」みたいなことを知久さんがいってましたね。
最後はGさんも入って、『ハダシの足音』などをやりました。
大好きだー『ハダシの足音』!
これで前半が終わり、
休憩を挿んで後半は知久&滝本&ロケット・マツ&小俣佳久によるユニット
『2 ni』(に、と読む。厳密にはGさん知久さんのユニットなんで2なのでしょうが。)
の楽曲をサード・クラスのサポートで演奏しました。
『2』はインストアルバムで、タワレコで言えばOTHERSコーナーにあるような、
でもエレクトロニカには入れて欲しくない。
かといってパスカルズとはまた違うかも…
印象的だったのは「つぼみ」という曲。
鳥の鳴き声みたいな音が、現れては消える…
でも、タイトルをみたら「Bugs under the moon」と書いてあるので虫ですね。
あとは「ハモニカギター」。
これを聴きながら、好きな人と、川沿いから夕方の空を眺めたりしたいものです。
アンコールはふたりだけで「に」でした。
ふたりがお互い鍵盤に向かってやりとりするように演奏してる様子って、
すごく新鮮です。
久々に立ちっぱなしは辛かったけど、
全然苦痛に感じない短い三時間でした。
ちなみに帰りは寒くてすごく苦痛だった…。
「南風」を歌いながら、自分を元気付ける私でした。
今度は誰かと行きたいな。
一人で見るのはもったいないです。